発達障害

合理的配慮とは? 出来ないからやらない、でいいの?

発達特性のある子。

学校でどこまでやらせるか、はたまたやらせないか問題。

合理的配慮ってナニ?

 

これな。

炎上しそうだなー。

 

困った行動、さてどうする?

発達特性のある子。

診断がついていようがいなかろうが、困った行動がある子。

集団行動できない、授業を聞いていない、板書できない、どっかに行っちゃう、大声で私語、隣の子にちょっかい、注意すると暴言・暴力……。

 

この子は学齢期。

とりあえず、目の前には学校のシステムがあって、勉強のカリキュラムがある。

発達特性があると、当然だけどそのシステムとかカリキュラムに馴染まない。

馴染まないんだけど、現実問題目の前に、ある。

 

無理やりやらせるのも違うし、全てを免除してやりたい放題ってのも違う気がする。

どーする⁉︎

 

 

炎上しそうだ。

親御さん、学校の先生(その中でも担任、支援員、管理職、カウンセラーなどそれぞれの立場)、本人、医療、行政。

各々の立場でも見解が分かれそうだ。

そしてもちろん、ケースバイケースだ。

 

なので、ここでは僕の個人的な意見を書く。

個人的見解なので、お叱りの言葉とかは勘弁してください。(ブラウザそっ閉じだよ!)

 

ゴールの設定

僕なら、

  1. まずゴールを設定して、
  2. そこから逆算して考える。

 

どういうこと?

ゴールとは即ち、どのくらの社会で生きていくかってこと。

 

 

発達特性は、集団行動の場(ここでは学校)と合わない。

そもそも相性が非常に悪いのだ。

これはご理解いただけると思う。

 

じゃあなぜ「合わないんならやめれば良い!(キリッ」にならないかというと、この子が将来生きていく場所も集団生活だからだ。

 

人間の社会って、集団行動を前提としてできている。

どんな仕事でもコミュニティーでも、大抵が「複数名で行う」ことを前提とする。

徹頭徹尾、一人で完結できる仕事って多くない。

だからこそ、「合わなくても学校である程度練習していこーぜ」となる。

この子が生きていくのに必要なスキルだからだ。

 

でも。

でもさ。

できないよね?

やっぱりうまくできないし、頑張ってもできるようになるとは限らないし、気が乗らないし。

無理やり頑張れ! 気合だ! 甘えだ! というのも違うよね。

 

我慢できる範囲って、人による。

長男は我慢できるけど、次男だったら我慢できなかったって炭治郎が言ってた。(これもスゲー発想だな)

苦手なことを我慢するのって、すごく大変だよね。

その労力を使うからには、相応の見返りがないとだよね。

 

そこで、ゴールですよ。

「この子は、どのくらいの社会で生きていく?」

 

この子は将来社会で生きていくんだけど、社会の大きさは選べる。

政治家と、炭焼き職人(炭焼き職人?)とでは、身を置く社会の規模が違うだろう。

ある程度の規模の社会で生きていくのなら、ある程度我慢してスキルアップした方がいいし。

最小単位の小さな社会で生きていくなら、苦手なものはぶん投げれば良い。

そもそもしんどすぎて二次障害を起こすくらいなら、ぶん投げ一択だし。

 

どのくらい、人と関わって生きていく?

コミュニケーションスキルはどの程度必要?

 

期限を守る、空気を読む、嫌な課題も一応形にする、友達とトラブルなく過ごす。

そんなスキル、この子に必要そうですか?

一般的な話じゃなくて、ピンポイントで「この子」。

そのスキル、「この子」に必要?

 

克服するか、捨てるか

発達特性のある子。

その特性を克服するのか、捨てるのか。

ゴール設定によると思う。

ゴールに即した支援が、つまり「合理的配慮」だと僕は思っている。

 

別の言い方をすると、どんな戦略でこの子は生きていく?

まずはゴールのビジョンありきだ。

それがないことには、何が合理的配慮かなんて決まらない。

 

克服する子には、ある程度の負荷をかけていく。

捨てる子には、無理をさせる必要がない。

合理的、何が『理』に『合ってる』かって、ゴール設定によると思う。

 

 

ゴールを決めてください。

その子の特性をよく見てください。

今までの成長を考え、これからの成長を予測してください。

 

克服できそう?

避けるのがよさそう?

将来、どの程度の社会で生きていく?

 

この設定を無視して「合理的配慮」を語るから、わけわかんなくなるんだと僕は思う。

ゴールを決めて、それを周囲の大人(先生とか親御さんとか)が共有すれば、自ずと「合理的配慮」が見えてくるのではないだろうか。

※もちろん学校は集団生活の場なので、その子にとっては合理的でも、みんな(学校のシステム)には非合理的という場面は多々ある。そんな時には居場所を変えるという選択肢も含め、合理的に配慮してほしい。

 

 

 

じゃあ、そのゴールってどうやって決めるの?

具体的にどう決めれば?

 

次回その話を書こうと思うんだけど、僕は提出物をきちんと出せるタイプじゃないから、ちゃんと書いてアップするかは未知数。

そこにゴール設定してこなかった。

被った被害は計り知れない。

POSTED COMMENT

  1. レモンちゃん より:

    P先生、こんにちは(^-^)
    いつもブログを読ませていただき励まされていますm(__)m

    炎上だなんて!
    自分が貫いている子育て方針にとても合致していて、私はめちゃくちゃ励まされました(T-T)

    この記事を書いてくださりありがとうございますm(__)m

    また心が折れそうになったら、このブログを何度も読み返します!

