質問をいただいた。
忘れ物が多く、衝動的で。
でも繊細で、感受性が強い。
って子だそうな。
ご質問ありがとうございます。
発達特性の合併
発達障害は合併する。
これは広く言われていることで、異論ないと思われる。
ASDとADHDは合併する。
そこにLDも合併する。
するようです。
次。
HSC (HSP)について。
HSCと発達障害って、合併するの?
します。
ってアーロン先生が言ってた。
ASDとHSC。
ADHDとHSC。
なんならASDとADHDとHSC。
合併するようです。
本人も混乱してる?
こうなると、質問者さんと同じ疑問が湧いてくる。
合併ってどゆこと?
僕もそう思うんだよね。
ADHDとHSCって、基本的には真逆の特性だと思う。
ADHD | 多動性・衝動性・不注意 |
---|---|
HSC | 慎重・思慮深い・注意を払う |
わかんないけど、両方の特性がその人の中に同居してるってことでしょうね。
わかんないけど。
時と場合によって、どちらが色濃く出るかが変わる。
ある時はADHDっぽく振る舞い、ある時はHSCっぽく振る舞う。
ってことでしょうか。
本人も混乱しているものと想像する。
真逆の衝動が湧いて出る。
困る。
ブレーキとアクセルを同時に踏み込むようなものだ。
どうなるん?
混乱して動けなくなることも多そうだ。
そもそもさ。
発達障害でASDとADHDの合併の人は多いけど、考えてみるとこれだって結構違う特性だ。
この2つが同居している子を見ると、やっぱり本人も(周囲も)混乱しているように思う。
どの特性がどの場面で出るか。
予想はつきづらい。
本人としても、その時々の判断が後で振り返ると意味不明だったり。
真逆の「性格」の合併
発達障害やHSCに限らず、単純に「性格」という観点で見ても、相反する性質が一人の人に同居することがあるようだ。
例えば、「不安の強さ」って生まれつき決まっているらしい。
心配性な人と、楽観的な人ね。
これは生まれつきの性格なんだって。
そして、「冒険心の強さ」も。
刺激を求める人と、そうでもない人。
これも生まれつきなんだって。
へー。
でね。
「心配性」かつ「冒険好き」な人。
こんな人がいる。
真逆の性質ですよね。
挑戦してみたい!
けど不安!
両方の気持ちが湧いちゃう。
まさにアクセルとブレーキの同時踏み込み。
本人も混乱しそうだ。
ちなみに、過食症にはこのタイプの人が多いらしい。
解決策としては、両方踏みながらアクセルやや優位のバランスに持っていく。
すると、注意深くトライできるので、成功率が高い。
ちなみのちなみに、拒食症は「心配性」かつ「粘り強い」タイプに多いそうだ。
このタイプは、うまくいくと真面目な優等生となる。
ちなみのちなみのちなみに、このように「性格」とは、長所にも短所にも成り得る。
どれがいいとか悪いとかではない。
面白いね!
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人にはいろんな面がある
このように、相反する性質が一人の人の中に同居することは、案外多いのかもしれない。
そして、本人もうまく自覚できずに振り回されているのかも。
多分、僕だっていろんな面がある。
あなたにだってあるだろう。
どの自分も自分なんだと思う。
こんな、矛盾だらけの自分と向き合うこと。
「自己理解」ってやつだろう。
発達デコボコの人(僕含む)は、特にじっくり向き合う必要がありそうだ。
自分の持つカードを把握し、戦略を練る。
具体的にはこんな作業の繰り返しだと、僕は思っている。
私まさに冒険心と心配性が同居してて、しかもストレスが溜まると過食気味という事で、気になって先生の紹介している拒食症の本を読んでみました!
発達特性とはまた違う視点で面白く、自分の性格を知る事、自尊心を高める事、言語的なコミュニケーションをもっとクリティカルな物にする事など、ポイントはP先生が仰ってる事と同じと感じました。
でも摂食障害という形の症状が出る女性についてかなり詳しく書かれていて、事例も高校生くらいから私の事を見ていたの?と思うくらい共感する部分があります。
また役割の変化で心のバランスが崩れ、痩せてキレイになったら幸せになれるのに…という思考にハマっていくのもとてもよくわかります。
実は今でも痩せてキラキラママになれば、もう少し幸せになれるのに…と思ってた部分もあります…。(そして本に書かれていた通り、色々手を出しても続かなくて結果が出ず、自尊心を下げるだけの結果になりストレスでたくさん食べちゃうのです…)
発達特性とは違う視点なので、HSCの女の子とかで、無理して本音を隠していい子にしているような子供と関わっている方にも参考になる本かなと思いました。
この本を読んで、自分のモヤモヤがハッキリしてきた感じがするので、もう少し水島先生の本を読んでみたいなと思いました。
P先生、面白い本のご紹介ありがとうございました!
