発達障害とかHSCとか、その子の持つ『特性』。
- 落ち着きがない。
- 空気が読めない。
- 極端に「気にしぃ」。
- 注意力散漫。
- かんしゃく持ち。
そんな『特性』。
特性があるのは分かった。
第一歩:『特性』に気づく
子どもに困ったことが起きた。
その時に、子どもの『特性』『特徴』を見極めるのがまず第一歩。
よく観察してほしい。
物事がヘンになるのは必ず理由がある。
「おや?」と思ったら、その理由を探して欲しい。
違和感を感じた理由があるはずだ。
親子の認識にズレがあるはず。
この作業が第一歩。
であると同時に、これができれば問題の8割は解決したようなものと僕は考えている。
だからあのときはこう言ったし、今回もこう行動したのね!
そう。
これに気づいて、かつ受け入れられたのなら、もうほぼ解決したようなもの。
すごいと思う。
心からすごいと思う。
二歩目:今後どうなるの?
で。
まぁ想定内っちゃそうなんだけど、このままでは困るよね。
大人になる頃には特性って薄まるの?
それともずっとこのまま?
この疑問が湧くのが自然だ。
特性ってなくなるの?
発達障害って治る?
治らないにしても、軽くなる?
この質問をされることは、結構ある。
これは非常に答えづらい。
イエスでもあるし、ノーでもある。
説明する。
特性は変わらないけどなんとかなる
僕は、持って生まれた特性は変わらないと思っている。
落ち着きがない子は大人になっても落ち着かないだろうし。
空気が読めない子は、やっぱり読めない。
HSCはどこまでいってもHSC (あ、大人になったらHSPか)だし。
その子の『本質』は変わらないと思う。
じゃあその想定で先回りしないとですね。
でも、これはその限りじゃないと思っている。
特性は変わらないんだけど、それでも将来的な社会適応はなんとかなるように思う。
特性はなくならない。
でも、薄まると思う。
あまり心配しなくて大丈夫。
なぜ?
『経験』と『知識』で補う
人は学習する生き物だ。
経験から学ぶことができる。
そこから学ぶ。
オレは忘れ物が多いんだ。
じゃあ大事なものは忘れないように工夫しよう。
本人が注意すれば、困らない程度に忘れ物を減らすことは可能。
でっかく書いておくとか、前もってカバンに入れるとか、アラームをかけるとか、人に頼むとか。
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HSCはどこまでいってもHSCだ。
その繊細さも敏感さも、みずみずしい感性も変わらない。
でも、頭で理解することはできる。
私は気になるけど、みんなは気にしてないんだ。
気にはなるけど、意識して無視するようにしよう。
知識として仕入れることができる。
それを応用する力もある。
特性はなくならない。
でも、『経験』と『知識』で補う。
すると特性が薄まったように見えるって寸法。
なんとかなる
だから、『特性』がある子が、イコール将来的に困るってわけでもないと思う。
ヒトには知恵がある。
経験から学べるし、先人の知識を応用することもできる。
そのためには。
やっぱり、『特性』を自覚することは外せないように思う。
伝えてあげて欲しいと、僕は思う。
伝える時期はそれぞれでよいが、でも自分の足で立って社会に出る頃には、自覚しておいたほうが良いように思う。
「自分はこれが苦手です」
ちゃんと伝えた方がよい。
「あれもできます」
「これもできます」
「大丈夫です、がんばります」
そう言っておいて、実際にできなかったときにダメージが大きすぎる。
周囲にも、自分にも。
大丈夫。
世間は優しい。
一人で完璧にできる必要ってないし、得意な人が助けてくれるよ。
だから『特性』は大丈夫。
ってことはつまり、『特性』を認めても大丈夫。
特性なんて認めない!
この子(自分)は普通だ!
とか、がんばらなくても大丈夫。
特性があっても大丈夫。
なんとかなるから。
なので、ちゃんとできているかチェックしてください。
ミスがあったら指摘してください。
それで大丈夫。
経験させる
だから。
将来的にはなんとかなるから、ぜひとも今のうちに失敗させてあげてほしい。
失敗しないように、傷つかないように先回りするのではなく。
人は経験から学ぶ。
出来ると思ったのに → できなくて → あとで困った。
この流れを経験させてあげてほしいと思う。
出来ると思う→ (親が手伝ってくれて)やっぱりできた → 何も困らず。
これでは学びはない。
そんなふうに、自分の頭で考えさせてほしいんだ。
その力が将来に生きてくる。
もしお子さんが、
できなかった → でも全然気にしない!
