物事がヘンになるのには、必ず理由がある。
全国津々浦々の奇祭だって、それがヘンになった理由があるってもんで。(知らんけど)
その子は多分、急に『ヘン』になったのではないと思う。
以前からなんらかの問題があって、「その瞬間」に溢れ出たのではないでしょうか。(トラウマレベルの重大事件が起きたのでない限り)
と、僕は思うんだ。
状態悪化の道のり
前回、回復までの道のりを書いた。
次に、悪化する道のりもみてみよう。
↑コレね。
回復期と同様、悪化するときもストーンと下がるわけではないように思う。
下がったり持ち直したり、でもやっぱり下がったり。
ナミナミしながらゆるやかに下降していく。
「急に悪くなった」んじゃなくて、だいぶ前から調子悪かったんよね、きっと。
でも。
それまでは全然問題なかったんです。
そうおっしゃる親御さんがいる。
なぜ?
多分ね。
エネルギー30%までは表在化しないから。
ある程度以上のエネルギーがあると、子どもはうまく隠すんだと思う。
子どもだって事を荒立てたくないわけじゃん?
極力大騒ぎしないわけ。
いや、する子はするんだけどさ。
そうやって小出しにできる子って、きっと暗黒期には突入しないんだと思う。
大人に心配かけまいと自分で解決しようとする子。
あと、自分の不調に気づいていない子。
※
「学校がしんどいわけがない」
「みんな優しいし、いい人だ」
「勉強だって自分が頑張れないのが悪い」
「先生も、私のためを思って強く言うんだし」
みたいな、ポジティブな頑張り屋。
「大丈夫」と「大丈夫であるべき」の区別がついていないんだよね。
「学校に行きたい」と「学校へ行くべき」の区別がついてない。
この子たちが、神経をすり減らしちゃうんだと思う。
「真面目」な「いい子」なんだけどね。
こう考えると、「真面目」って結構危うい。
真面目なやつは極端から極端へ走るって浦飯幽助が言ってたし。
だから次の霊界探偵は不真面目な奴にしたってコエンマが言ってた。
(例えはいつも漫画かゲーム) (大事なことは全部ジャンプから学んだ)
で。
この子たちが、エネルギーレベル30%を切ったあたりから、隠し通せなくなる。
やっぱり動けなくなったり。
目に見えて荒れたり。
明らかに元気がなくなったり。
こうなって初めて親御さんがキャッチ可能になる。
子どもの様子がおかしい! って。
ちょうどこのタイミングでトラブルがあったりすると、
と思いがち。
でも多分、そのトラブルって最後の一滴に過ぎなくて。
それまでに相応の時間をかけて、エネルギーレベルが下がっていたのでしょう。
いっぱいだったコップの、最後の一滴。
そのタイミングで溢れたってだけ。
余談だけど、だから不登校の理由の解明って難しい。
ってことで、だから例えば子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、まず休ませることが推奨される。
その言葉が出る時点で、もういっぱいいっぱいの可能性が高いから。
親御さんは初耳だからがんばらせようとしてしまうけど、子どもはすでに頑張り切った後だったりする。
30%
これまで見てきたように、エネルギー30%ってキーポイントなんだと思う。
- 調子が悪いのが隠せなくなるのが30%で。
- 暇で動き始めるのも30%で。
逆に言えば、30%以上の充電があれば、大きなトラブルなく日常が回る(ことが多い)のではなかろうか。
30%以上をキープするよう心がけたい。
と、僕は意識しながら生きている。
ってことで、僕のスマホの充電が30%を切りそうなので、ここらでやめる。
「オメー友達いないからスマホの充電30%でも問題ねーじゃん。
誰からも連絡来ねーじゃん。」
ちちちちち違わい!
僕だって地図アプリとか見るんだい!
今回もありがとうございます。
30%もエネルギーたまってないから
息子は外にも出れないんでしょうか。
なかなか長いですね…
初診で何か思い当たることがあるか聞かれたけど、何もなかった。
そして、何故急にこうなったか聞いたけど、出方が変わっただけで、急になった訳ではないと言われました。
警察にお世話になっての気づきという位の急変。狂変。だったんですけどね。
精神も肝臓みたいなものなのですね。
正に娘のことのようです。
母は動けなくなる前に気がついてあげられなかった…
小6後半で明らかに不調だったのに娘は学校には通うべきだと思っていたので6年間皆勤でした。
思い返せばASDの特徴があったのに、両親とも無知でASDのせいだとは微塵も考えたことがありませんでした。
散々な中学時代でしたが本人はあまり覚えていないそうです。学校に行かない時は、毎日のように好きなショッピングに出かけたり、ありきたりの京都奈良の修学旅行のかわりに母娘で北海道や沖縄に旅行しました。現在は波はあるものの全日制高校に通学しています。
いつの日か自分の特性を理解して、うまく折り合いをつけながら自立して行って欲しいです。