いやー。
すまんこってす。
最近、筆が進まない。
ブログが更新できない。
なんでかって、そりゃ。
アイツのせい。
そうです。
ゼルダですよ。
発達特性とゲーム
書くことはたくさんあるんだけどねー。
いやー。
気持ちがね、もう、フワフワと。
睡眠削ってゼルダしてるからね。
連日当直みたいな感じだから。
まんまとね。
もう、任天堂さんの手の上で転がされてるね。
でさ。
僕の患者さんは、ゲーム好きが多いのだけれど。
発達障害とか不登校とか、ゲームと親和性が高い。
そりゃそうだ。
なので、外来でゲームの話が出る機会が非常に多いのだけど。
中には、ゲームの話をするためだけに通院してる子もいるからね。
「コミュニケーションの練習」という名目で、毎月ゲームの話だけして、帰っていく。
まぁ、不登校で基本家から出ないので、家族以外の人との会話は大事。
こんな内容でも、大切な時間だと僕は思っている。
で。
タイトルの通り、「発達特性とゲームの関係」について、思うところを書いてみる。
たくさんのゲーム好きに話を聞いて、思いついた仮説。
今回は、
発達障害があると、脳の報酬系がドーパミンで、依存性と攻撃性がうんちゃらかんちゃら
みたいな話ではない。
それを期待した?
ごめんやで。
それは脳科学の分野で、門外漢。
僕のはもっと、非・学術的な。
低レベルな。
下世話な。
アカデミックからかけ離れた。
そう。
ぶっちゃけ性格診断だ。
性格診断かよ!
非・科学的かよ!
そうです。
なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦。
でも案外当たっている気がするのですが、どうでしょうか。
ゼルダとASD
最近の外来は、新発売のゼルダの話題で持ちきりだ。(どんな外来だ)(ここ、病院ぞ)(堂々とゲームの話ができる発達外来って素晴らしいと思う)(シリアス感皆無)
ゼルダ好きたちの話を聞いて思った。
ゼルダ好きは、たいていASDタイプ
ゼルダがどんなゲームかは、CMや任天堂ホームページを見てほしいんだけど。
外来で、ゼルダにハマってる子。
大抵ASDタイプ。
話し始めると止まらない。
- どんなストーリーか。
- どのような工夫でどのような戦術がとれるか。
- 隠し要素。
- 効率のよい攻略の仕方。
細かい能力値や設定なんかをツラツラと話し続け、親御さんに煙たがれる。
僕が聞いてくれるもんだから、そりゃもう、目を輝かせて話し続けるんだよ。
知ってる知識をとにかく全部披露しようとしてくれるからさ。
途中で切るのが大変。
ASDだなぁと思う。
かく言う僕もASDタイプなので、ゼルダにハマっているわけだが。
ゼルダは、「安全基地から発展させる」タイプの、ASDドンピシャのゲームだ。
ひとつずつ積み上げて、周辺を固めていく。
自分のフィールドを、少しずつ広げる。
「こうしたらこうなるんじゃないか」という想定が、果たしてドンピシャだったときの気持ちよさよ。
ASDは、枠組みの中で発展させていくのが得意。
うまいな、任天堂さん。
公式グッズを買おうとしている僕は、まんまと餌食だ。
スプラトゥーンとADHD
その点、ADHDタイプはダメなのよ。
ゼルダは、2時間もすれば飽きる。
あー……、やっぱスプラしよ!
ってなるらしい。
じっくりストーリーを楽しむとか、謎解きとか、素材の収集とか、ADHDタイプには馴染まない。
もっとガツンと、ドカンと、ドンパチと、刺激強めのものが合うようだ。
スプラトゥーン、モンハン、スマブラあたりだろうか。
- 未知のもの
- 強い刺激
- 入力すれば → 即結果!
のようなものが合う。
ADHDは、未知の刺激に飛び込むことを好む。
ゼルダじゃない。
オンラインゲームとの親和性も高い。
一人でじっくりじゃ物足りない。
他者のもたらす刺激を求める。
なので、スプラトゥーン(基本的にオンライン)にハマるADHDは多い。
そして、オンラインの相手にイライラし、家庭で荒れるADHDも非常に多い。
そんなに怒るなら、やめればいいのに。
もはや楽しくないでしょうに。
でもやめられない。
切り替えられない。
トラブルになりやすいので、オンラインは時間制限などして上手に距離をとることをおすすめしている。
あなたはどっち?
非常に低俗で非・科学的、主観的な意見であることは承知。
単なる性格診断であり、星占いや血液型占いよりさらに信憑性が低い。
だが、その上であえて問おう。
あなたはゼルダ派?
それともスプラ派?
僕はゼルダ!
案の定ハマってる。
そんな感じで、好きなゲームで特性が透けて見えると思ったって話です。
そして、ADHDタイプもASDタイプもみんな大好きな、マイクラは偉大だって話です。
あと、ゲームにハマってもやることやってりゃ依存症ではないので、一応出勤している僕はゲーム依存じゃないです。
睡眠を削ろうが時間をドブに捨てようが、社会生活に支障がなければ依存じゃない。
生温かく見守っていただけると幸いです。