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受験生へ 〜自分を信じるな。そして自分を信じろ。〜

試験直前の受験生に捧ぐ。

 

デコボコのある受験生。

これを読んでいるということは、発達に特性があったり、能力がデコボコしていたり、学校にうまく馴染めなかったり、そんな人たちだと予想する。

そんな君たちに、言いたいことがある。

 

純粋な受験テクニックだ。

精神論は、僕じゃなくて支えてくれている身近な人(家族や先生)に聞いた方が、断然良い。

僕からは、純粋な受験テクニックを伝えたい。

 

自分を信じるな!

能力にデコボコがある君。

WISCでいうと、このタイプ↓が多いと予想する。

右肩下がりのこのタイプ。

このタイプが学校生活で困りやすいので、ブログを読んでいる率が高いだろうと思う。

 

(僕含む)右肩下がりタイプへ告ぐ。

 

君たちは、ミスが多い!

 

おそらく、不注意や衝動性があるだろう。

こだわりや勘違いもあるかもしれない。

 

君たち。

多分ミスしている。

 

解き終えた後の見直しを強く勧める。

 

 

計算ミスは、まずしていると思ってほしい。

さっきの自分を信じるな。

もう一度、イチから計算し直すよう勧める。

 

そして解答欄、ずれてない?

マークシートは大丈夫?

 

設問をもう一度読むこと。

適切でないものを選ぶよう指示されてない?

選ぶ選択肢は1つ? 2つ?

問題の読み飛ばしや勘違いも、きっとあるハズだ。

 

さっきの自分を信じてはいけない。

君はミスをしている。

試験時間を10分残し、絶対に見直しするように。

 

 

さっぱり解き方のわからないその大問には、手をつけなくてよい。

勇気を持って飛ばそう。

 

大丈夫。

君がわからないのなら、他の受験生もみんなわからない。

この問題は合否を分けない。

 

100歩譲って、他の人には解けて君に解けないのだとしたら、それは純粋に学力不足だ。

諦メロン。

 

 

でもさっきの計算問題は、他の人には解け、君は計算ミスをしている。

これが合否を分ける

 

分からない大問に使う時間を、見直しにシフトすべし。

分からないものに手を出すより、分かるものを確実に得点すべし。

 

 

みんなが解ける問題は、君も確実に得点するように。

ミスは本当にもったいない。

解けなかった大問15点より、ミスを3つ発見して15点取る方が、いかに難易度が低いか。

 

耳の穴かっぽじってよく聞いて欲しい。

過去の自分は間違えている。

そう心得て、必ず見直しをせよ。

 

自分を信じろ!

見直しをする中で、

 

女の子
女の子
はて、この問題は実はこういう意図があったんじゃ?

 

男の子
男の子
こんな可能性も考えると、答えが変わってくるんじゃ?

 

などと考える場面が出てくるはずだ。

 

この場合、

自分を信じろ。

 

 

それは、最初の答えが正解。

変えてはいけない。

 

最初に、シンプルに思った答えが正解だ。

さっきの自分を信じろ。

 

これはエビデンスもあり、解答を変えた方が正答率が下がるそうだ。

なんかそんな論文出てた。

 

考えすぎて、こねくり回してはいけない。

別の可能性とか、裏の意味とか、考えてはいけない。

 

シンプルに、素直に。

さっきのが正解。

一番最初のそれだ。

 

女の子
女の子
さっきは深く考えずAにしたけど、Bに関連した話もどこかで聞いたような気がしてきた。

 

ダメだ。

罠だ。

変えてはいけない。

Aが正解だ。

 

深く考えすぎてはいけない。

シンプルに、素直に。

一番最初に書いた、それが正解。

 

さっきの自分を信じろ。

さっきの答えで合ってる。

 

がんばれ受験生

デコボコのある受験生。

デコボコゆえに、実力が発揮しきれないとしたら、非常にもったいない。

 

これまで頑張ってきた君。

培った力を、正当に発揮してほしい。

 

  1. ミスが多い。
  2. 考えすぎておかしなことになる。

この2つは、みんながひっかかるところ。

みんながつまずくんだから、もう構造的な問題と捉え、重々注意してほしい。

 

君のその努力に、正当な評価(つまり合格)をもらってほしい。

大丈夫。

ちゃんと実力を発揮すれば君は大丈夫。

 

陰ながら応援しています!!!

POSTED COMMENT

  1. しろ より:

    なぜでしょう…。
    読みながらウルウルしてしまいました(笑)
    全然ウルウルするような内容じゃないのに(笑)
    先生がすごく一生懸命、受験生のことを応援しているのが伝わってきたのか…。
    まるでうちの息子にエールを送ってくださっているような気がするからなのか…。(息子は受験生ではありませんが(笑))
    息子が受験生になるときにはぜひ読ませたい!と思いました。

  2. 匿名希望 より:

     P先生のおっしゃる事、すごくわかります。

     そして毎回思いますが、P先生のブログ、文章の構成がすごく綺麗ですね。気づきと連想をダラダラ積み重ねるんじゃ無くて、初めから俯瞰的に見て文章を組み立てていらっしゃる感じ。前回の修学旅行の話も、入試を受けるかどうかと言う子供の葛藤の話としても読むべきものなのかもしれない、と思いました。P先生のブログ、基本2日おきだけれど、続きものの時は1日おきが多いような気がしてます。

     私は素人なので、単語の持つイメージだけでものを言いますが、推理能力が高いと言うことは、応用力が高いと言う事にもつながるので、多分範囲の広い試験においては有利。
     処理能力が高くないと周りより課題がきちんとできなくて不利になる、学校の定期テストより、順位は上がりそう。
     処理能力が高くないと、学校で授業を受けてから更に勉強では余計にミスも増えて気力も無くなるけど、試験の日は時間的な余裕がある。
     今だけと思うと、普段より覚醒度が上がって、いつもしがちなミスにも、気が付きやすくなるかも(個人の感想です)。
     こういうグラフのお子さん達、ちゃんと押さえるところを押さえれば、入試で力を出しやすいタイプだと思います。

     あとやっぱり個人の感想ですが、中高の自校作成問題を見ていると、学校ごとに結構傾向が違う。この学校の教師達は、こういう問題がある程度解ける子達を伸ばすのに自信があるんだな、と思いました。恋愛マッチングアプリと一緒で、合えば(合格すれば)ラッキー、もし合わなければ(不合格ならば)、深くお付き合いしてから悩む前によかった、くらいの感想で、さっさと自分に合うところを探せば良いと思います。
     自分の学力を伸ばすためにはどこが良いかは、入る前にある程度わかる。少なくとも、受からなかった所は、今の自分に向いていないという事なので。

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