    どうしても御礼がいいたくて(*^^*)

    お忙しいP先生なので返信不要ですm(__)m

    読んでくださり、ありがとうございますm(__)m

  2. ut より:

    P先生
    ゴール設定、、、
    きゃなり難しそうですね💦

    そして、桃鉄で日本旅行してきます!

  3. みん より:

    今  グレーゾーンの娘に対して悩んでいる事
    でした。

    学校、勉強…。どうすると良いのか??

    今の娘に合う社会は、どこなのか? 
    楽しく過ごすことができるのはどこなのか?

    娘の能力は、どこまで頑張れるのか?
    やれば伸びるのか?

    テスト、授業など 自己肯定感が、下がる娘、
    やってもやっても 覚えられないを嫌というほど知らされて 勉強する気 ゼロ。

    どうしたらいいのか?のヒントを頂いた様に
    思います。

    次のブログを待っています。

  4. くろ より:

    いつもブログの更新を楽しみにしています。
    まさに今、私が毎日考えているテーマで、うんうんと頷きながら読ませていただきました。
    うちの息子の特性(授業を聞いていない、板書できない、どっかに行っちゃう、隣の子にちょっかい、注意すると暴言・暴力…当てはまりすぎて笑っちゃいました)に合った配慮、何を求めるべき?どこまで求めるべき?と、いつも考えています。
    ありがたいことに、学校の先生方のみなさんで息子に向き合ってくだっていて、本当に感謝でいっぱいなのですが、先生方も専門的な知識や経験があるわけではないので、手探りというのが現状です。
    配慮を求めるのに上を見たらキリがない。
    これだけ息子に時間と労力をかけてくれるのだから、それ以上求めたらバチが当たると思うのですが、”もう少しこうしてくれたら…”と感じることもあり、グルグルと思案しています。
    でもいつも最後に行き着くのは、息子を取り巻くみんなが、息子のことを考え、話し合い、たくさんトライ&エラーを繰り返していくことが息子の将来につながっていくはず…と自分に言い聞かせています。
    ゴールの設定、すごく興味深いので、更新をゆるーくお待ちしています♪

  5. すずめちゃんちゃん より:

    いつもブログを楽しく読ませて頂いています。

    「ゴールの設定」
    本当に大切な事だと思います。そしてこれを文章化してくれた今回のブログになんだか感謝の気持ちでコメントを書いています。

    5歳の娘には軽度の知的発達の遅れがあって、新しい環境や取り組みへの不安感が強い特性もあります。
    保育園の先生方にはたくさんの配慮をしてもらっていますが、認知力の低さ、不安感の強さもあり、特に運動会のようなイベントではガチガチに緊張し、全部ではありませんが辛そうな姿をしています。
    来年の運動会は休ませてもいいくらいの気持ちでいますが、先生からは「楽しんでやれている部分もあるし、○○ちゃんなりの達成感を得られている部分もある。辛そうな部分ばかりにフォーカスしないでね、お母さん」みないな事を言われています。
    確かにその通りではあるし、娘なりのペースで達成感を感じて楽しく参加できる運動会なら参加させてあげたい。けど、どうみても辛くて不安な姿ばかりの娘にこれ以上の無理をさせるのは二次障害を招くだけとしか思えないのです。

    運動会だけではなく、これから小学校へ上がってからも、やれる事とやれない事の選別が出てくるでしょうし、時には「それは配慮じゃなくてあまやかしでは?」と言われる場面もあるかもしれません。
    けど、絶対に二次障害を起こさない、大切な親子関係が崩れるくらいなら無理はさせない、
    この考えを元に進んでいこうと思っています。

    ゴールの設定としては色々な支援を受けながらの娘なりの自立だと思っています。完全自立ではありません。
    最初にこのゴールを考えた時、あ〜、やっぱり娘は普通じゃないのね…なんて思ったりもしましたが、
    普通を求めるっていう事はあの辛そうな運動会を頑張らせ続けるって事なんだと考えた瞬間に普通はいらない、まったく幸せじゃないと気持ちを切り替える事ができ、ゴールも定まったように思います。

    子どもの人生は子どものもの。親に出来るのは子どもが幸せと感じて生きる環境づくりしかないと思うのです。

    続編やこれからのブログを楽しみにしていますが、先生のペースで楽しんで書いて下さい(^ ^)
    ありがとうございます😊

  6. 匿名 より:

    どれくらいの社会で生きたいのか

    胸にささる問いです。

  7. ジャイ子 より:

    いつもブログで気付かせていただいたり、励ましていただいています。
    中学生の娘が丸3年不登校です。
    体調も落ち着いてきて何かしたいようですが、ゴールが見えないから何をどうしたら良いかわからないと言っていました。ゴールが明確なら動きやすいとも。
    思春期外来にも通っていますが、普段の診察ではなんとなくこういうことは話しづらいようで体調面の話だけして、心の部分は家で悶々としています。
    ブログの内容がいつもタイミングが良いのでありがたいです。
    これからも楽しみにしています^ ^

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