この続き。↓
ひき算が必要か不要かについての、僕の考え。
ひき算不要説
まず思ったのが。
ホリエモンは、なぜここまでハッキリ「ひき算は不要」と言い切るのか。
なんとなく、要るような気がしちゃうけどなー。
まず、考えてみる。
ひき算。
実生活で使うっちゃ使うし、使わないっちゃ使わない。
確かに、なくてもなんとかなる気はする。
ひき算を使わないって、それ以外の手段で代替するってことだ。
例えばコンビニのレジで。
- ひき算ができなくてもザックリお金の多寡が分かり、全体の収支を把握できる。(どんぶり勘定)
- コンビニで会計をちょろまかされることはまずないと、経験則なり仕組みなりで知っている。(知識)
- そんな細かいカネは気にしねぇ! その分稼げばいい!(収入)
- 計算の得意な家族や友人にやってもらう。(委託)
- 大丈夫。最悪生活保護になればいいから。(覚悟)
↑こんな感じで、金額をキッチリ把握できなくても損しないよう、別の何かで代替する。
この能力があれば、確かにひき算は不要だ。
ひき算はできなくても、おしりは合う。
なんとかなる。
おう。
確かにそうだ。
ひき算ができないなら、その分何かで代替すれば良い。
最後につじつまが合えば、それで良いのだ。
つまり、
代替手段を持つ人は、引き算ができてもできなくてもどっちでも良い
と言える。
反対に、この辺の代替手段を全く持たない人。
知識も収入も覚悟も委託も、何もない人。
想像してみる。
この人、経済の仕組みをよくわかっていないんじゃね? と思う。
じゃあ、そもそもなんでコンビニでひき算するか、よく理解してないんじゃね? と。
世の中の仕組みを理解していない。
何のために計算するか、お金をどう使うか、わかっていない。
つまり、生き方のビジョンがない。
だってそれがあったら、何かしらの代替手段を身につけているハズだもの。
じゃあ、この人がひき算を使いこなしたところで、実生活では役に立たないだろう。
知識としてひき算を知っていても、どんな場で使うのか、結果をどう解釈するのか、ついてこない。
コンビニでひき算して、「おつりは35円」と出て。
ハテ、だからなに?
↑これじゃあ意味がない。
代替手段を持たない人は、引き算ができてもできなくてもどっちでも良い
と言える。
結局、
ひき算は、できてもできなくてもどっちでも良い。
それより大事なことがあるよね。
という結論になった。
ひき算はいるかいらないかの命題から、
そこじゃないんじゃね?
という結論になり、申し訳ないけどwww
ひき算ができるできないよりも、
- 全体像を把握すること
- 優先順位をつけること
- 結果を解釈し自分に適応すること
なんかの方が、ずっとずっと大切だと思った。
勉強=呪文
僕、ゲームが好きなんだけどさ。
勉強って、ドラクエの『呪文』だと思った。
ドラクエ、知ってます?
全国民がプレイしてると思うんだけど。(そーなの?)
やってない人、非国民で捕まるけど。(そーなの⁉︎)
例えば、足し算や引き算は「メラ」だ。
初歩的な魔法。
これを覚えていると、戦闘で有利。
スライムとかによく効く。
でも、必須かと言うと、そうでもない。
「メラは知らんけど、ベギラゴンなら覚えたよ!」でも、戦闘は成り立つ。
「呪文は使えないけど、はやぶさ斬りは大得意!」でも良い。
スライム相手にベギラゴンで戦っても良いのだ。
はやぶさ斬りでぶった斬っても。
オーバーキルだけど、別に問題はない。
勝てばそれで良い。
ここでいうベギラゴンって、例えば「社会で稼ぐチカラ」。
学歴はなくとも、ガッポガッポ稼いでいる人はたくさんいるわけで。
メラを覚えなくとも、ベギラゴンやライデインは覚えられる。
はやぶさ斬りや正拳突きも覚えられる。
※メラミやメラゾーマは覚えられないかもしれません。
むしろ、学校以外で得る知識の方が、ずっと多いと思う。
学校で習うことって、メラやヒャドなどの基礎魔法だ。
社会で得るのは、高等スキルだ。
こっちで生きていくのも、全然あり。
どんな相手も、ベギラゴンで焼き尽くす!
