この話から。↓

コメントをいただいた。
夏休みの宿題、親がどのくらい関わるかを、むしろ先生が見ているらしいです。
あー、なるほど。
きっとそうだよな。
先生の視点
多分、見たらわかると思う。
大人が手伝ったか、自力でやったか。
特に自由研究なんて、見ず知らずの子の作品をパッと出されてもある程度わかりそうだ。
親の介入度が。
僕みたいな教育のスーパー素人でも。
これが、この子を1学期ずっと見てきた、かつ教育のプロである学校の先生ですよ?
そりゃ、わかるよなー。
そりゃそうだ。
僕は、学校の先生は教育のプロとしてとても尊敬している。
発達デコボコの子に、僕には考えつかないステキな支援をしてくれていると外来で聞く。
僕ら医療は『点』での付き合いだけど、学校の先生は『線』だ。
切れ目なく、ずっとその子を支援する。
僕らにはできないことを、たくさんやってくれる。
僕なんて、月に1回短時間会うだけだもん。
そりゃ支援にも限界があるよ。
先生の方が影響力が大きいに決まってる。
マジ尊敬。
でさ。
学校の先生は、去年も、一昨年もきっと先生だったわけで。
何年も先生をやっている。
ってことは、毎年の夏休みの宿題を見ている。
いくつもの学年の、たくさんの子たちの宿題を見てきているのだ。
じゃあさ、分かってると思うんだよ。
- 1年生の算数ドリルは、親と二人三脚だな。
- 3年生の自由研究は、ベース親の力。
- 5年生の読書感想文は、本を読むところからマジ卍。
↑こんなことが。
- 全体の何割くらいが自力で完遂できるのか。
- 親の介入はどの程度必要そうか。
- 能力的に、できそうな子とムリめな子。
分かった上で、課題を出しているのだろう。
「この子にこの課題は厳しいだろうな」とかさ。
きっとそうだ。
宿題を出す側の意図
クラスには、能力の高い子もいれば、低い子もいる。
発達にデコボコがあって、得意不得意が大きい子だっている。
それは先生もよく分かっているはずだ。
でも、個別の宿題なんて現実的じゃない。
一律に同じ課題を出すしかない。
まったく宿題を出さないと、それはそれで苦情がくると予想される。
ある程度は出さざるを得ない。
と、なると。
1学期にやった基礎学習の復讐はさせたいし。
→計算や漢字
長期休暇にしかできない、じっくり取り組む課題もやってほしい。
→読書感想文や自由研究
夏の楽しい思い出も作ってほしい。
→絵日記、1行日記
宿題を「出す」となると、上記のように多岐に渡ってしまうのだろう。
これは理解できる。
例えば「宿題は漢字ドリルのみですっ!」とか、バランス悪いじゃん。
なんで漢字だけ?
ってことはさ。
この多彩な宿題たちを、みんながみんな自力で終えられるとは、先生も思ってないんじゃないかな。
能力のバラつきは、授業中に先生が一番見ているわけで。
授業なら、遅れている子には直接指導できるけど。
夏休みに家庭でやるんだから、まぁ無理だろうと予想される。
ってことで、
- バラエティーに富んだ宿題を、出さざるを得ない。
- 親の手伝いが入ることはハナから承知。
なんじゃないかなぁ。
僕の予想だけど、先生はこう思ってると思うなぁ。
親の関わりを見ている
でね。
この状態で宿題を出すとしたら、僕が先生なら見るところはココだ。
親がどのくらい介入するか
集中の続かない子に、いかに机に向かわせるかとかさ。
その子が課題を一通り終えていたら、「親御さんがんばったんだなぁ」と思うし。
立案が苦手な子の自由研究テーマから、親御さんの趣味嗜好が透けて見える気がする。
毎年同じ本で読書感想文を書いてくる子がいたら、親御さんももうめんどくさいんだろうなーとか。
僕が先生だったら、見るのはココ。
出された課題から、「この子の弱点を親御さんも把握し、かつ指導してくれたんだなぁ」と分かる。
もしくは「この子が全然分かってないことを、親も分かってないな」っていうのも見える。
これが見たい。
僕だったらね。
外来でも、
親御さんが子どものどんな面を、どのように捉えているか
は、めっちゃ重視しているところだ。
それによってアドバイスの内容が変わるから。
もちろんみなさん、愛情を持って接しているのは間違いないんだけど。
その中で、お子さんのどこを重視し、どう解釈するかは家庭によって大きく異なる。
- すごくよく観察して考察している
- 親の不安と子の不安がごっちゃになって、子どもが見えていない
- 特定の面に固執し、他の面が見えなくなっている
……など、状況は色々ある。
いい悪いじゃなくて、サポートの方向性が変わるからさ。
そこを見るわけよ。
そう考えると、夏休みの宿題、実は親御さん向け説もあながち間違っていないように思えてくる。
宿題を、出さざるを得ないからには、そこを見ているんじゃないかと。
そりゃ先生だもの。
お見通しなんじゃないかと思う。
やっぱり、学校の先生はプロフェッショナルだ。
※親の介入がバレず、うっかり賞をとっちゃうケースもあるようですが。介入度合いが適度すぎて。これはこれで素晴らしいさじ加減。
ちなみに。
お見通しってことは、交渉の余地ありってこと。
「自力で完成した風を装う」一択ではない。
「どーーーーーしてもムリなんです勘弁してください!!!」もアリだと思うんだけど。
本物の先生方、どうなんでしょうか。
こんにちは!
