思春期の子。
反抗的で、何考えてるかわからない。
よく聞かれる。
この距離感で!
いやさー。
僕なんかが偉そうに言うのもアレだけど。
僕レベルで思春期の心理、見破ったり! とか、そんなんじゃないけど。
もちろん個人差があるしさー。
繊細で奥深く、難しい時期だ。
わかった顔をするつもりは毛頭ないけれど。
でも、
思春期の接し方
に話を限れば、もうコレで決定でしょ! って思う。
結論から言う。
思春期の接し方。
言われたら聞く。
言われなければ放っておく。
↑コレだね。
断然コレだ。
言われたら聞く
子どもが何か言ってきたら、聞いてほしい。
質問してきたら、答えてほしい。
相談には乗ってあげてほしい。
子どもが言ってきたことは、おそらくそう思っている内容だ。
話の正当性はともかく、子どもはそう思っている。
これは事実。
突然、突拍子もないウソをぶっ込んで来ることはそうそうないハズだ。
思春期に限らず、人とのコニュニケーション一般において、基本そうじゃん?
否定から入っても、まずうまくいかない。
言ってきたらまず聞く。
基本じゃん?
じゃあ、聞いてほしい。
相手は子どもだが、人と人とのコミュニケーションという点では同じだ。
あなたはそう思っている。
その気持ちを、親である私は受け取った。
↑この確認をしてほしい。
だって事実じゃん?
子どもはそう思ったし。
親は、「子どもがそう思っていることを受け取った」わけじゃん?
異論・反論は多々あるだろうが、とりあえずココまでは納得のいくところ。
ココまで、肯定してほしい。
口に出して確認する。
お互いの共通認識として欲しいのだ。
わかるよ!
子どもの発言の内容ってアレだもんね。
わかる。
口出ししたくなるんだけども。
グッと堪えて。
まずは、
子どもはそう思った。
という事実を、親は受け取った。
↑ココまで!
ひとまずココまで確認して、共通認識としてほしいのだ。
ここから先はケースバイケース。
お説教や口出しは、よく考えてから。
言った方がいいケースもあるし、逆効果なこともよくある。
この場合はどっち?
自信がなければ、黙っておくのがアンパイ。
子どもが、
- ねぇどう思う?
- お母さん(お父さん)の意見が欲しい。
と言ってきてから口を出しても、遅くはないハズだ。
言われなければ放っておく
で。
思春期の子との接し方を相談してきた親御さんに「言ってきたら聞いてあげて」と言うと、必ず言われるのがコレ。
特に何も話してこないので、子どものことが全くわからない、と。
わかる。
非常にわかる。
んだけど、
言われなければほっといて。
その件には触れずに。
あとは普通してほしい。
家族としてさ。
普通の会話や情報交換はして。
で、それ以上のことは、突っつかない。
腫れ物扱いするんじゃない。
「普通」に。
これまで通り。
家族として接して欲しい。
それで、そこまで。
親御さんの気になる、
- アンタちょっと、どう思ってんの?
- ちゃんと分かってんの?
- 少しは考えてる?
↑コレね。
グッとこらえてほしい。
聞いても、多分いいことがないのだ。
子ども、言わないし。
多分ケンカになるし。
お互い嫌な思いをして。
次回も、さらに言ってくれなくなるのがオチだ。
言われなきゃほっとく。
聞かない。
突っつかない。
嫌味を言わない。
ホットク。
チャプチェ。
衣食住の世話をして、あとは淡々と。
学費とか進路とか単位とかの、親御さんの聞きたい『ソレ』については、
「◯月までに決めてよ。」
と、事務的な事実を伝えるのみ。
もちろん、相談してきたら乗ってあげてほしい。
でも、なければ基本耐えて。
相談がなければ、基本ホットク。
サムゲタン。
臨床の場から
というのが、現場からの意見です。
色々総合して、マジでコレだと思う。
僕の立場だから見えるモンがあるんだよ。
いや、マジでさ。
第三者だから、関係ないからこそ見えるものがある。
当事者だからわからないことってあるんだよ。
無関係で、無責任の僕が言う。
思春期の接し方。
言われたら聞く。
言われなければ放っておく。
↑この距離感。
マジでコレが正解だと思う。
そうとしか思えない。
どの程度話してくるか、どの程度ほっといて欲しいかは、人による。
これはその子の個性や、これまでの親子関係で決まってくるので。
思春期の今になって動いても、多分変わらないのだ。
今さら
とか騒いでも、いいことなくて。
逆に悪化することはよくあって。
やるなら思春期前(もしくは思春期後)なんだけど、その子、もう思春期に入っているからさ。
言われたら聞く。
言われなければ放っておく。
そうは言っても、思春期だから。
つまり、まだまだコドモだから。
きっと、困ったら言ってくる。
大人に助けを求める。
そしたら、その時に聞いてやってほしい。
つかず、離れず。
距離感は子どもが決める。
近づいてきたら、受け入れて。
離れて行ったらホットク。
プルコギ。
無茶苦茶なその距離感。
思春期だもの。
そりゃあもう、無茶苦茶だ。
でもこの距離感が、思春期の接し方のベストアンサーだと思う。
冷麺。
サムゲタン。