ブログいつも楽しく拝見させて頂き、勉強させて頂いています。
今回、とてもすとんと胸に落ちてきて、納得しスッキリしました。
私自身は未診断なのですが、ADHDや自閉症スペクトラム、HSPと特性がある気がして、30代後半ですがやっと最近自分の事わかり出し?戦略練れるようになった気がします。
クラウドのように「興味ないね」と無関心な自分と、もらい泣き・共感の嵐!のような自分が両方いて、同時には発動しないかな とは思うのですが、どちらかが優位になっていて、穏やかな気持ちを保つ為に結構気を張っているようです。
脳内が基本多動なので、思ってるより疲れているのか、休みの日は隙あらば昼寝したり、毎日たくさん寝てしまいます…。
看護師ですが、病棟や訪問では、共感の嵐!の自分が優位になっていて苦しくて長続きしませんでした(^^;;
今は、子育てしながら 程よく(利用者とも、職員とも)距離を保てるデイサービスで働き、それなりに楽しく働けています。
(現在中1なのですが小1の時に自閉症スペクトラムと診断され療育センターで一度話を聞きに行った事がある)子どもの1人も、自分と同じ感じがして。生きやすくないですが、今の自分のように丁度良い仕事を自分なりに頑張ってくれたらなあと願うばかりです。
小1の時は、4年生くらいになったら友達関係が難しくなるかも?支援級の方が本人が落ち着いて生活できるかも。と療育センターの先生にアドバイスされましたが、学年上がっていくたびに担任の先生とも話してますが通常級で大丈夫そう、と現在、支援級には在籍してません。幸い、子どもの在籍する学年の子どもたちが幼い(小学生の時の担任談)感じだからやっていけてるのかもしれません。部活も勉強もよく頑張ってます。本人の落ち着き度合い、環境も大きく左右されますね。小1の判断の時以来、継続して療育センターは必要ないとの事で一度しか行ってませんが、また行った方がいいのか…本人、かなり頑張って周りについて行ってるのかな、頑張りすぎてるのかな?と悩む日々です。
(学校の事は本人には、頑張りすぎないでいいよ、病院いって話きいてもらったり、支援級で自分のペースでやってもいいんだよ みたいな事はたまに声かけてます)
あと、皮膚の鈍感さがあるのか…ドスドス歩いたり、神奈川県住みですが、もう寒いのに学ランきないでワイシャツで学校にいってしまいます(OvO)
基本薄着…喘息もあるのに、温かくして欲しいのに声かけても真冬でも裸足にサンダルがいいとか言う為困ります。
どんな時も、自分とじっくり向き合っていく という事、私のように30代になってから気付くのではなく、早めに分かるよう子どもにも伝えていきたいと思いました。
長々と失礼しました。
いつも、先生のブログ本当に勉強になるし楽しくて癒されています。ありがとうございます。
こんにちは。いつも興味深く拝読しています。
今回のブログと関係ないのですが…
場面緘黙症の年長組の娘がいます。発達検査では特に遅れもなく、上の子と比べても勉強面では困る事はなさそうな子です。もちろん緘黙になるような子ですので、hspです!と言い切れる程ではないですが不安は強く、分離不安もあり、幼稚園もイヤイヤ行っている現状です。数人喋れるお友達がいるので、行けばそれなりに楽しんではいるのですが…。
学校も温かく迎えてくださりそうで、普通級にいかせるつもりでいたのですが、親の会などで話を聞くと支援級に行かせる方もかなりいるようで…こんな間際になって不安になっています。
怖いけどみんなと同じがいいと言う本人の気持ちを尊重した場合、駄目だったときに高いプライドがズタズタになるとも聞きました。まずは支援級で安心を、と。
先生はどう思われるか、一般論で構いません。しんどいかもしれない普通級にいかせるのは酷でしょうか。
“自分の持つカードを把握し、戦略を練る”
本人にはまだ難しそうですが、少しでも理解できるように、サポートしていきたいと思いました‼️
ありがとうございました‼️
うちの息子のことかと思いました。診断はADHD、でも、ASDとADHDとHSC混乱型なんだと思います。ゆえにとにかく生きづらい…。学校生活が合わず、他の居場所は心配が大きすぎて一歩が踏み出せず。
今日も1時間学校に行くためにすったもんだです。行くことは決めてあるから行きたい、でも、気持ちよく行くこともできない、お前が無理矢理行かそうとするから行く(ということにされる)、最後までキレながら教室へ。本人の予定と目的が達成されたので帰宅後はケロリとしてます。さっきまで私に暴言吐きまくっていたのに…。
カードゲームが好きな息子、自分の持つカードを把握し、戦略を練るは得意なはず!自己理解が少しずつでも進みますように。