親子関係

あなたが嬉しいと、私も嬉しい

この話から。↓

発達特性とゲームいやー。 すまんこってす。 最近、筆が進まない。 ブログが更新できない。 なんでかって、そりゃ。...

 

まーたPがゲームの話してるよ。

ゲームとか漫画とか、あたしゃ興味ないんだよ。

 

って思った人。

 

いるよね?

たくさんいるよね?

 

興味のない話

このブログを読んでいるのは、大多数が「子どもを持つお母さん」と思われる。

すると大方、ゲームや漫画には興味がない。

そりゃそうだろう。

 

まぁ、僕が嬉々としてゲームの話をしていても、スルーすればよい。

 

また言ってるよコイツ。

だから友達いねーんだよ

と、心の中で毒づきながら。

 

やめて!

僕に友達がいない話は、今は関係ないよ。

傷をえぐらないで!

 

 

でも、我が子がゲームやら漫画やらの話をしてくると。

正直興味ない。

ただ、無視もできない。

一応、ひきつり笑いで相槌を打つけど。

正直しんどい……。

 

 

コメントをいただいた。

 

私から見たら、何が楽しいのか全くわかりませんが、毎日コツコツ野菜を収穫し、リフォームしたり、ライフイベントをこなしたりすることを楽しんでいます。

 

まさに先生の書かれている通り、ずーーーーーっと話してますよ。全く分かりませんが(笑)、なるべく聞いています。仕方なく聞いている時が殆どですが^_^;彼がどんな風に考えているか思っているのか、など、垣間見えることもあり、ためになる時もあったりします。

 

今日は〇〇作った、〇〇やってみたら次のところに進めたなど、仕事から帰宅すると目をキラキラさせながら話してくれます。ほぼ興味のない母親は全然内容を把握しておらず、「良かったねー」しか言えてませんが。。。

 

 

ですよねー。

 

そうなる。

熱量に当てられ、「お、おぅ……」ってなる。

ちょっと引く。

ちょっと、いや結構しんどい。

 

 

外来でも、同様の相談はよくされる。

 

母
できる限り聞いていますが、結構つらい……。

エンドレスだし、私も疲れてるし、家事とかしたいし。

 

わかる。

わかりみ。

 

守備範囲外の話

興味のない話を延々聞かされるのは、正直しんどい。

 

僕は、子ども文化全般に詳しい方だと自負しているのだけど。

子どもの中でもちょっと大人向け、中高生のカルチャーには疎い。

 

 

女の子
女の子
あんスタ大好き!

 

あんスタってなんだ。

 

 

……コレか。↓

 

 

女の子
女の子
K-POP大好き!

 

すまん。

わからぬ。

 

 

女の子
女の子
メイクと服にハマってー。

 

よう分からんけどかわちい。

 

 

うちゅくしい。

 

 

 

ちゅき。

 

 

 

こう見ると、「ちょっとおマセな女子の文化」が分からんのだな。

さすが、永遠の5歳児。

精神年齢ずっと子ども。

 

男子の方が、比較的分かりやすい。

ハギーワギーは、患者さん(小学生男子)から教えてもらったんだけど。

即日YouYube見たもんね。

おぉコレか! ってなった。

理解しやすい。

 

 

というように、興味のない話を高い熱量で語られるときがある。

困る。

 

聞いてあげたい。

不登校で塞ぎがちなこの子が、目を輝かせて話している。

本気で好きなのだろう。

共感してあげたい。

 

それは本心。

でも。

でも。

 

できねぇ!

正直興味ねぇ!

 

 

この葛藤を、ゲーム好きの子を持つゲームに興味ないお母様方も繰り広げていらっしゃることと思う。

親子でも、別の人だもの。

お疲れ様です。

 

気持ちを受け取る

ここで興味を持ち、一緒に楽しめるとベストだけど。

一緒にゼルダやったりモンハンしたり、TikTokerを推せるといいんだけど。

 

でも、興味ないものは興味ない。

こっちだって、感情のある人間だ。

しんどいときもある。

 

 

そんなときは、こんな言葉をかけると良いよいに思う。

 

あなたが嬉しいと、私も嬉しい。

 

あなたが、それが大好きなことは分かった。

とても楽しんでいることも受け取った。

内容はよう分からんけど、あなたが楽しそうで、私は嬉しい。

 

これでいいんじゃないかと思う。

 

 

実際、僕はそうしている。

 

そっかそっかー、Snow Manが大好きなんだねー。

コンサートにも行ったのかー。

楽しく外出できたことが、僕も本当に嬉しいよ。

好きなこと、どんどんやっていこう。

 

正直、Snow Manも、Six TONESもよう分からん。

なんでコレでストーンズと読むのか、全然分からん。

でもこの子が、大好きで、熱くて、生きる希望なのはよく分かる。

 

これでいいんだと思う。

詳しい話はせずとも(どうせ通じないから)、この子は受診のたびに大好きなことの話をしてくれる。

 

女の子
女の子
アリーナ席が当たったんですぅ!!!