『生徒に無理を強いてはいけない』というのが昨今の学校の方針になってきていると思うので、
完全に想像ですが、
夏休みの宿題に関して何か思うところがある場合は、事前にもしくは夏休みの序盤で
担任の先生に
「先生のご意向とは違ってくるかもしれませんが、うちでは今回の宿題はコレコレこういう感じ(量の件や、苦手なぶんは親が手伝う、作品はやってみるけど〇〇な場合は提出に至らないかも、など)で取り組んで行こうと子供と話しております」
とかってお伝えしたら、OKな先生もけっこういるのでは、と思います。
特に普段から、学校側と良好な協力関係(べつにPTAとか特別な仕事でなくても)を築こうとしてるお宅の場合は。
宿題を一律バーンと出すのは、そうするしかないから、だと思うので。
宿題ができない子と宿題絶対主義の教師が、1学期の間トラブルがないとはあまり思えないので、1学期の個人面談、授業参観などで親御さんが不安を感じていらっしゃらないなら、夏休みの宿題に関する教師の対応にも大きな心配はない様な気がしますが。ガチガチの宿題絶対主義の教師って、数としてはかなり少ない。
心配なら連絡帳か何かで、子供が宿題できてなくても注意しない様にのお願いを、メッセージしても良いかもしれませんね。「私が多忙で十分なサポートができなくて申し訳ない」とか、「難しい年頃で、強制すると余計に反発する」とか「親子で頑張ってみたけれど、これが今のこの子の限界です。ゆっくり成長を待って、子供の様子を見ながら、子供の負担にならない範囲で少しずつ教えていくつもりです」とか、「クラスの雰囲気が良くて良い友達に恵まれた。ありがとうございます」とか、この学年に進んでからの成長のエピソードを書いたりして教師の顔を立てて。教師も「○○ちゃんだけどうして」と他の子に言われた時、「○○ちゃんのお母さんと話し合って、そうした方がいいと思ったから」と答えやすいかも。教師もいろんな人がいるので、うまくいくとは限りませんが。教師にメッセージを送る事自体を、かえって嫌がるお子さんもいるし。あくまでも、教師と子供の様子を見ながら、どう動くのが一番良さそうかを考えてになりますね。
…….ちなみに、ウチの子達の通っていた小学校では、中学受験組が担任に宿題減らしを要望し、非受験組が、宿題ないとうちの子勉強しないからと反対するという噂でした。自分の子が宿題ないと勉強しないからって、他の子に無駄な作業をさせたり、しなかったら教師に責めさせようとするって、一体何の権利があってそんなことを言うの、自分の子が勉強しない事については自分で向き合ってください、と私は思います。揉めているところを見たことはないので、真偽は不明ですが。
私は介入していました。やらせてあげたい(意欲があり、約束を守る、「ちゃんとした」生徒にしたい、そうでありたいだろう)と思っていたので、どんなふうに取り組めばいいか、一生懸命考えていました。
今思うと、それは私の考えで、娘のではなかった、先回りしすぎていたのかと思います。
今は完全不登校になり、この夏休みも宿題はしていません。明日から新学期ですが、登校刺激もしませんし、何かをやりたいと言いだすのをひたすら見守っています。
宿題手伝って!と言われたら娘が取り組むのを手伝いたいです。
今は水面下で、考えられる進学先などの情報収集をしています。
中二男子不登校ですが、夏休みの宿題、母が三分の2やって、何とか終わりました。我が家も、親の手伝いがないとやれないので、毎年のことと、割り切ってます。
しかし、それにしても、宿題終わっても「学校は行かない。親への反抗だ。」「お前のせいで、こんな性格になった。」とか、言いたい放題。無視してますけど、ほんと、腹立ちます。
夏休みの宿題、親の手伝いを先生方もわかってるなら、親の苦労、ストレスMAXまで考えてほしいものです。
P先生
こんばんは。
前回と今日にかけてのこのテーマ、すごく腑に落ちました。
ママの宿題じゃないんだよ!!
ってイライラしながら取り組んだわたしとちがい、すーたんさんの取り組み方よ!
心構えよ!!
我が子も自由と言う名の不自由さの中で生きている部類なので、とってもとってもわかります。
その中でも唯一、自分からやりたいと言って取り組んだ自由研究は親の介入100パーセントでしたが、本人が進んで最後までやりきったし、先生やお友達からもすごいねって言われた!
と喜んで帰ってきたので、達成感も得られたのかな?と思っていました。
来年は気持ちを入れ替えて、広い心で取り組みたいと思います(笑)
ので、その辺りの時期にリブログお願いします。
全部手伝わせてくれたら、それが一番いいです。でもこだわりが強すぎて、全部自力でしないと、先生に怒られると思い込んでいる我が子。ですが、集中力も無さすぎて、やりたいけれど、やらなくては気が済まいけれど、やれません。宿題が地獄の可哀想な夏休みです。
お手伝いしても、先生はおこらないのは、もちろんなのに。
こんにちは。
先生ではないのですが、わたしは夏休みの宿題にある程度介入しています。
介入して思うのは、例えば何かのポスターひとつとっても、たくさんのプロセスが必要で、
しかもあの真っ白な画用紙にいきなり向き合わせても、我が子には難しい。
そこで、特性をしるわたし(親)が、ひとつひとつプロセスを説明し、見通しを持たせて、完成へむかう。
自由研究も、『やりたい!』事をどう研究し、まとめに持っていくか。
これは多分、先生に求めてはいけないし、大勢の子どもに指導するには困難だなぁ、と感じています。
だからこそ、個別指導が難しい事を、代わって親が説明しながら教えていく。
子どもって、こんなに工程の多い、ゴールが遠い事をしているんだな、がんばってるな。という思いにもなります。
わたしはそんな風に思いながら、今年も自由研究手伝いました。