人の話を聞かない子。
先生の話は聞いてないし、親の小言も馬耳東風。
自分の話ばっかりよく喋る。
まったく、にくたらしいっ。
主訴:人の話を聞かない
という患者さんもいる。
そんな方へ。
話を聞かせる方法
「人の話を聞く子に育てる方法」。
パワーワードだ。
もちろん、発達障害絡みの可能性はある。
ADHDは基本的に、人の話を聞かないし。
ASDも興味のない話は聞かない。
知的にゆっくりで、理解できないから聞かない可能性もある。
病院には、このような鑑別を求めて受診される。
個々のケースを見ていくわけだが。
ブログで、不特定多数に「人の話を聞ける子に育てる方法」を伝えるなら。
コレ一択。
子どもの話を聞く
コレだね。
「人の話を聞く子にする方法」って、すげーパワーワードだ。
大人は大抵、人の話を聞く子に育ってほしいと思っている。
でも子どもは、基本的に話を聞かない。
そういう生き物だ。
みんな、話を聞かない。
聞いているように見えて、実際全然聞いてない。
聞いてないように見えるなら、想像のさらに上をいって聞いてない。
ホント、全っっっっっ然聞いてないからね。
「人の話を聞く子に育てる方法」。
吸引力のあるパワーワードだ。
俺の話を聞け!
2分だけでもいい。
(タイガー&ドラゴン)(知ってます?)
そう思うなら。
話を聞かない子の、話を聞く。
コレだね。
圧倒的にコレ。
話を聞かせたいなら。
先にその子の話を聞くこった。
聞いてもらった経験
人に話を聞いてもらった経験のない子は、人の話を聞けない。
これは真理で。
子どものうちは、みんな話が聞けないんだけど。
だんだん差がついてくる。
話が聞ける子と、聞けない子と。
人の話が聞ける子は、絶対におトク。
人の意見に耳を貸せる子。
自分で思いつかなかった方法に気づき、自分で気づかなかったミスを発見する。
自分以外の脳をうまく使うって、ライフハックとして超重要。
人の脳を使う。
うむ。
非常にステキな響きだ。
他力本願で、省エネで、効果が高くて。
めちゃ有用なライフハック。
僕大好き。
常にこうありたいものだ。(ザ⭐︎他力本願)
話が聞けない子は、自分の脳みそ一つで勝負するしかなくなる。
これ、正直かなりキツい。
一人で考えつくことなんてタカが知れている。
発達にデコボコがある人は特に。
人の話を聞かない、あの大人。
自分の意見ばかりで、人の意見を聞けない、あの大人。
おそらく、子どもの頃に話を聞いてもらえなかったのだ。
そういう環境で育ってきた。
そう考えると、あの人も被害者……なのかも。
まとめ
人に話を聞いてもらった経験のない子は、人の話を聞けない。
人の話を聞けない子。
聞けないんだから、何を言っても入らない。
「話を聞け!」という話が聞けない。
じゃあ、何を言っても無駄だろう。
話を聞かせたければ、その子の話を聞くことだ。
不条理で、感情的で、とりとめのない話を。
まず先に、大人が聞くこと。
いつだって、大人が先だ。
話を聞いてもらった子は、人の話を聞けるようになる。
いつ?
そのうち。
大人になるまでには。
俺の話を聞け 2分だけでもいい
お前だけに本当の事を話すから
2分ぽっちをケチって子どもの話を聞かなかったら、せっかくの「本当の事」を聞き逃すかもしれませんね。ついつい忙しいと適当に聞いてしまう子どもの話。少しの時間だけでもきちんと向き合って、聞いてあげようと思いました。
以前子供達と話したのを思い出しました。話を聞きたいと思う先生と聞きたくない先生がいるそうです。それはどんな先生かを聞くと、やはり前者は子供の話を聞いてくれる、聞こうとしてくれる先生の話は聞こうと思えるそうです。後者は否定や正論の押し付けだそうです。大人対子供じゃなく、人対人なのだということを感じました。子供はちゃんとわかってるし、大人をよく見ています。聞いてくれるから聞くだろうし、話すんですねきっと。いつもブログ楽しみにしています。残暑も続いています、ご自愛ください(^^)
今中1の息子、今思えば小さい頃からじっくり話を聞く事をしていなかったかもしれません。
多動気味だったので、向き合ってじっくり話し合うタイミングもあまりなかったのですが。
2年前くらいから、まずいと思い過剰にとりとめのないグダグダな愚痴やら話を聞くようにしてみました。
そしたら、確かに多少聞いてくれるようになった気がします。
相手が今どう思ってるか、全然気にしない子なので私の事などおかまいなしでひたすら愚痴を話してます。聞くのはしんどいですが、しばらく頑張ってみます。