思春期の子。
反抗期で、手を焼いている親御さんへ。
こんなケースがありました、いやよくあります
子どもが何を考えてるかわからない。
学校に行かないでどうするのか。
進路や就職はどう考えているのか。
気になる。
でも聞くと「別に」しか言わない。
あなたのためを思って!
少し強く突っ込むと、
ウゼーんだよ!
怒って自室のドアを閉めてしまう。
心配だ。
このままではいけない。
本にも「親が味方に」「寄り添って」って書いてあるし、今日はトコトンお話しましょう!
リビングでテレビを見ている子に切り出す。
親子のすれ違い
これ、多分うまく行かない。
親の思う「お話」が、子供には「小言」もしくは「詰問」としか思えないからだ。
親のタイミングで突然、学校や進路などの核心をついたところで、子供は反発するばかりだろう。
進路や学校のことなんて、子供が一番触れられたくない内容。
それが決められればもう決めている。
決められないから困っているのだ。
弱いところを、突然、つつかれる。
まぁ怒りますよ。
親御さんの関心ごとは、進路や学校だ。
- いつまで不登校を続けるつもり?
- 進路やその後の就職はどう考えているの?
- ある程度の成績を取っておかないと、あとが困るのよ?
それは分かるのだけど、一番のタブーだ。
子供本人は、親御さんよりもっと気にしている。
自分の人生だ。
ちゃんと考えている。
考えているが、決まらないのだ。
決めたくない、何者にもなりたくないのかもしれない。
でも、決めないといけないこともわかっている。
この板挟みでイライラしている。
そこを親からせっつかれる。
そんなこと今関係ないだろ!
反射的に悪態をつく。
学費は誰が払うと思ってんの!
だいたいアンタはあの時も……。
親御さんの不安が芋づる式に出てくる。
過去のことで小言が始まる。
お子さん、ブチ切れ。
窓ガラス壊して盗んだバイクで走り出す。
まずは雑談!
親御さんはお子さんのため、良かれと思って声をかけた。
心配だし、味方になりたいと思った。
親の不安と子の不安を混同しているのはアレなんだけど、それは置いておいて。
親御さんは、善意から声をかけた。
なのに、この伝わらなさ。
すれ違ってる。
こんな親御さんにおすすめ。
雑談
してください。
鼻息荒く、核心に触れてはいけない。
まずは雑談から。
どーでもいい話をしてほしい。
思春期の「別に」しか言わないお子さん。
そんなエリカ様も、機嫌よく話しかけてくる時があるはずだ。
それがチャンス。
親からすると、どうでもいい話ばかりだ。
ゲームがなんだとか、友達がかんだとか。
正直、そんなことより勉強とか学校とか進路とかについて聞きたい!
聞きたいんだけど、そこはぐっとこらえて。
エリカ様が話してきた内容を、そのままただ聞いてあげてほしい。
それで十分。
興味持てないと思うので、無理に乗っからなくてもいいです。
でもね。
お子さんは、
おや、親って話を聞いてくれる?
と思う。
今まで、親の意見を押し付けてくるばかりだった。
自分の言うことなんてまるで聞かないと思っていた。
なのに、おや?(親だけに)
自分の話を聞いた?
ゼロがイチになる瞬間。
↑これがとても大事。
ゼロ(信用ない状態)から急に100(核心)をぶっこんでも、まず拒絶される。
とりあえず、ゼロをイチにしてほしい。
これには雑談しかない。
ゼロがイチになれば、
親は話を聞いてくれるときがある。
↓
基本的に話を聞いてくれる。
↓
困った時は相談したい。
↓
頼りになる味方!
とランクアップしていく。
一番難しいのが、ゼロをイチにすること。
そこさえクリアできれば、あとはスムーズに出世していきます。
思春期のお子さんにとって、ぜひ、親は味方! であって欲しいと願う。
思春期の子は、親という味方を求めている。
母性溢れる友達の子供が不登校なので、先生が言う通り私も不登校は親のせいじゃないと思います。持って産まれた性質だと思います。
大切な事を伝えるより先に、息子のどうでもいい話を聞くのが大事なんですね。
ゲームに全く興味がないですが聞くだけなら簡単なので今日からやってみます。
母性溢れる友達の子供が不登校なので、先生が言う通り私も不登校は親のせいじゃないと思います。持って産まれた性質だと思います。
大切な事を伝えるより先に、息子のどうでもいい話を聞くのが大事なんですね。
ゲームに全く興味がないですが聞くだけなら簡単なので今日からやってみます。
P先生 そうそう、まさにそのとおり!とうなづきながら読みました。いつも核心に直球を投げてしまう、せっかちな母ですが、息子の気持ちは、そういう感じなのでしょうね。雑談力!ここが大事なことを常に意識します。
息子は、不登校一年ちょいですが、適応教室には毎日行っており、学校も最近、1日おきに顔を出す程度ですが、行っております。外に動きが出始めると、雑談の材料も増えて、さらに話しやすくなるように思います。
P先生
いつも心にグッとくるお話、ありがとうございます。
学校へ行く事が辛い娘、そんな思春期の心の上がり下がりを見守りながら、先生の教えの「そうなんやぁ、うんうん。」キャンペーンを展開しております。
お陰さまです(^-^)
サナギから蝶々へ成長することは、中々大変ですね!
娘の綺麗な蝶々の姿を思いながら、日々取り組んで参ります~~
p先生、私自身が思春期に親が味方になってくれたことはありませんでした。否定され、罵倒され、怒られ。私、よく耐えていたと思います。むしろ、親の愛情が欲しくて一生懸命だったくらい。(その頑張りも無駄だったのですが)
親になって、親と同じように育ててしまい子供が不登校に。ちゃんと味方になってあげたいです。経験がないので私には難しいことですが、して欲しかったことを思い出してやっていこうと思います。
私は心療内科医から「幼少期の関わり方と過度な期待でお子さんは不登校になりました」とはっきり言われました。子供に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、後悔で鬱になりました。今も、一日中ベッドで過ごす姿を見て自分を責めて責めて。生きることをやめそうです。不登校の子供が一番辛いのは充分わかりますが、親も本当に辛いです…。