心理学

正解なんてどうでもいい。「あなたは」どう思いますか?

グチの話から発展して。

このブログのねらい 〜コメントのお返し〜なんかこの記事に思いの外たくさんのコメントをいただきまして。↓ https://hattatsu-kids.com/?p=2473...

 

グチりたい人は多い

グチを言いたい、吐き出したい気持ちの親御さんがたくさんいらっしゃること、僕も重々承知。

そして同じような境遇の人を探したい、気持ちを共有したいと切に願っている方が多いことも。

とりあえず少しでも安心したいってことですよね。

 

それがわかっているつもりだからこそコメント欄を開放している部分はあります。

グチを書き込むのは構いません。(ただできればグチならグチって書いてね。判別つかないから。)

※でも、「〇〇がなくて困ってるんだけどなんとかして」とか、「私こんなにつらいのよアンタ罪悪感を感じなさいよ」みたいな、僕に丸投げするようなコメントは困ります。ネット上のマナーとしてそこはご理解ください。

 

ブログのターゲット

そもそもこのブログのターゲットの親御さんってどんな人か。

その話をさせてください。

 

 

僕の病院の発達外来は、初診まで半年待ちだ。

まじ待つ。

まじ長い。

まじ卍。

 

この長い長い待ち時間をなんとかしようと、僕も画策したことがあった。

でも今は、半年待ちでむしろいい塩梅だと思っている。

 

母
何言ってるの少しでも早く診てちょうだい!

 

そんなお叱りの声が聞こえてきそうですね。

 

これはですね、『腹を括る時間』だと思っていて。

大事な、そりゃもう大事なお子さんが、不登校になる。

または、発達障害の可能性が浮上する。

親御さんはパニックになるのが普通ですよね。

 

パニックになる。

普通の反応なんだけど、この時点では僕は何の手助けもできないわけです。

 

そうなの?

そうなんです。

 

全然、何もできない。

正確には、何を言っても親御さんには入らない。

受け取ってもらえない。

僕たちなりに有用と思うアドバイスをするのだけど、それを受け取る余裕が親御さんにない。

 

実際、そのような場面って日常の診療でよく遭遇するんです。

とにかくパニック中なんだなー、ってとき。

 

 

子供が発達障害。

子供が不登校。

他にも起立性調節障害、反抗期、過敏性腸症候群、抑うつ、チック、自傷……なんでもいいんだけど。

 

その時、どう感じますか?

 

母
あり得ない!

 

母
認めない!

 

母
何かの間違いだ!

 

ってな感じでしょ?

 

それが普通の反応と思う。

僕もそれは重々理解している。

 

受容?

できるワケねーじゃん。

 

僕は常々、お子さんをありのまま受容してくださいと言っている。

できるわけねーのに、なぜそんなことを言うの? バカなの?

そう、この人たちに向けて言ってないんです。

 

具体的なアドバイスとか方法論とか、この人たちを対象に言ってない。

じゃあ、誰に言っているか。

腹を括った人』です。

 

発達障害?

 

母
あり得ない!

 

母
認めない!

 

母
何かの間違いだ!

 

この段階の人には、多分何を言ってもダメで。

 

母
発達障害?
マジ不本意だけど、それがこの子ならしょーがない。
あるものはあるし、ないものはないし、それでもやっていくしかない。
今日も空は青いしご飯はおいしいし。

 

この状態になって初めて、

 

母
『それでもやってく』って、具体的にどうすれば?

