この話から。↓
困ったことがある。
↓
情報を探して、トライしてみる。
↓
なのに、うまくいかないってばよ!
↑この時。
せっかく調べてやってみたのに、うまくいかなかった。
そりゃガッカリだ。
ネガディブにもなろう。
でも、逆に考えると、「うまくいかなかった」って、コレ、めっちゃデカい情報!
うまくいかない理由
うまくいかないとき。
それにはきっと、理由がある。
発達障害とかグレーゾーンとか、特性を抱えた子。
いわゆる「普通のやり方」ではうまくいかないことが多いですよね。
なぜか?
そう、特性があるからだ。
ここを見ずに、「普通のやり方」をゴリ押ししても、きっとうまくいかなくて。
根性論じゃなくて、うまくいかない理由、つまり「特性」を見る必要がある。
特性を把握した上で、じゃあ「たたかう」か「にげる」かを選択するわけ。
ここまでいいですよね。
でね。
「普通のやり方」ではうまくいかない場合の、「次のやり方」が提示されることがある。
口コミやネットで、または本や専門家の意見などで。
例えばこんなの。
- 公園から帰ろうとしない子には、「あと5回すべりだいを滑ったら帰ろう」みたいに予告してみよう。
- 忘れ物が多い子は、チェックリストを作って視覚的に示そう。
- 不登校は、まずはゆっくり休ませて本人の回復を待つ。
こんな類のヤツ。
いっぱいありますよね。
これはつまり、
苦手に対する工夫
だ。
公園から帰らない例だと、「切り替えの苦手な子が、切り替えやすくなる工夫」である。
平均的な子は、適度な声かけでそれなりに帰れる。
でも、この子は帰れない。
切り替えが苦手だからだ。
じゃあどうするか。
切り替えが苦手で帰れない
↓
じゃあ、ハイ終わり!でぶち切るよりも、「あと○回」と見通しを持たせる方が切り替えやすい
という工夫ができる。
平均と比較してこの子は切り替えが苦手だから、じゃあ予告してみたら? って提案ね。
忘れ物の例なら、「不注意な子に注意を促す工夫」だ。
この子は不注意が強く、どーーーーーしても忘れ物をしちゃうわけ。
悪気なく、うっかり。
じゃあ、
チェックリストを作る
↓
視覚的に持ち物が把握できる
↓
聴覚情報のみより格段に意識しやすい
ってことね。
このように、苦手なことに対し、それが苦手な『理由』を考え、対策を講じる。
うまくいかない『理由』って、多くの子で共通するから。
だから「こんなふうにしてみるとうまくいくかもよ」って提案してるわけね。
※成功する方法って人それぞれだけど、失敗はだいたいみんな似てる。だから多くの人が共通して失敗する部分にアドバイスがある。
でね。
ここで、
うまくいかないときの方法を試してみたけど、それでもうまくいかない
ってケースが出てくることが予想されるわけです。
それな。
みんながみんな、同じ原因でつまずいているわけじゃないからね。
この時にさ。
ただイラついたり落胆するんじゃなくて、その『理由』を考えようぜっていう、僕からの提案。
公園の例だと。
この子は切り替えが苦手だから帰れない。
↓
回数を予告して見通しを示す。
↓
なのに、それでも帰れない。
そしたらさ。
じゃあ、それを上回る過集中やこだわりがある?
とか、
感覚過敏があって砂の入った靴を履きたくないんじゃ?
とかさ。
考えられるじゃん。
いわゆる「普通のやり方」ではダメで、次の「うまくいかないときのやり方」でもダメで。
じゃあ、その『理由』ってかなり絞られると思うんだよ。
消去法で。
その子の本質、つまり『玉』に肉薄すると思うんだよね。
忘れ物が多い
↓
チェックリストを作った
↓
でもダメ
なら。
そもそもチェックリストを見るのを忘れてる
のかもしれないし、
二次障害で反抗的になり、あえてやらない
可能性もあるし、
忘れ物を減らそうという意識がない
のかもしれない。
不登校で
↓
家を快適にしているけど
↓
でも動かない
ならさ。
実は家が快適じゃなくて、エネルギーが削られている
のかもしれないし、
順調に回復してるけど、もうちょっと時間がかかる
可能性もあるし、
ASD特性からそもそも社会に興味がない
という線もある。
そうやって、仔細に観察するとっかかりになると思うんだ。
第一候補も第二候補もダメなら、残りの可能性ってかなり絞られるから。
つまり、
うまくいかないって逆にチャンス⭐︎
だと、僕は思う。
表面的な行動だけ取り繕っても(例えば親がフォローしまくって忘れ物をなくすとか、不登校を引っ張って登校させるとか)意味なくて。
なぜうまくいかないのか、その子の本質、つまり『玉』を見るべきだと思う。
ゴールは「自分で判断し、自分で行動できる」ことだ。
いつまでも親がついて回るわけにはいかない。
だから、うまくいかないときに
「うまくいかない!」
と騒いでも、嘆いても、意味なくて。
※トラブル初期にパニックになるのはわかる。
なぜうまくいかないのか、逆に観察するチャンスだと、僕は思う。
割と特殊な理由だろうから、じっくりみてあげてください。
そこから『玉』が見えるハズです。
P先生 ありがとうございます
なんだか心がちょっと軽くなりました。
チャンス☆って気持ちが前向きになれる言葉ですね
玉 よーく見直してみます👀
普通のやり方でうまくいかなくて、軽く落ち込みつつも「仕方ないな」と、うまくいかない時のやり方をためし、それもうまくいかないと、自分のメンタルがやられがちでしたが、「チャンス⭐︎」なんですね!!
(⭐︎はなんですか??)
何だか、上の方と同じく、ちょっと楽しく頑張れそうです。
観察、大事!
ですね。
いつもありがとうございます(^^)
なるほど‼️
よくわかりました。
わかりやすい説明ありがとうございます😊
赤ちゃんの時、泣いている理由を探して
あれからやってみて原因さがして
泣き止ませるのが楽しかったはずなのに
うまくいかない時こそチャンスと考えると
ちょっと楽しくなってきました(^^)