タイトルの通り。
もので釣るのはアリかナシか。
どう考えます?
ごほうび大作戦
動かない子を、物で動かす。
ゴンチャのタピオカミルクティー買ったげるから。
これは、アリだろうか。
自分の意思で行くわけではないけど、タピオカ欲しさにとりあえず従う。
これは、アリか。
アリか。
スプラのオンラインは結構トラブルになるけど、本当にいいか。
アリか。
スマホなんて大抵上手に使えないんだけど、没頭しすぎてその次のテストでダダ下がりしたらどうするか。
取り上げるのか。
もので釣ってもいいですか?
聞かれることがある。
もちろん、正解はない。
その人の価値観、その家庭の考え方で、決めることだが。
聞かれたので答えてみる。
僕個人の価値観では、
子どもをモノで釣るのは、
アリです。
アリだ。
アリ寄りのアリ。
えぇっ⁉︎
お前「本人が納得して動かないと意味ない」っていつも言ってるじゃん記憶障害かよ。
そうなんだけどねー。
物で釣って動かす。
作戦としては、アリだと思う。
そして有効だろう。
鼻先にニンジンをぶら下げれば、子どもは結構動く。
ただし!
ただし!
きよし!
たけし!
ひさし!
(昭和の男性名)
目的と効果を考えてから。
↑絶対コレです。
説明する。
なんのために?
動かない子を、とりあえず動かしたい。
その時に「物で釣る」は有効な手段だ。
前述の通り、子どもは目先のニンジンで、結構動く。
もちろん、説明や説得が正攻法だけど。
そして可能なら物じゃなくて親の賞賛やうまくいった経験をご褒美とするべきだけども。
そうはいっても、ダメだったときの次の一手として、持っていても良いように思う。
でさ。
このカードを切れば、きっと子どもは動くんだよ。
それが初回なら、おそらく威力は絶大だ。
ただし!
きよし!
やすし!
(昭和の漫才コンビ)
使うごとに効果が薄れる。
これは絶対にある。
最初は、ご褒美目当てに頑張った。
少しの報酬でしっかり努力し、それなりに結果も出た。
周りも本人もほくほく。
なんだけど、コレを繰り返すと徐々に効果が薄れる。
最初はガチャガチャ1回だったのが、ゲームソフトになり、ゲーム課金になり、気づけばスマホやゲームパソコンなんかの高価なものに移っていく。
しかも、最初はここぞというテストの時だったのに。
小テスト毎にご褒美が必要になり、日々の宿題やお手伝い、果ては自分自身の生活動作(片づけや入浴など)にもモノをせびるように。
ある段階で、親が「やっぱおかしいでしょコレ」となり、ご褒美システムが破綻する。
子どもも、
親のせいで僕は〇〇ができない!!!
みたいになって。
自発的な目的意識を持たず、失敗したら全部親のせい。
そうです。
キング・オブ・こじれ家庭ですね。
もので釣る場面:2パターン
こうなると、親子とも不幸だ。
当初の目的は達成されないし、誰もハッピーにならない。
やっぱり、物で釣るのは『切り札』的な位置付けだ。
アリなんだけど、多用すべからずだ。
FFでいうと、ここぞというときのエリクサー。
マリオでいうと、ここぞというときのスーパースター。
世界ふしぎ発見でいうと、ここぞというときのスーパーひとしくん。
戦略的に、目的を持って使いたい。
具体的に、どんなときが「ここぞ」かはケースによるだろうけど。
僕が思いつくのは2パターン。
- 幼すぎてよくわかっていない
- とりあえず経験させたい
↑ココは使いどころだと思う。
①幼すぎてよくわかっていない
これは非常に現実的な、即物的な理由。
子どもの理解力が足りない。
説明が通じない。
でも、やらなきゃ困る。
そんなとき。
お菓子1個買ってあげるから、買い物に行くよ!