でも、全然いいわけ。
学校の勉強ができなくても、別のスキルで代替すれば良いのだ。
「メラ(ひき算)じゃないと」なんて場面、実生活ではそうそうお目にかからない。
代替できるのは、上で書いた通り。
※いろんな呪文がまんべんなく要求されるのは、学生時代、とくに義務教育でしょう。きついよな、義務教育。
理解=MP
でね。
この「全敵ベギラゴン大作戦」で問題となるのが。
MPが足りない。
そう。
実際ドラクエでもよくあるんだ。
たかしはベギラゴンを唱えた!
MPが足りない!
そうなのだ。
MPがなければ、どんな強力な呪文も放てない。
ゲームにおけるMPとは多くの場合“Magic Point”の略語であり、魔法を使うことのできる魔力量のことです。
MPはゲーム内で魔法使いなどが魔法を使うときに消費され、MPが0になると魔法が使えなくなります。このとき、消費するMPは使用する魔法の種類によって異なっている場合が多く、一般的に強力な魔法になればなるほど消費するMPも大きくなります。
勉強って、知識って、呪文に似ている。
学校で勉強する。
さまざまな呪文を覚える。
でも、実際使うにはMPが必要。
MPゼロなら、たくさんの呪文を知っていても、1個も使えない。
むしろMPが潤沢にあれば、ベギラゴンしか知らなくても、ごり押しでなんとかなったりする。
MPなんだ。
実際、MPだと思った。
MPがあれば戦えるし、戦えば経験値が増えて、新たな呪文(知識)を覚える。
覚えた呪文の数より、潤沢なMPが大事なんだと思った。
多分、上記のベギラゴンしか使えない人。
スライム相手にベギラゴンってばかばかしいと気づき、そのうちメラを覚える。
つまり、そのうちひき算を習得する。
学校で習わなくても、あとから独学で覚えるだろう。
MPって理解だ。
MPが高いって、世界が広いってことだ。
全体像が見えるというか。
MPに裏打ちされて初めて、呪文は力を持つ。
呪文だけ知っていても、意味がない。
例えば思春期の、「理論武装して四の五の言うけど実際には一歩も動かねぇ」って子。(いるよね!)
典型的な、
呪文はたくさん知っている。
でもMPゼロ。
の状態だ。
MPを上げる
こう考えると、不登校で第一優先でやるべきことは、呪文を覚えること(勉強)じゃない。
MPを上げることだ。
社会を知る。
そして社会に適応するために、まず自分を知る。
どんな特性を持ち、何が得意で何が嫌い?
そっちが優先だと思った。
勉強は、いざとなれば1年で終わるらしい。
義務教育9年間の学習内容は、その気になれば1年で終わる。
らしいよ。
もちろん、不登校ながら勉強も進めている子は、素晴らしい。
MPも高め、呪文も覚えているなんてマーベラス!
そのまま頑張れ!
反対に、学校に行って呪文をたくさん覚えても、MPがゼロなら意味ないし。
「学校に行っていればそれで安心」ってわけじゃない。
↑これは僕は強く思うね。行きゃいいってもんじゃない。
勉強は、呪文だ。
戦うための、道具であり、手段だ。
使うにはMPが必要。
MPとは、世界の理解。
これは、勉強だけでは学べないところ。
数学の公式と一緒だよね。
公式、覚えさせられたじゃん?
でも、意味わかんねーじゃん。
咲いたコスモスコスモス咲いた
き
ーーー
は|じ
↑覚えたはいいけど、意味わかんねーじゃん。
結局使えねーじゃん。
呪文は知ってて、MPがない状態よな。
これ、やる気を失う。
こうやって数学が嫌いになった人、たくさんいると思う。(僕含め)
MPって理解だ。
理解できないと、公式は使えない。
理解がないと、呪文は使えない。
学校の勉強は、呪文だ。
知っていれば便利だし、意味はある。
でも、使うにはMPが絶対に必要。
MPを上げる。
つまり自分と向き合ったり、社会を知ったり、経験を積んだり。
自己肯定感が下がると、MPが減っていく呪いにかかる。
これを避けたり。
この方が優先度が高いと思った。
呪文(知識)は、大人になってからでも覚えられる。
MP(理解)は、あとから上げるのは結構大変なように思う。
不登校対応でよく言われる、
焦らず、じっくり自分と向き合って。
適切な規模で社会経験を積んで。
って、まさにMPを上げる作業なのだと思った。
これを言う人(僕含め)、いいこと言うなぁ!