教えて、偉い人。

 

ってなる。

 

この人。

僕が対象としているのはこの人たち。

 

この段階になって初めて、「腹立つ気持ちはわかるけどとにかく受容した方が予後がいいよ」「こういう考え方もあるよ」「子供の言動の裏にはこんな気持ちがあったんじゃないかな?」とかアドバイスできる。

そして、このブログには主にこんな感じの『理論』『理屈』『方法論』を書いているつもり。

 

グチを言う人

対して。

 

グチを言っている人の多くは、この状態に達していないものと思われる。

まだ受容できない状態の人。

※もちろん腹を括ったあとでもグチりたくなる時ってある。グチりながらもなんとか乗り越えていく場面ってありますよね。承知してます。でも今はそれは置いといて。

 

 

もちろん、この状態は全然悪くないし、責めてない。

誰もが通る道だ。

でも上記の通り、この段階の人に僕ができることは何もないわけだ。

 

この状態の人。

受容できない、ムカつく、腹立つ、あり得ない! の人。

この状態って悩んでもがいて、自分で抜け出すしかない。

少しでも力になる可能性があるとしたら、やっぱり身近な人や実際に面と向かって話せる人だけだと思うんだ。

顔も知らないネット上のやりとりでは完全に無理で。

だから、コメントを書いていただいても何もできないので然るべき相談機関へ、ってのは、そういうこと。

 

でね。

コメントを見て思う。

 

母
自分が変わらなくちゃいけないのはわかってるんですが、気持ちが追いつきません。変われません。

 

素直かっ!

真面目かっ!

 

このブログもそうだし、人に聞いたりちょっと検索すれば、『正解』らしきものが手に入る。

でもそうできません、って。

真面目か。

 

『正解』なんてクソくらえだ。

まずは、「あなた(親御さん)」はどう思う?

 

母
あり得ない!

 

母
認めない!

 

母
何かの間違いだ!

 

それが親御さんの素直な気持ちでしょう?

まずはそこを認めてほしい。

 

「あなたは」そう思っている。

まずはそこを受容しないと、話が進まない。

 

これを認めず、

 

母
そんなこと思っちゃいけない。

 

母
子供第一で考えるのが良い母。

 

母
私がこんな黒いことを考えるなんてあり得ない。

 

そうやって本音を打ち消しちゃうから、「私はこうしたいのに〇〇がこうで動けない」みたいなグチになるのだと思う。

 

いや、責めてないよ。

この状態が悪いって言ってるわけじゃない。

誰でもなるでしょ。

 

でも、僕には何もできないんだ。

そして何より、この状態の人にむけてブログ書いてない。

※だからグチを言い合いたいなら、僕のブログじゃなくて親の会とかネットでも掲示板的なもののほうがいいんじゃないかなーとは思う。

 

正解を目指さない

なにか困ったことがあった。

そのときに、『正解』にすがりたくなる。

その気持ちはわかる。

 

ネットを検索して、『正解』らしきものを見つけた。

じゃあそうしなくちゃ!

わかる。

 

でも、きっと無理だ。

小手先のテクニックだけ試してみても、きっとうまく行かなくて。

 

母
あり得ない!

 

母
認めない!

 

母
何かの間違いだ!

 

親御さんは、そう思っている。

それを認めて、大事にしてあげてほしい。

 

肯定すると、見えてくる。

 

母
発達障害?
マジ不本意だけど、それがこの子ならしょーがない。
あるものはあるし、ないものはないし、それでもやっていくしかない。
今日も空は青いしご飯はおいしい。

 

ずっと腐っていても仕方ないので、自然と前を向くときがやってくる。

頑張って前を向くエセポジティブじゃなくて、自然に納得できるときがきっとくる。

100%じゃなくても、自然と納得して、前を向くとき。

 

その時に、きっとそれぞれ「こうやってみよう」という思いが出てくるはず。

お子さんのことを一番分かっているのは、確実に親御さんだ。

今までずっと見守ってきた親御さん。

その親御さんが思うようにやってみたらいい。

 

教科書的な『正解』と全然違ったっていい。

多分それが一番正解に近い。

 

それでも、なんかうまく行かなかった時。

どうすればいい? と迷ったとき。

その時にぜひブログを読んでみてほしい。

このブログがそんな人のヒントになれば、僕は本望です。

 

 

ちゃんと腐らないと、前をむくことはできないと思う。

黒い気持ちも、「あるものはある」。

ダークサイドは「ある」。

それを認めて、ちゃんと受容してあげてほしい。

 

