心理学

自分を責める人

何かトラブルがあったとき、どう反応するか。

これ、思いの外個人差が大きいようだ。

 

自分を責めるか、人を責めるか、はたまた「しょうがなかった」なのか。

その人にとったら当たり前の反応が、他者からみたらビックリ! なんてことも。

 

解釈のズレ

トラブルが起きたとき、それをどう解釈し、解決していくか。

もちろん個人差はあって然るべきなんだけど。

 

それにしても一般的な反応、つまり『平均』からのズレが大きいと、周囲からの理解が得られづらい。

 

なんでそう考えんの?

 

ってなる。

 

 

 

 

女の子
女の子
AちゃんとBちゃんがケンカした。

私のせいだ。

 

ん?

AちゃんとBちゃんのせいでは?

 

とかさ。

 

 

 

 

男の子
男の子
僕が最初に手を出したけど、蹴ってきたアイツが全面的に悪い!

 

いや、キミが最初に手を出したんよな?

 

とか。

 

 

 

 

女の子
女の子
 勉強しなかったからテストできなかったんだけど、しょーがない、誰も悪くない。

 

いや、勉強しよーぜ。

 

とか。

 

 

 

 

こんな感じ。

 

結構ビックリするような解釈のズレがある。

その人の特性やね。

考え方の特徴。

 

その人の『玉』を通ると、アウトプットされる『矢印』の方向が変わるのでしょう。

悪いことじゃないんだけどね。

まぁトラブルの素にはなる。

自分を変えちゃダメ!!!② 〜矢印の話〜前回、窓の話を書いた。 『玉』を変えずに『窓』を閉めよう! って。 (↑これだけ聞くとマジ意味不) ht...

 

自分を責めるタイプ

でね。

 

人を責めるタイプって、もちろんトラブルになりやすいんだけど。

自分のことは棚に上げて、とにかく相手を責める人ね。

これはこれで困るのは、もちろんなんだけど。

 

 

でも案外、自分を責めるタイプも困っちゃう。

と思うんだ。

 

このタイプ、攻撃が自分に向く。

とにかく自分を責める。

そりゃもう、なんでそうなるの? ってくらい。

 

  • 成績が奮わないのは自分の努力不足だし。
  • 友達のトラブルも、うまく解決できない自分のせい。
  • 人にぶつかられて怪我をしたのも、よく見ていなかった自分のせい。
  • 私物を壊されたら、学校に持って行った自分の責任。
  • 先生の機嫌が悪そうだから、私(僕)がご機嫌をとらなくちゃ。
  • 役員の立候補者が出なくて場の空気が悪くなるくらいなら、自分が手を上げる。
  • そして引き受けた仕事は完璧にこなさないと!

 

もうね。

電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、コイキングが弱いのも、全部自分の責任。

「人のせい」という発想が皆無。

とにかく自分を責める。

 

で、自分のせいなのでなんとかしようと孤軍奮闘し、案の定うまくいかず、病院にやってくるのだ。

抑うつとか、起立生調節障害とか、不登校とかを発症して。

 

これ、案外困っちゃうと思うんだ。

 

「自分が」しんどい

この子、もちろんいい子ですよ。

本当にいい子。

 

人のせいにせず、自分を奮い立たせて頑張り続ける。

誰にでもできることじゃない。

圧倒的にいい子だ。

 

でも、疲れちゃうよね。

周りはよくても、自分が困っちゃう。

疲れて動けなくなっちゃう子を、たくさん見てきた。

 

 

そしてこれ、自覚するのが難しかったりする。

客観的には

いやそれ、アナタ1ミリも悪くないじゃん

ってシチュエーションでも、本人は自分の不注意や努力不足を責めている。

 

僕が悪くないよって言っても、そう簡単には聞き入れない。

 

 

だって、そう思っちゃうから。

「自分が悪い」って思っちゃうんだもん。

 

人を責めるって発想がないのだ。

あまりにもいい子。

いい子すぎるのだ。

 

 

このような子は、実はかなり多い。

こんなタイプは大々的なトラブルを起こすことはまずない。

環境への適応は、すこぶる良い。

 

ただ、人知れず疲れている。

そしてこんなに疲れているなんて、周囲は気づかない。

気付きようがなかったりする。

 

で、あるとき突然爆発する。

かんしゃくを起こしたり、不登校になったり、OD症状を発症したり。

 

客観的に自分を知る

じゃあどうするか。

このような特性を、自分で客観的に把握できるとよい。

 

自分の当たり前は、他の人の当たり前ではない。

 

当然っちゃ当然なんだけど、理解するのはなかなか難しい。

人は自分以外にはなれないからね。

他人がどう考えてるかなんて、わからないから。

経験の浅い子どもは特に。

 

 

病院だと心理検査で数値を示したりするけど。

まぁそこまでしなくても、周囲の大人が客観的な視点を示す程度でも良いと思う。

 

話してみると、大体わかる。

自分を責めるタイプだ! って。

 

 

自分一人で解決できる問題って、多くない。

一人の力では、どうしても壁にぶち当たる。

人にぶん投げて、人のせいにして、八つ当たりして生きていきましょう。

 

っていうと、このタイプの子たちは困ったように笑うのだけれど。

POSTED COMMENT

  1. 杜のモリモリ より:

    すごくわかります。ウチの子どももこのタイプなのかも。めぐまれた環境なのに「がんばっていない私はダメな子ども」と無理やりキズに塩を塗り込むネガティブに入ります。でも子どもがOD発症していない元気な頃は私もそういったことを言って「だからがんばれ」みたいにはっぱかけていたので反省してます。今はそれはたまたまそのような環境に生まれついただけだから気にするなって言ってますけど・・・。

  2. 匿名母 より:

    自分を責めるタイプ、困りますよね。全く責めないのも困るんだけど、ちょうどいいところで折り合いつけてよ、と思いますが子どもだし、、、でも大人になってもこのままかもしれないとも思ってしまいます。
    ただ、自分を責めるタイプでも、必死に頑張ったうえで自分を責める子ばばかりとは限らないのではとも思う。それとも、どーせ私なんて頑張っても無駄だし、的な責め方をするのはまた別なタイプですかね。他人から見ると頑張っていないように見えているだけで、頭は忙しく頑張っていて疲れ果てている、というのは感じるのだけれど、人のために(人目のために)自分をすり減らすタイプとも違う子が我が家にいる気がして。

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