親子関係

親は無力?

コメントをいただいた。

 

母
先回りしたくなるけど、親には骨を拾うしかできないんですね。

無力感を感じます。

 

え、そーなの⁉︎

 

ほら、言わんこっちゃない。 〜無理なチャレンジを見守るか止めるか〜質問をいただいた。 一部抜粋。 不登校の中学生。 「行きたい高校がある、その高校以外行きたいところをはない」と進路...
合理的配慮とか先回りって、どこまでするべき? どうなったらやりすぎ?すげー余談なんだけど。 前回いただいたコメントで、妖怪骨食いババァって書いた人がいたw しかも二人いたwww ...

 

妖怪骨拾いババァは無力?

このコメント、個人的にビックリで。

骨拾いババァって、無力なの?

ウソでしょ⁉︎

 

めちゃめちゃ強力な助っ人じゃん!!!

 

失敗したときに、帰る場所がある。

骨を拾ってくれる。

なにそれ最強かよって僕は思うんだけど。

 

 

僕は昔、子どもだったんだけど。(今も子どもみたいなもんだけど)

失敗しても受け入れてくれる場所、喉から手が出るほど欲しかったけどな。

それって、自己肯定感の礎(いしずえ)じゃないの?

帰る場所があるから安心して失敗できるんじゃん。

 

僕は今は大人なんだけど。

骨拾いババァ、めっちゃ欲しいけど。

例えば仕事でも、先回りして御膳立てされるより、信頼して任せてくれて、失敗したらフォローしてくれる方がずっとずっと嬉しい。

全部先回りされて失敗しようのない仕事なんて、全然楽しくないじゃん。

 

 

みんなはそうでもないの?

むしろお膳立て、あんまり嬉しくなくない?

 

子どもも同じだと思うんだよ。

あんまり先回りされまくったら、きっと居心地が悪い。

でも失敗したときに骨を拾ってくれるババァは、めっちゃ有能なババァだ。(ジジィでも可) (骨拾い係は父親でもいいよ) (もちろん) (妖怪骨拾いジジィ)

 

親の不安

わかるよ。

未熟な子ども(子どもなんだから当然未熟)が、明らかに失敗しそうで、案の定失敗する。

手をこまねいて見ているのは居心地が悪い。

気持ちはわかる。

 

でも、失敗しないように先回りするのが有能で、失敗した後に骨を拾うのが無力だなんて。

そんなわけないっしょ。

 

 

これを読んでいる方のお子さんは、能力にデコボコがある子が大半だろう。

ある程度の先回りは必要だ。

心が折れないような環境調整は必要。

 

でもさ。

その調整を今後続けていくのは、他でもない本人なわけ。

親御さんがいくら奮闘したところで、『社会』は変わらない。

学校とかの小さなコミュニティーは整えることができても、この子が将来出ていく大きな世界は変わらないんだ。

この子が自分で取捨選択し、環境整備して、上手に生きていくわけ。

 

ゴールは本人

ですから。

本人が経験して得るものってあると思うんだ。

 

親は助っ人、ゴールは本人

先回りや環境調整は良いと思う。

先回りして、将来的な自己理解につなげる。

それも大事。

 

でも、一番の核になるのは、どう考えても親子の信頼関係

安心感

つまり、骨拾いババァ(ジジィ)だ。

この妖怪が子どもの周りをウロついていることが、めっちゃ大事。

 

 

広い世界に冒険に出るのだから、傷つくことはある。

でも親御さんが先回りしてデスピサロを倒すことはできない。

 

親御さんは、傷ついたときにHP、MPを回復させる宿屋であってほしいと思う。

宿屋がいつもそこにあって、いつでも安心して利用できる。

その土台があるから勇者は冒険の旅に出られるわけで。

 

敵と戦ってレベルを上げるのは、あくまで勇者ご一行だ。

ゴールは本人

宿屋は、不可欠かつ超強力な助っ人だ。

 

まとめ

ってことで、

妖怪骨拾いババァは超有能

という結論でよろしいでしょうか。

 

この妖怪が取り憑いた子、最強だと思うんだよね。

自信を持って、自宅で手をこまねいていてください。

 

そして、子どもが失敗したときが出番ですぜ。

さぁ、レッツ骨拾い!

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