ダークサイドも含め親御さん自身を認めることができれば、自然とお子さんのことも認められるんじゃないかな、と僕は思う。

なんて偉そうに、申し訳ないけど。

 

でも、そうやってご自分およびお子さんと向き合っている親御さんって、やっぱりカッコイイ。

とてもステキに見える。

親御さんのそんな様子を見たお子さんもやはり、きちんと自分を見つめ、いずれ前を向いていくというの僕の臨床での感触だ。

POSTED COMMENT

  1. 杉母 より:

    先生、ありがとうね。自分のダークサイドな部分に、『私は親なのに、なんで受け入れられないのよ』と毎日のように自分を責めてしまってて。ダークサイドな自分と向き合って、そんな自分も肯定しながらやっていきたいと思いました。ありがとう。

  2. 不登校の親歴はまだ2年 より:

    不登校の親歴2年。もうすぐ小学校卒業です。以前コメントで、学校からの受診勧奨に参っているけど病院にかかる理由がわからないと質問させていただいたところ、その状態なら不要でしょうという答えをいただき、以降、それを免罪符に快適に過ごせています。中学からも、受診勧奨がありましたが、受診するとしたら、「学校に行かない」ということくらいで、必要性を感じないと伝えています。学校からしたら、受診してるってことが、特別扱いをする免罪符になるんだろうなという感じがしますが、そのために患者になるのもなんだか違う気がして、先生からのお返事は本当にありがたかったです。
    私のダークサイドは自分のブログに吐き出しているのでいいのですが、私は相談職をしていまして、相談をする方でもあり、される方でもあります。そこから思うことは、何をもって支援と思えるか(この視野の範囲が支援の幅を大きく変えます)であって、支援はあるということです。制度って、万人向けにはできないんです。公費を投入するからこそ、必ず制限はあり、そこから漏れる人はでてきます。そして、不登校にしても認知症にしても、みんな個別性があってケースバイケースなんです。みんな同じ対応できるわけないじゃないですか。はいはい、不登校ね、じゃあこのレールどうぞってやられたら嫌ですもん。だからこそ、相談機関を置く、相談援助者のスキルアップ。これが1番の公的な支援だと思うんです。残念ながら、人と人とのかかわりなので相性や当たり外れがありますから。私はそこが1番の問題だと思っていますが、もともとの人間性があるので、援助者もスキルアップしていく人はどんどんしていくし、そうでない人はどれだけ研修うけてもそれなりなので、相談する側が自分に合った人を見つける方が賢い選択です。相談して、怒りに変わる場合は、外れたか、相談先が合っていないか、タイミングが合っていないか。私も不登校歴も長くなり、暴力や暴言、無理やり登校させたり、一通りやり尽くして今の平和な毎日があるため、不登校初期の苦しんでいる人達の気持ちがよくわかります。私の周りにも新しい不登校の子がどんどんでてきています。泣いて相談にくる方もいます(不登校の先輩として。私の専門は高齢者なので。)。でも、あーあと思いながらもアドバイスはしません。一通りやり尽くしたから、いつでも話は聞くよーと伝えるだけです。だって、まだその段階の人たちには、学校に行かないことを選んでいる私は、失敗例にしかうつらないから。少し話をして、不登校あるあるの一連の経験をして、上手くいかないってなった時にやっと、同じ土俵で話ができるようになります。子どもが興味を示し始めたものに対し、一緒に喜ぶことができるようになります。そんな状態の親たちと話をしていると、いいこと探しで認め合えていて、私たちこれでいいんだよねーという関係性になり、心地よいです。話が通じる先生がいることも支援だし、話せる親仲間がいることも支援。遊びに来てくれる息子の友達も支援。
    ムカつくことは、子どもが不登校じゃなくてもたくさんあります。怒っている時、意外と不登校関係ないこと多いです。先生の態度とか、マジ不登校関係ないですよね。
    私は相談職のために、割と知識はある方で、中学に進むにあたり息子に選択肢を与えていますが、普通に行く、行かない、相談室に通う、適応に通う、この4つから選べ!って言うもので、でも中学の相談員さんと話をしたら、もっとたくさん選択肢があって、やっぱり専門家と話をしてみると世界が広がるなと感じています。今は、息子に直接相談員さんと話してみようよと伝えているところです。私の口から言われるのと、相談員さんから言われるのは違うので。いつ、どこで、誰に言われれば効果あるのかというのも重要なポイントです。自傷他害があれば緊急性は高く、そこは通常外来じゃなくて保健所対応でしょとか、警察も最近は優しいし、お金なら生活保護とか、自分が何に困っているのか、そこを整理する時間、一緒に考えてくれる人がいるといいですよね。病院には病院の役割があり、役割が違うだけ。なのに、診療から得た経験を発信してくれること、先生のブログも支援のひとつです。ありがとうございます。