なら、まだ時期じゃないんだ。
自分でなんとかしようと思ったときが、「その時」。
「その時」を待つしかないんだと思う。
まとめ
ってことで。
特性はなくならない。
でも薄まる。
と僕は思っている。
知識と経験で薄まる。
そのためにも、子供のうちにたくさん失敗させてあげてほしいと思う。
あ、もちろん二次障害の起きない範囲で。
某有名掲示板創設者のひろゆき氏の質疑応答のYouTubeが面白くてラジオ代わりにニヤニヤしながら聴いてます。
彼の幼少期のエピソードが衝動性強いADHDそのものなんです 笑 本人は診断受けて無いから分からないけど「たぶん、僕ありますねー」と言ってました
良い、悪い、好き、嫌いは別にして特性が強かった子どもの一つのロールモデルとして勉強になってます。性格に難がある?のもうちの不登校長男君にすごく似ているんです。
ひろゆき氏を知ってからこういう人もいるんだと分かり息子の宇宙人っぷり、利己的、損得主義に思える言動もなんか許せるようになり、今はあまり息子が学校社会に馴染まなくても
「まぁいっかなぁ〜」くらいに思えてます
息子の特性が薄まる所も逆に強まる所もあると思いますが最近は本人が自分の特性をプラスに見れるようになってるので良かったと思います
面白い事に彼もひろゆき氏を聴き始めて
(息子の大好きなニコ動の制作にも関わってたと教えた)
「ひろゆきが大学行ってた方が得するって言ってたから大学とかマジ糞つまらんとか思ってたけど少し行きたいかも〜」
と言うようになりました😊
不登校児の言う事は話し半分くらいで聴いてますが、それでも親が言っても心に響かないのに面白いですね。
長文失礼しました
いつもブログ拝読しています。
発達相談に通い始めた3歳のこどもがおり、どうやって育てていけばよいか、こちらの記事を読んでは考える日々です。
ひとつ質問があり、コメントさせていただきました。
失敗する→自分で考える
という経験はとても大切だと思います。(私自身が過干渉な両親に育てられ、今現在失敗経験を積み直しているところです)
ただ、発達相談などではよく「発達障害のある子は失敗経験が多く、自信をなくしがち。まずは自信をつける経験を増やしましょう」と言われます。
我が子を見ていると
失敗する→自信を無くして再挑戦しようとしない→親や他人に助言されると激しく怒るorほっといてもできるようにはならない→いずれにせよ結局できないままなので自信をなくし、他の子ができているのを見て癇癪をおこす
という流れに陥っていることがあります。
失敗したら失敗したまま卑屈になる子どもは、それでも放置しておくしかないのでしょうか?
もしお答えいただけたら、今の悩みに光が射すかも…と思いコメントさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
突然すみません。
先生でもなんでもないですがわかり過ぎてコメントしてしまいました。
我が子は今5歳です。
そう言えば3歳の頃失敗を恐れて何もしないやっても出来ない癇癪。あったなぁ(´;ω;`)と。
その時は途方に暮れてました。
心の中ぐっちゃぐちゃでした。
まだ3歳って言われても早く動かないと!早期療育しないと!!おおらかになんて育てられないよ!肯定感上げるとか言ってないで具体的に教えてよ!!方法を!!
多くは望まない。普通に育って欲しいだけなのに。
普通ってなに?ですけど。
今も呆然とする時ありますが
でも、あぁ2年経つとなんだかんだと少しずつこの子なりには成長してるなぁと感じること沢山できました。
すがりたい気持ちも色んな情報で混乱する気持ちも正解を知りたい気持ちもまだまだあります。
それでも少しずつ少しずつ。
あれ?って。
なんかちょっと落ち着いた?
出来るようになってない?
そんな日が来ると思いますが来るまでは信じられません(笑)ペースも人それぞれですしね。
いや、わかってるけどそのペース見守るのがしんどいんですけどって、、、(笑)
でも世界は優しい。は嘘じゃないと思います。
受け入れなくたって良いと思います。
親も人間です。
お互いトライアンドエラーでのんびり行きましょー😊
※見当違いのコメントでしたらごめんなさいね。