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コロナ休校に伴うイライラの対処法

コロナウイルスによる休校が長引いている。

 

子供がずっと家にいると、イライラする。

わかる。

大変よくわかる。

 

イライラの扱いをどうしたらよいか。

今日はその話。

結論は

ハードルを下げる

これしかないと思う。

 

 

子供が家でずっとゴロゴロしている。

本来なら学校で勉強しているはずの時間に、だらだらゲームとYouTube。

学校から課題が出ているはずだけど、開く気配ナシ。

 

「おなかへったー。お昼なに?」

 

3食用意する必要が出てくる。

部屋を散らかすので、掃除も大変。

ご家庭によってはリモートワークが全く捗らない。

イライラする。

 

そりゃそうだ。人間だもの。

ではどうするか。

そもそもなぜイライラするかと言うと、

  1. 不安
  2. ずるい

原因はこの2つだろう。

 

 

①不安

こんなにダラダラして、時間を無駄にしてよいのか。

他の子は勉強しているのではないか。

勉強以外でも何か有意義なプログラムを与えたいが、自宅でできることは限られるしそもそも何も思いつかない。

 

このままゲーム依存症になったらどうしよう。

ゲームを許容している親の責任かしら。

 

制限しようか、でも空いた時間は何をやらせれば?

少しでいいから自発的に勉強する様子を見せてくれたら安心できるのに……。

 

 

 

②ずるい

親(特にお母さん)は家事負担が増えているのに、子供は学校が免除で楽になっているばかりか、母の仕事を増やして!

私はこんなに頑張っているのにずるい!(そしてしばしば「お父さんはわかってくれない! 何もしてくれなくてずるい!」が加わる。)

 

イライラを紐解くと、上記2点に集約されるのではないだろうか。

 

 

まず①不安 について。

 

大丈夫、他のお子さんも勉強なんてしていない。

イレギュラーな事態で不安になるのはわかる。

親御さん自身、こんなに長期に学校を休んだ経験なんてないだろうし。

未知なことは不安だ。

 

 

でも、大丈夫。

子供は環境に対する適応能力が高いので、それなりにやっていく。

時間があればゲームするし、学校が再開されれば学校に行く。

大丈夫大丈夫。

 

 

 

次、②ずるい について

親御さんも手を抜いてほしい。

今まで通りの「ちゃんとした暮らし」は、一旦脇に置こう。

部屋が汚くても、3食カップラーメンでもよい。

人間の身体はそんなにヤワじゃない。

 

そんなことより、親御さんが笑顔でいることの方が子供はずっと嬉しい。

親が不機嫌な整った家

より

親がご機嫌な汚い家

が良い。

圧勝だ。10:0だ。

 

家事なんて思いっきりサボって、笑顔でいればよい。

子供は気にしていない。

親御さん自身が不快なレベルになって初めて、掃除をすればよいのだ。(家事をしない父の意見は無視でよい。文句言うならブチ切れてよい。)

という理屈で、子供に課すハードルも親御さん自身に課すハードルも、思いっっっきり下げてよいと思う。

 

イライラする親御さんは、それだけ一生懸命にやってきた真面目な方だと思う。

とても頑張っていらっしゃる。

 

でも今は非常事態。

手を抜いてよい。

いや手を抜いてほしい。

 

個人的には、このコロナ騒ぎはまだ当面続くと思う。

集団の半数以上が免疫を獲得するまで、感染は拡大するだろう。

年単位だと思う。長丁場だ。

できるだけ手を抜いて、頑張らないでほしい。

そもそも「平日は学校に行って勉強するのが当然」という考えから離れてみたらどうだろうか。

生物として、親子でべったり一緒に過ごす。

例えば縄文時代の暮らしを想像して。

 

そこにはノルマなんてなく、今日を生きのびられればそれでよい。

しんどくなるような、身の丈以上の立派なことはしない。

親も子も、お互い頑張らなくてよい。

 

人間以外の生物なんてみんなそんなものだろう。

そんな時期があっても良いと思う。

 

 

こんな時だからこそ、その子自身をしっかり見てみてほしい。

他の子と比べず、我が子だけを見られる貴重な時間だ。

  • 何が好きで、放っておくと何をするのか。
  • ゲームで集中力が続く時間はどのくらいか。
  • きっと1時間くらいで飽きてくるはず。
  • そしたら勉強だって1時間以上は集中できないとわかる。
  • 暇だとどんなことを始めるか。
  • 親にくっついてくるときと、離れていくときの割合。
  • 雑談でどんなことを話すか。
  • 説明の仕方は上手か下手か。
  • 学校での交友関係。
  • 同じクラスの子はどんなことで盛り上がり、今何が流行っているのか。

 

本人の好きなことを聞くより、同年齢の子の話を聞く方が喋ってくれることが多い。

どこまでダラダラできるか試す。

そんな期間があってよい。

この経験は、その後の人生設計を考える材料になると思うのだ。

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