  3. むぎげんき より:

    いつもブログを読ませていただいております。
    まず、愚痴です!愚痴コメントです!!
    娘中一、HSC気味。いじめから不登校になり一年半。
    ほぼ引きこもり。
    私自身だいぶ葛藤があってようやく、学校に通う
    以外の生き方に目が向いてきたのですが
    まだ、本当の意味で受容はできていないです。
    同じ中学の制服の子達が騒いでいるのを見ると、なんだか悲しくなり
    娘は苦しんでいるのに、って被害妄想発動します。

    最近
    下の小4年の弟が、姉が不登校になってから
    学校でトラブルが多く、授業が集中できないとの理由で少しウロウロし始めました。
    3年までは全くそんな事なかったのに、急にそうなり
    自分も学校嫌いだから、行きたくない。
    姉ばかり携帯をずっと見ていていいのに
    なんで僕はダメなの?と
    言うようになりました。

    弟の本質が学校に合わないのか、高学年になってきて、周りとの関わりが難しくなってきたのは確かですが、姉の影響を少なからずとも受けてなのか、判断しかねます。
    このまま2人共行かなく可能性大です。

    どの子育てにも正解がないのは、わかりますが、
    目標が何も見えないので、どこに向かえばいいのやら。
    子供を受容して、親は見守っていれば、何か変わるのかな?
    変わらなかったらどうしようの気持ちが拭いきれません。
    いつも母が変わらない強い気持ちでいれないです。

  4. すずらん より:

    前のコメントのお返しで取り上げていただいたすずらんです。P先生と直接お話できた気がしてとても嬉しかったです。

    私も一番始めにADHD+LDの下の子が学校に行けなくなった時、やはり受診まで半年待ちで「何が悪かったの?」「どうすればいいの?」と頭がパンパンだった気がします。
    そしてHSCでなんとかがんばってきていた上の娘は今まで大きな問題がなかったので完全に二の次になっていました…
    その結果、上の娘も不登校になり息子よりかなり長く荒れに荒れ、学校にもなかなか戻れませんでした。

    私は少し前までは「このままでは2人が大きくなった時に娘が【弟が不登校にならなかったら私は細々がんばれてたのに】→弟のせいで人生狂った‼️」ってなるんじゃないかと心配していました。
    でも今では「きっと弟のおかげで学校に合わないって早めに出せた❗️」って思ってくれると思えるようになりました。

    病院にもカウンセラーにもたくさん相談してきましたが我が家の正解はきっと自分の中にあるとようやく思えるようになってきました。

    いつもブログ楽しみにしています。

  5. ミッキー より:

    ダークサイドも
    黒い気持ちも
    あるある‼️私持ってる‼️
    人間だもの。
    仏じゃないもの。

    自分のあるあるを認めたら

    子供や
    家族や
    周りの
    ダークも
    あるある‼️って感じられるように
    なってきた気がする。

    そしたら
    何か楽しくなってきた。
    息子の良いとこも
    あるある状態で見えてきた‼️

    本当です。

  6. にったん より:

