なんか、思ったんだけど。
例えば最近、不登校の話をいっぱい書いたんだけど。
学校に戻ってくれ!
そうじゃないと不安で不安で。
みたいな話になるじゃん。
親が不安だから、学校に戻ってくれたら安心って話なんだけど。
(「親の不安」と「子の不安」をごっちゃにしちゃってるんだけど、今日はその話はしない)
思ったんだけど、学校に戻れば安心なの?
むしろなんで?
問題が起きた「理由」
目の前に問題が起こる。
例えば、子供が不登校とか。
他にも、何でもいいんだけど。
- お金がない
- 教育資金が足りない
- 父のサポートがない
- 子供が反抗的
- 子供が勉強しない
- 子供がニート
- 子供がひきこもり
- 子供がキモオタ
- 母はジャニオタ
とか。
子育て関連の例を出したけど、まぁ他にもなんでも良い。
人生で直面する問題とかトラブル。
- 親の介護問題
- 嫁姑問題
- ママ友トラブル
- モラハラ夫
- セクハラ上司
- パワハラ上司
- キメハラ小児科医(僕のこと?)
まぁ、なんでもいいんだけど。
「なんでそうなったのか」ってのが大事じゃない?
なんでそうなって、じゃあどうしたいの? って。
僕は、物事がヘンになるには必ず理由があると思っていて。
ヘンなこと(少数派に属すこととか、予想と違う状況になったり。)が起きたなら、そこには必ず理由があるはずで。
※『偶然』という理由も含めて、そうなった理由である。
ふぅ、これで一安心。
ホント?
むしろなんで?
僕は思うんだ。
何も解決してなくね?
むしろ、何も安心じゃなくね? って。
問題の先送り
物事がヘンになるには、必ず理由がある。
不登校の子には、不登校になった理由があるはずで。
それを無理やり学校に戻すって、表面的に問題解決した風を装ったに過ぎない。
「今日は学校に行きました」ってだけ。
明日も明後日も、1ヶ月後も学校に行く?
1年後は?
5年後、10年後はどうなってる?
大人になって、社会でつまずいたときどうなる?
問題の先送りじゃない?
目の前の問題に蓋をしただけで、病巣はそのままじゃない?
アカザ倒してもまだ無惨が生きてるなら、また新たな鬼が出るよね。
新たに鬼にされる人と、新たな被害者が出るよね。
解決してなくね? (何でも鬼滅に例えるキメハラやめて)
「自分は刺激に敏感で学校では疲れてしまう。それを自覚した上で、でも学校で勉強したり友達と遊んだりする方がプライオリティーが高いから、ある程度の疲れは許容する覚悟で復学します」
なら分かる。
でも、
「いやだよいやだよ学校とにかくいやだよでもお母さんが引っ張って連れて行くし家での立場もなくなるし愛してもらえないのはもっと嫌だから嫌々学校に行くしかない頑張れ俺は長男だから」
は全然解決してない。
その様子を見て「あーよかった今日は学校に行った」って安心するのは、問題の先送りに他ならないと思う。
外来でもよく聞く。
とか。
ちょっと前までは、「父と子の衝突に伴う家庭内暴力がひどい」という主訴だったのに。
それよりゲームの時間が長くて……。
みたいに母の興味が移り。
で、父が出張から戻ると案の定
「大変です! また子供の暴力が始まって、蹴られて壁に穴が!!」
みたいな。
父が出張から戻るの、分かってたやん!
一時的な、見せかけの平和やん。
無惨様がいる限り、真の平和は訪れないわけやん。(キメハラ)
FF10でいうと、ナギ節やん。(FFハラ)
先送りしない
解決してないなら、先送りしない。
目の前のことを取り繕わない。
メッキはすぐに剥がれる。
先送りしても、またどこかでつまずくよ。
しかも、遅ければ遅いほど爆発は大きいよ。
これはそうだと思う。
そうでしょう。
そうだと思う。
お子さんが大事だからこそ、目の前のトラブルに右往左往してしまうのですよね。
でも。
だからこそ、問題を先送りしない。
お子さんの将来が心配だからこそ、問題から目を逸らさない。
問題の本質をよく見てほしい。
親はずっと子供について回れるわけじゃない。
手を離して、一人で歩く日が必ず来る。
だからこそ、今この瞬間、目の前だけを綺麗に取り繕うんじゃなくて。
親がいなくてもこの子が生きていけるように、本質を見てあげてほしい。
トラブルが起きて、むしろ良かったと思う。
今でよかった。
親御さんの目が届く、今でよかったよ。
なんでトラブルが起きた?
この子はどんな特性を持つ?
それが大事。
負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。
それが大事。(ちょっと意味わかんない)
ダメになりそうなときが、一番大事。(ちょっと全然わかんないけど、ま、いっか。) (ここにきて問題の先送り)
このブログを見つけて少し救われています。
でも、朝、子供が学校に行きたくないというとまた落ち込みます。
中学2年男子、学習障害があると思いますが検査は受けていません。
運動はできる方だと思いますが、授業が苦痛で学校に行けないので、部活もできません。コロナもあり大会もすべて中止なので、学校に行く意味、楽しみがないといいます。
かといってこのまま午前中は寝る。夜起きてる。朝起きれない。の生活リズムで家でゴロゴロしていて不安しかありません。
親にできることは何でしょうか?
ナギ節に一番反応してしまいました笑
いつも読んでます。
わかりますよ。
まだ小学校なのに、、中学行かなくて高校行かなかったらどうなるの?なんて、きっと大変ご不安だと思います。
でも、手元に子供がいるうちはまだ心配の質が違う気がする。手元にいなければ最悪気がつけばこの世にいなくなる場合がありますから。もうどうしようもないですます。
相棒というドラマで女の子が家出をして、その子の為に誘拐偽装した牧師を責める両親に、今はこれで済んでるけど、いつまでも子供のままではない、家から出るというのは生きて出るだけではないと諭す場面がありました。そうだなーと一昨年思いました。
ストレスに対しては逃げたり投げ出したりしてもいいけど、自分の子には、逃げ出さずにちゃんと向き合えって解釈であってますか?
こどもと、とことん向き合います!
懐かしい歌。
P先生、今日もありがとうございます。
「問題の先送り」、なるほどなるほどと、
深~くうなづきながら読ませていただきました。
ね、無残倒さないとね。
ヴォルデモート倒さないとね。
でもラオウを倒してもその次が・・・ってゴメンなさい(笑)。
先日の努力撲滅計画「準備」!の話も大好きで。
おかげさまで、
子供たちにかける言葉と視線が、
少し、
自分でも暖かくなったかなと思います。
ありがとうございます!