親子関係

ゴール設定の手順 この2ステップでお願いします

合理的配慮とは? 出来ないからやらない、でいいの?発達特性のある子。 学校でどこまでやらせるか、はたまたやらせないか問題。 合理的配慮ってナニ? これな。 ...

前回の続き。

その子のゴールの決め方。

たったの2ステップです。

 

親御さんがゴールを設定してください

まず、誰が決めるかって。

そりゃ親御さんでしょう。

 

本人には発達特性があるし、さらには子供だ。

自分の能力を客観視して、将来の予測を立てることなど、まぁ無理だろう。(できる子にはもちろんやらせてください)

じゃあ誰がゴールを設定する?

親御さんしかいないでしょう。

 

学校、行政、医療など、専門家の意見を参考にするのも良い。

でも最終決定は親御さん(と、能力的に可能なら本人)だ。

これを決めきれずにふわっとその場に流されてしまうと、うまくいかないことが多い。

周囲の大人それぞれがそれぞれの考えで配慮しようとしちゃうからね。

 

腹をくくって、自信を持ってお願いします!

 

手順① できること、できないことの確認

その子のゴールを設定するにあたり、まずはよく観察してほしい。

できること、できないこと。

 

僕は何度も書いている。

できないことはできない。

同様に、できることはできる。

同じASDでも特性の出方は人によって異なるし、ADHDでも困る部分は色々だし、知的障害でも性格によって全然違う。

この子にはどんな特性があって、何が苦手?

 

この「できないこと」について言及すると、必ずといっていいほどクレームが入る。

 

母
出来ないなんて言わないでほしい。

 

母
やればできるはずだ!

できないなんて認めない!

 

違うのだ。

「出来ないからダメ」って言ってるわけじゃないのだ。

出来ないイコール人生終わり、って考えちゃうから、否定的なことを言われると過剰に反応する親御さんが多いのだと予測する。

 

違うのだ。

あくまで、事実の確認だ。

そこに良い・悪いのジャッジを挟まないでほしいのだ。

 

出来ない

ダメ(将来困る) (通用しない) (全て終わり)

じゃあ出来ないなんて認められない

 

こうなっちゃう。

 

違うのだ。

ジャッジしないでほしい。

出来なくても、いくらでも道はある。

大丈夫。

 

なのでまずは冷静に、機械的に、その子の得意・不得意、発達特性の強弱、具体的に困る内容とその困り度なんかを確認してほしい。

ここで心を乱さないで!

あきらめないで!(真矢みき)

 

単なる確認だけ。

誰も責めてない、否定してない。

淡々と、事実の確認だけをしてほしい。

 

ここが山場だから、お母さん頑張って!

あきらめないで!

 

手順② ゴールの設定

事実を確認したら、作戦を立ててほしい。

今までの情報と、今の目の前のお子さんの様子をよく観察・分析する。

加えて子供は成長するから、未来のその子を予測する。

その上で最も正解に近いと思われるゴールを設定する。

これしかないと思うんだ。

 

どのくらいの規模の、どんな環境が合うと思う?

 

これが見えると、逆算して今必要な配慮も見えてくる。

  • 書字が苦手だけどPCで事足りそう → 免除してもらう
  • 自宅で何かの受注の仕事をするにしても、クライアントからの依頼は正確に聞き、納期も守る必要がある → メモを取りながら正確に情報を取る練習が必要
  • 空気が読めないけどこのままじゃ困りそう → 気持ちを言語化する練習が必要
  • 空気が読めないけど別に困らなそう → そのままでよい

こんな感じ。

将来の予測に照らし合わせて合理的な配慮を求めるのは、理にかなっていると思う。

 

間違えてもよい

親御さんが子供の将来を予測して、ゴールを設定する。

 

難しくね?

 

もちろん、間違えてよい。

実際、将来その子がどの規模の社会で生きていくかなんて、その時にならないと分からないもの。

予測でしかない。

当然、外れることもある。

 

「あの時の判断が間違ってた!」

 

あとで言われるかもしれない。

でも、そんなの後出しじゃんけんだ。

心ない第三者から、お前のせいだ! とか言われたら、

「うるせーボケ! こちとら相応の覚悟を持って決めたんじゃ! 口出すってことは我々親子の人生に責任を持つってことだな! 以降50年分の生活費ください!」で良い。

「黙れ小僧! お前にサンが救えるのか?」でも良い。

 

でも、子供本人からだけはそう言われないように。

「全部お母さんのせいだ!」って言わせないように。

これは母子ともに非常に不幸。 ←大事

よく観察して、子供の話を聞いて、先回りせず、自己満足にならず、慎重に決めてあげてほしい。

子供の人生は、子供のものだ。

方針が違うと思えばいつでも軌道修正する気でいてほしい。

 

 

その際に「普通は」「みんなは」「一般的には」とかの視点は捨ててほしい。

粗大ゴミでも生ゴミでもいいから、とにかく捨ててください。

発達特性のあるこの子は、「普通」じゃない。

「みんなと同じ」じゃないし、「一般的」じゃないんだ。

その子特製のプランを考える必要がある。

 

「人からどう思われるか」「親がちゃんとしてないと思われる」「親が不安だから」とかも捨ててほしい。

燃えるゴミでも、プラでもいい。(プラはリサイクルされちゃうからダメだった)

子供の人生の主役は、子供だ。

第一優先は子供に決まっている。

「あの親はアタマおかしい」とか思われることもあると思う。

でも、腹をくくってほしい。

 

人とは違う子どもを育てるなら、

人とは違う親にならなければなりません

(エイレン・N・アーロン)

 

結局ここに行き着く。

アーロン先生は偉大だって結論になる。

 

 

ってことで、僕の思うゴールの設定は、こんな感じ。

子供をよく見る。

親の不安と子の不安を分けて考える。

子供の人生を、子供に委ねる。

よろしくお願いします。

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