    正解を求めて苦しい状態、とても分かります。

    「とにかく早く専門家に介入してもらって、他の子供と同じにして欲しい…!」という時期もあったし、「うちの子が他の子供達と何が違うの!?普通の成長過程と言って欲しい…!」という時期もありました。
    あと、療育だけでなくもっと自分が子供に対して神対応できれば、うちの子も出来ることが増えるのではと思い、無理して自分のキャパを越えるような事をしてしまったり。

    私の中で色々葛藤したり相談に行ったりした結果、うちの子はいわゆるグレーゾーンなので、”支援は必要ないけど苦手なことは努力しても他の子と同じには出来ない事がある”という事を受け入れる様になりました。

    こうあるべき!とか、これができなければダメだ!という気持ちを、親子共に考え過ぎないようにしたら、空が青くてご飯美味しくなりました。

  7. 迷える母羊 より:

    来月で事の始まりから半年。
    診察3ヶ月待ちが急遽1ヶ月経過時点で別の病院に緊急入院になりましたから、パニックなんてものではありませんでした。
    年度末の来月で一応児相の観察期間は終了予定。
    母も落ち着いてきたと判断された?

    現在は病院とやり取りするのも母より児相さんのが多い状況。
    担当医との相性は良いとは言えないので
    処方のみの関わりをして、相談は別の場所でします。

    普通の病院に救急があるように、精神にも救急があったらよいけど「愚痴です。無い物ねだり」
    難しいのが現状。

    出来事から1ヶ月で緊急入院できた我が家は
    ラッキーだったんだと思っています。

    この先、限られた先を利用しながら受容の為の修行に入ります。

  8. 匿名 より:

    前回、村を変えて(現実の世界で引越)子供が安定したと申した母です。学校が今のところ楽しいらしいです。

    引越前は保育士、医師、教師、ママ友からあらゆる言葉をかけられ、教師にいたっては「支援級です」「通常の学級は難しいです」と言われました。まるで「私が判断を下してやりました。あなたの子供は○○です。」と叱責されているようでした。

    正解を求める母は圧倒的に多いです。他人のいい加減な情報に惑わされ、この子は○○ですと伝えられた母は追い詰められます。この子はどうしようもないと、徹底的に自分の子を傷つけます。

    先生の本題より少しズレますが、どうか先生のブログを通して他のお母さんに伝えたかったのです。
    他人の診断や判断はいい加減で間違いもあります。
    どうか診断や判断が全てではないと私からも伝えさせて下さい。

  9. らむね より:

    本当に、タイミングって大切ですよね。
    良いタイミングでP先生のブログに出会えて感謝しています。

    私は、「子供の状況も性格も受容できた!」って思ってから、本当の意味で心から受容できるまで3年かかりました。
    でも、あれだけもがいたからこそ、納得出来たんだと思います。

    今は目の前の子供をしっかり見つつ、本人のやりたいようにやらせています。
    親がレールを引くのをやめて、本当に困った時に頼ってくるのを待てるようになりました。

    P先生の言葉、何度も読み返して参考にしています。いつもありがとうございます。

  10. カナカナ より:

    不登校歴長め息子、もう小学校卒業間近です。
    朝から卒業式の練習があるという事で1時間目に間に合わせて出かけて行きました。
    「こんなイイ天気に朝から日の光を浴びるなど何たる屈辱〜!許せん〜!うわー学校行きたくないー」
    ってギャーギャー喚いて、愚痴って慌てて家を出ました。
    同級生が「せっかく来たんだし、お昼一緒に食べよう!」と誘えば
    「ごめんねー、でも家で食べた方が美味しいからさ、帰るね」と断る(先生から聞いた)
    でもクラスメイトは慣れてるそうです

    愚痴りながらも学校の隅っこに居場所があり、学校つまんねーと言いながらも約束したら必ず短時間は教室に顔だす彼です。

    愚痴りながらも行動する不思議な生き物だなぁと最近は面白く見ています。
    おそらく彼は不登校で学校嫌いの自分自身を受容してます。

    彼が不登校になった時はp先生がおっしゃる様に私が全く受容出来ず、大パニック状態でした。
    学校が悪い、担任の先生の対応が悪いって思ってました。

    今は、学校も先生も、息子も私も誰も悪くないと思ってます

  11. ちゃー より:

