この話から。
HSC、および細かいことを色々気にする想像力豊かなタイプの人。
こんな人に大事なこと。
努めて窓を閉め、殻にこもろう!
複雑に考えすぎるHSC
HSCに代表される、細かいことによく気づき、しかも想像力が豊かな人。
不安が強く、ネガティブなことばかり考えてしまう人。
考えて考えて考えて、紆余曲折した挙句におかしな場所に着地することがある。
考えすぎて、ワケわからなくなっちゃうんだよね。
情報量が多すぎて、アイデンティティが崩壊。
歯切れが悪かったり、でも妙なところで頑固だったり。
周りからは、「?」って思われる。
そこは悟空って言い切ってくれよ!
みんなそれを望んでいるんだよ!
不思議ちゃんとか天然とか言われちゃうタイプの人。
こんな人は、努めて情報を減らすほうがよい。
努めてシンプルに考える。
そうすることで、周囲との思考のズレを減らす。
楽に世間を渡っていくために必要な能力だ。
シンプルに、そのままでいいんだよ。
※とは言っても考えすぎちゃうんだけどねー。
窓を閉める
同時並行して。
このタイプ、こっちの能力も死ぬほど大事だと思うんだ。
情報を減らすだけじゃなく、シャットダウンする時間を持つ。
情報の洪水で、ぐったり疲れてしまうこのタイプ。
疲れちゃった子たちが、僕の外来にたくさんやってくる。
僕は外来で、周囲との思考の違い(他のみんなはそこまで深く考えていないこと)を説明するんだけど。
同時に、こっちも強調する。
窓を閉めて!
一人でリラックスする時間を作って!
情報は、窓から入ってくる。
HSCおよび深く考えすぎるタイプの人は、
- まず窓が多すぎるし、
- 入ってきた刺激について考えすぎる玉を持つ。
だから、矢印(アウトプット)がおかしなことになる。
この話ね。↓
何度も書いているように、玉は変えちゃダメ。
深く考えすぎちゃうのは、その人の欠点であり、美点でもある。
ここは変えちゃダメだし、変えようとしてもきっとうまく行かない。
そうじゃなくて、窓を閉めるのね。
つまり、努めて刺激を減らす。
しかも、ただ刺激を減らすだけじゃなくて。
完全に締め切る時間が必要だと思うのよ。
普段から、情報の取捨選択をして欲しいのはそうなんだけど。
これは、↓
この解像度まで落としてほしいんだけどさ。↓
それだけじゃなくて、外部からの刺激を完全にシャットアウトして、殻にこもる時間を持ってほしいのだ。
自室を快適に
具体的には、部屋で一人でリラックス。
空調とか照明を、いい感じに整えてさ。
騒音から離れて。
一人どっぷり、マイワールドに浸ってほしいんだ。
つまり、部屋を快適に。
基本的に、不登校に限らず心の問題を抱えた子は家を快適にしてほしいんだけど。
同時に、『部屋』も快適にして欲しいって話だ。
HSCや繊細な子は特に。
↑こんな話を聞く。
HSCには、さぞしんどかろうと思う。
HSCは、一人で殻に籠る時間が必要だ。
一人になれる時間と場所が絶対的に必要と僕は考える。
必要ない子もいるんだけどね。
ずっと家族と一緒にリビングで過ごしても全然平気って子。
この辺は個人差だ。
人によって、部屋がないとムリって子もいるのよ。
HSCタイプは、まず部屋が必要。
いくら家族でも、情報を拾いすぎてしんどくなる。
すべてシャットダウンし、電源を落とす必要がある。
部屋を与えてあげてほしい。
そして、入らないであげてほしい。
HSCは、一人で過ごしても、急に誰かが入ってくるかもしれないと思うと、それだけで気が休まらない。
せっかくの充電タイムに、充電されない。
一人で誰にも邪魔されない時間、マイワールドを担保してあげてほしいんだ。
このスキルは非常に大事で。
気を回しすぎて疲れちゃうHSCだからこそ、努めて電源を落としてほしい。
将来的にも(大人になっても)、上手に電源offする能力は非常に重要。
そのための時間や環境を自分で作る必要があるのが、HSCだ。
「頑張る」って大事だけど、同じように「休む」のも大事よ。
頑張るばかりでは続かないもの。
そもそも、みんながんばりすぎなんだよ。
もっと休んだ方がいいと思うんだ。
メリハリつけていきましょ。
一人の時間に、マイワールドを満喫して、充電する。
充電したら、明日はまたその多すぎる窓を開く。
HSCの、鋭い観察眼や瑞々しい感受性は、窓を閉めて殻に籠っている時間に完成される。
外界の刺激と、自分の内側の感性。
この両者を混ぜ合わせることは、その人にしかできない唯一無二の作業であり、人生の喜びだろう。
そんな『個性』を覗けるこの仕事は、僕はとても楽しい。
おはようございます*ˊᵕˋ*
私も娘もHSCです。中学娘は完全不登校、私は軽いうつ病で週1パートが限界です。ほとんどの時間一緒で辛いです。娘は自分の部屋があるのに使わない。。
私はリビングで1人ゆっくりしたいのに叶わない。
落ち着かない。。
ぜんぜん回復できません( ; ; )
これじゃあ病気も良くなりません!