 

目を輝かせて報告してくれる。

 

母
普段は不安が強くて電車にも乗れないのに、コンサートのために県外まで遠征しました。

自分で時刻表を調べて。

 

親御さんも嬉しそうだ。

 

 

よくわからん。

よくわからんけど。

 

 

ちゅき。

 

 

「大好き」が、ポジティブに働いていることはよく分かる。

これでいいんだと思う。

 

まとめ

興味のないことを、無理に理解しようとしなくていいのだろう。

その子はその子のままでいいし、あなたはあなたのままでいい。

僕は僕のままだし。

 

内容の理解は無理でも、「あなたはそれが大好き」は理解可能だ。

あなたがハッピーなことが、私もハッピー。

あなたを見てるし、応援してる。

これだけ伝えればよいように思う。

 

「どーせ親に言っても伝わらん!」と、子どもは趣味の会う仲間を探しに、社会へと漕ぎ出していく。

POSTED COMMENT

  1. みーこ より:

    あぁ、めちゃくちゃわかります。
    KPOPとかユーチューバーとか、ぜんぜん全く娘と趣味が違ってて(^_^;)
    聞いてあげなきゃって思うけど、聞いてると体がズーンと重くなる、、
    一生懸命聞いてるけど、娘には興味ないことがバレている。。
    「ママも好きやったら共有できて楽しいのに、、」
    って。
    え?私が悪いのか?
    そういう話は友達としてくれ!と思うけど言えない、、不登校だから。
    無駄に傷つけるだけ。
    私が精神削って耐えるしかないと思ってました( ; ; )
    「あなたが楽しそうでママも嬉しい」これでいってみます1回。
    納得してくれるかわからないけど、、
    娘が楽しそうで私が嬉しいのは本当の気持ちなので!

  2. クッキー より:

    いつも興味深いお話しをありがとうございます。

    このコラムには場違いなコメントかもしれませんが、私個人としてはわからないがわからないのです。

    P先生のゲームアニメなどの話は、私ほとんどわかります。いつも首をブンブンしながら読んでます。中学生の頃から同人誌を書いていたオタクなもので^_^

    自分が親に理解されなかったことがあるので、子どもの好きは一緒に楽しもうと思っています。わからなくても否定はしない。こんな親に育てられると、子どももしっかりオタクになっていました。
    引きこもりだった娘が、どうしてもコミケに行きたいと、親子で電車を乗り継いでビックサイトに行ったことは良い思い出です。今は元気に登校しています。

    が、たまに不安にもなります。親に理解がありすぎるのも良くないのではないか。趣味の合う人が家族で賄えてしまうので、娘は外に友達を作ろうとしないように見えます。
    どうしたら良いのか、と今回読んで考えてしまいました。

  3. こまめ より:

    今日から早速使わせていただこうと思いました!まさにそれです。温かくて素敵な言葉ですね。
    私も子供の頃親にそう言ってほしかったなと思いました。

    たたただ聴くことに集中したいのに、途中から「友達と話すことはしないんだな」とか、「ところで勉強は…」など,自分の不安が湧き出てきてしまうので、親の不安をなんとかするのが1番難しいなと感じています。
    心から嬉しいよと言えるようになりたいなと思います。
    親も好きなこと大切に、自分は自分でいい、ですね。

  4. 匿名 より:

    そうなんですよ。好きな事の話は永遠語ってます。
    正直興味の無いゲームに関してはしんどい。。。
    お母さんにはよくわからないけど、好きなんだねーってひたすら言ってます。

    でも音楽に関しては私も好きなので、オススメ曲を息子に聞くとキラキラした目でプレゼンしてくれます(笑)
    聞いた後の感想を言うと、そうそう!いいでしょ?これはこうであーで。。。ってまた語ってます。

    一緒に何か語れるって嬉しいです。

  5. より:

    仰っていること、とてもよくわかります。

    私はよくわからなくとも、表情や声色、内容でこちらまで嬉しくなる方です。
    先生のゲームの例えも実はさっぱりわかっておりませんが(汗)、例えの上手いP先生なので、私がわかっていないだけで言い得て妙な例えなんだろうなぁと想像しています!
    わからないけど読んでいて楽しくなりますよ。

    一方で辛かったことや怒りやマイナスな感情も受け取ってしまい辛くなり激しい疲労感が。
    3人の子のうち同時に2人マイナスオーラを出していると受け身体制をとりダメなときには早々に寝てしまうほど。

    でも、話してくれるというのは嬉しいもの。
    心を開いてくれているからだし、
    健やかな方向にいきそうだし、
    なんだかんだと嬉しいです。

  6. まる より:

    あなたが嬉しいと私も嬉しい✨

    ぴったりの言葉見つかりました。
    ありがとうございます🍀
    いつも一生懸命聞いても、言葉が見つからず、へぇ~そうなんだぁ~、シーン(-_-)。
    となり、反省していました。

    私も両親にこんな言葉かけてほしかったな。
    先生の優しい心を感じて、あったかくなりました。

  7. わたえみ より:

    本当に。
    ハッピーならいい。
    元気ならいい。
    そう思います。

    『社会へと漕ぎ出していく』
    読み聞かせもそろそろ終わるのかもな~なんて思いながら毎日読んでます。2歳?3歳?からだから・・・10年(自分でもびっくり)!!!これは私が苦にならないことなので良いのですが。いつかは離れていく=終わりが来るわけで、ある意味貴重な時間、と思います。

    離れていかないと困る^_^;)とも、思ったりしますが(笑)。

    いつもありがとうございます。

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