心理学

オンラインゲームとの付き合い方②

昨日の続き。

オンラインゲームとの付き合い方① しばしば聞かれる。 どうしましょう? 個人的な話で恐縮だが、僕はゲームが大好きでです...

 

ゲームにハマってるって事実より、なぜそうなったかが重要だと思うって話。

あとムックはメテオとかイオナズンとか使えそうって話。

 

 

ゲームは所詮ゲームでリアルじゃないって、子供本人も分かってる。

じゃあなぜリアルを疎かにしてまでゲームに興じてしまうのか。

 

1. 家に居場所がない

 

現実世界から逃げてない?

 

ゲームに依存したのは現実世界に居場所がないから?

まずはそう考えてほしい。

 

具体的には、家が快適じゃないのでは? と。

 

 

学校でうまくいかなかったのに、家にも居場所がない。

親には責められ、なんなら人格否定までされる。

家にも学校にも、気持ちの休まる場所がない。

だからゲームに逃げるしかなかった。

 

 

ゲームの中では自己肯定感が保てる。(強いから)

とにかく逃げて、なんとか心を保っている状態。

 

 

実際、僕の患者さんの8割がこの状態だ。

学生時代の僕もそうだったし。

 

こんな場合は、ゲームを制限しても意味がない。

時間制限してもまず守らないし。

これはもう、マジで守らない。

 

怒った親御さんがゲームを取り上げようものなら、ブチ切れて手がつけられなくなる。

お子さん、アルテマとかバハムートとか乱れ打ちしてくる。

 

もしくは別の何か(SNS、ネット、非行、酒、異性、買い物など)に依存する。

食に依存した行く末がムックだ。(そうなの?) (ムックは身長185㎝、体重110kgだそうだ) (強そう)

 

 

 

家に居場所を作るのが先決。

安心して、堂々と、その子らしく生活できること。

これが絶対条件。

 

「学校に行ってないんだからゲームする資格なんかない!」

とかマジで悪手だと思う。

 

学校へ行く行かないと、ゲームするしないは別の話。

学校に行かないことは、それはそれ。

その家の子供としてどれくらいゲームしていいかは、全く別の問題だ。

 

上記を押し付けると、学校に行っていないイコールこの家の子供としても認めない、というメッセージを送ることになると思う。

子供、激おこだ。

アルテマ乱れ打ちだ。

 

まず、家を快適にしてほしい。

 

 

2. 自己調節できない

それでもゲームとうまく付き合えないとき。

 

家を快適にした。

家の中ではのびのび過ごしている。

安らげる居場所もある。

でもゲームにのめり込んで社会復帰しようとしない時。

 

つまり、家を快適にしたのに『暇』にならない時

 

 

こっちが2割。

8割は上記「1. 家に居場所がないから」なので、先にそっちを見直して。

 

 

 

これは、まだ自分ではゲーム時間の調整ができないためだと思われる。

 

上記の通り、ゲームってよくできており、めっちゃ楽しい。

しかもオンラインでゲーム内に居場所ができれば、そこで落ち着いてしまう。

 

 

一説によると、ゲームとかの依存心を自己調節できるようになるのって、18歳以降らしい。

って宝条博士が言ってた。(FF7から離れて)

それ以前の子供は、「わかっちゃいるけどやめられない」状態なのだとか。

目の前にある手っ取り早い楽しみ(つまりゲーム)を選んでしまう。

 

子供だもの。

ムックは永遠の5歳だもの。(僕と同じだ!)

 

 

 

この場合、お子さんと相談して時間を制限するのが望ましい。

自閉特性の強い子を除き、子供は必ず人とのコミュニケーションを欲する。

頭の片隅では「ゲームはあくまでオンラインの関係で、リアルではない」と分かっている。

 

母
ゲームばかりでは生活リズムが崩れ、身体にもよくないし、やるべきことがおろそかになる。

やっちゃダメとは言わないけど、時間を制限しましょう。

 

そんな提案をしてみる。

家に問題がなければ素直に相談に応じるはずだ。

 

拒否されたら親子関係を見直してください。

セフィロスと宝条博士の親子関係くらい歪んでいるはずです。(だからFF7から離れて)

 

 

その上で、本人の納得する時間に制限する。

かなり緩めに、「絶対守れる!」と断言できるくらいが良いと思っている。

 

本人が納得していれば、素直に守るはずだ。

だって、子供もリアル社会での居場所が欲しいのだから。

ガチャピンとムックのような友達関係を築きたいのだから。

 

 

注意して欲しいのは、制限時間内ならいくらゲームしても小言を言わないこと。

約束の範囲内であれば、気持ちよくゲームさせてあげてほしい。

そうじゃないと、家が快適じゃなくなっちゃいますからね。

 

 

いかがだろうか。

色々と問題の起きやすい、ゲームとの付き合い方。

 

これはネットやSNSも同様で、画面の向こうに「生身の人間」がいる場合、そこにコミュニティーができてしまう。

オフラインゲーム(僕たちの時代のゲーム)や一方的な情報(テレビやYouTubeなど)は必ず飽きるのだけど、画面越しに「人間」がいると飽きない。

『暇』にならないのだ。

 

 

あ、あと課金ダメ! ゼッタイ!

するならお小遣いの範囲で、ほんの少額だけ。

課金すると強くなって、居場所ができちゃいますからね。

ムックがピアノを弾く時に絶対に手袋を外さないのと同じです。(同じなの?)

 

 

ゲームという素晴らしい娯楽を悪者にしないためにも、上手に付き合っていただきたい。

あぁ、FF7リメイク版やりたい。時間ない。

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