保育園からずっとこんな感じで爆発しそうです。。
>外界の刺激と、自分の内側の感性。
この両者を混ぜ合わせることは、その人にしかできない唯一無二の作業であり、人生の喜びだろう。
これとてもステキ。
小6不登校2年目多分HSCですが、
娘に個室をあげられて良かったなと思いました。
うちの娘は個人部屋がないので、自分の布団の中にこもって音楽聴いたり、動画みたり(ブルーライトカットシート貼って、明るさ1番暗くして)してます。ぼーっと瞑想もしてるみたい(*^^*)
個人部屋のある家に引っ越そうよ?と誘っても、この環境が変わるのは嫌だといい、動かず・動けずです。
目は悪くなりましたが、心を守るために必要な時間だよねと、あたたかく見守っています。
おひとりさま大好きで集団からかれこれ数年自主避難してますが、推しのために街へ出かけるようになりました(*^^*)
今回もまたとってもいいお話し。
ありがとうございます✨
私自身、もがき苦しんで体得してきた術かもしれません。40代になり、2人の子を持ちやっと自覚しました。
辛い過去ばかりが多くなり、もっと早く自分を理解できていたらよかったです。
これから自分の玉も大切に、うまく窓を開け閉めしながら、不登校2人の子にも受け継いでいきたいです。
私が高校生くらいの時、父はよくお酒を飲んで12時ほぼピッタリに帰ってきました。酔った父と話すと面倒なので、私達兄弟は皆、父が玄関を開ける音がしたら一瞬で消灯、就寝。父は早く寝る様に子供達が小さい時からやかましくいう人だったので、自分がドアを開ける前には明かりがついていても開けた後には皆就寝でも、何も言いませんでした。
実際にどうするかはともかく、行動や言葉でいつ踏み込んでくるかわからないと子供が思っている親は、子供にとって、昭和の酔っ払い親父と同じ様な、うっかり顔を合わすのも面倒な存在じゃないかと、私は子供とシックリしない時に考えました。
なので、暇があれば散歩して、その後スーパーで半額になったお惣菜買って帰ってましたね。全部で3時間くらいの歩き。実際に鬱になったことはないんですが、悩みがある時は、自分の鬱の予防としても適度な運動をしておいた方がいい、何もしないともうすぐ足が上がらなくなってきてこけやすくなる年だしとも思って。自分の作るおかずが、半額お惣菜より価値があるとは自分でも思えなかったので、その点も問題なし(私の料理を美味しいって言ってくれる子は、基本お惣菜も文句言わないし、食べたいものがあったら、今度〇〇を作ってねと、次回のリクエストを具体的にする)。
子供にとっては親と確実に顔を合わせないという安心感と、親が散歩をするのを楽しみにしている、子供の他に関心を持っている事があると言うのがわかった点でもよかったんじゃないかと思います。実際、大雨で散歩に行けないと、散歩を喜ぶ犬の気持ちがなんとなくわかる様になりました^_^