    「猫を追うより皿を引け」と念仏のように唱える母に育てられた(古い家だったので、猫によく食べ物を囓られたんです)私は、いつも最良の一手が打てるよう、何でこうなった?と、分析したり理屈を考えたりする人間に育ちました。
    そんな私は、娘の登校しぶり1週間目くらいに先生のブログに出会い、遅かれ早かれそうなっていたなら、早く分かってよかったじゃん!と思えました。それから長男も不登校になりましたが、家族全員穏やかに過ごせています。先生のブログのおかげです。
    私は子どもが不登校であることを積極的に話しているので、子どもが登校を渋るという相談をされることも多く、そのたびに先生のブログを勧めまくっているのですが、皆さんあまりストンと来ないようで。。。でも、理由がわかりました!まだ皆さんに早いんですね。
    頃合いを見計らって、また先生のブログを勧めたいと思います。

  12. 五月雨登校 より:

    我が子が突然不登校になり、自殺しようと思い市販の睡眠導入剤を購入しビールで飲みました。(自殺しようとした話は本人から後日聞きました)
    その後も毎日マンションから飛び降りをしようとしていて、病院に診てもらおうとしてもどの病院も子供はなかなか診てもらえず、本当に大変な思いをしました。
    半年なんて到底待てません。
    幸い都内で診てくださる病院が見つかり、即入院することが出来ました。
    都内の病院を見つけることが出来なかったら母子共々確実に死んでいました。
    直ぐに診ていただいた病院に感謝しております。

  13. みおしゅん より:

    いつもブログ拝見しています。

    長女の激しい自傷と不登校に悩んだ当初、
    どの思春期外来も「半年待ち」「そんなに自傷が酷い子は診察出来ない」と言われ絶望感の中、不登校専門のカウンセラーの方へ号泣しながら電話しました。もう涙鼻水ぐしゃぐしゃでしゃくりあげのめっちゃパニック状態で話す私に、カウンセラーさんは静かに「そうなんですね。でもねえ、ごめんなさい今私ね、揚げ物してる途中ですぐ話せないの。10分後にもう一度かけ直してくれる?」いや、そっちが揚げ物止めてよ!と思いつつも電話を切って10分後かけた時には、少し落ち着いて自分の状況をちゃんと伝える事が出来ました。

    確認はしてませんが、きっとカウンセラーさんは揚げ物なんてしてなかったと思います。腹を括ったというか、自分の状況をクールダウンして見れるようにしたんだろうなぁと。

    あと、正解を求めるっていうの、すごくわかります。医者やカウンセラーや専門家に自分以外の人に正解を求めて安心する、のもあるし、
    「今まで自分が正解と思ってやってきた事で不登校になってしまった」という思いが強くて自分の考えにもう一切自信が持てなくなるんですよね。「これでまた自傷が酷くなったらどうしよう、不登校が長引いたらどうしよう」と思うと、接し方ひとつひとつに自分以外の誰かに「正しい判断」を求めたくなる。

    そんな時主治医に「何が正しいかなんて誰にもわからないです。死ぬときはどうしたって死んじゃいます。その時に正しいと思う事をするしかないです」と言われたのを覚えています。
    その時は「医者なのにわかんないなんてどういうことだよ!死ぬ時は死ぬなんて無責任過ぎる!こっちはそうさせないためにこうやって来てるのに!」とめちゃくちゃ憤慨しました(苦笑)

    でもそれからだいぶ経った今は、言わんとする事がわかります。P先生もそういうお考えでしょうか。。

    不登校だけど、とりあえず元気でいるならまあなんとかなる、と思えるようになるまで時間はかかりましたが、腹を括るとグッと親自身が楽になりますね。そしてそれは子どもへの作用してると感じます。

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