とかさー。
買い物は、生活する上で必須だ。
でも幼児は理解しない。
どーーーーーしてもゴネてしまうとか、スーパーで走り回って収集つかないとか。(発達障害特性のある子は特になりやすいシチュエーション)
お菓子1個買うから、とにかく言うことを聞いてくれっ!
手をつないで、スムーズに買うもん買わせてくれぃ!!!
うん。
アリだと思う。
親御さんの精神衛生上、アリ。
あと2、3年もすれば、もう少し聞き分けがよくなるだろう。
でもこの時期の、このシュチュエーションでは、許されるっしょ⁉︎
② とりあえず経験させたい
例えば不登校。
- 色々配慮したので、とにかく1回行ってほしい。
- 適応指導教室的な場所を、とにかく1回見てほしい。
- 高校の説明会に、とにかく一度参加してほしい。
↑こんなとき。
とにかく1回!
なんとか1回!
その感想を叩き台に、次の方向性を考えるからっ。
他にも、
- 苦手で避けてきた運動会に、とにかく顔を出して欲しいとか。
- 新しい習い事で、まず1回やってみると楽しくなるハズとか。
- 電車に、一度ひとりで乗れちゃえば、自信がついて以降も乗れるだろうとかさー。
不安はわかる。
わかるが、とにかく一度やってみてくれぃ!!!!!
って場面は、使いどころかなぁと。
経験は不安を軽減させるからね。
最初の壁が一番高いから、そこを超えるブースターとして、モノで釣るのはアリかと。
ただし!
きよし!
たけし!(漫才コンビ)
あつし!
たかひろ!(ダンス&ボーカルグループ)
ただ、以降はご褒美なし、もしくは少しのご褒美で継続できる算段があることが条件だ。
1回トライすれば楽しいハズ、とか。
一度できると自信がつくだろう、とかね。
もので釣った回は、自分の意思で行動したわけではない。
つまり、この行動はゴールじゃない。
それ以降に、自分で動けそうなとき。
自分の意思で行動できるのがゴールだ。
ここまで考えてカードを切りたい。
「ここさえ越えればあとは自分でやれそうなのに」ってときが、良い適応かと思う。
まとめ
もので釣るのは、アリだと思う。
ただし、ご利用は計画的に。
目先だけじゃなく、長期的な視点で考えてからが良いだろう。
我が家も釣りまくっています(笑)
学校に一時間行くと1ポイント、100ポイントで外食とか200ポイントで本人の大好きなプロ野球観戦とかにしてます。
でもプロ野球観戦の200ポイントは普通に朝から登校すれば2ヶ月くらいに一回になるけれど、息子のように毎日社長出勤すれば4ヶ月くらいかかるのでそれからチケット予約するとだいたい半年に一回になり…
実は年に2回なら前から行ってたのです(笑)
でも、ちゃんとポイントcardも母手作り。
息子は学校は息子な特性上、行きたくないけど全く行かないのは別の意味でストレスになるみたいなので有休、時間休、ポイントカードで少しでも気分が上がればと思っています。
ちなみに前にコメントさせていただいた嫌だった運動会のよさこい、校長先生とテントで見学予定でしたが、入場の時の太鼓係に任命され(笑)
マイバチ持って太鼓の達人に通った甲斐がありました❗️
自分から興味を示すものが少なかった我が子。
>「ここさえ越えればあとは自分でやれそうなのに」
と考えて経験させたくずっとやってきたんですが、ダメでした。
気が付いたときはキングオブこじれ家族になってました。
“ここさえ”の認識が子供と私で違っていたのかなと今になって思います。
これは物でつってるのかどうか分からないのですが、最近子供が外食行けるときは外食にいってます。
あと趣味のものを買いたいと言うときも。
こちらも仕事でくたくたなのですが今まで仕事で忙しいといってかまってあげれてなかったので。
不登校前よりも話すようになり、楽しいです。
もちろん心配はあります。お金は働けばなんとかなる❗と割りきるようにしました。老後が心配でも長生きできるとは限らないし。お金のことは心配しすぎないようにすることにしました。