あるよね!
あるある探検隊だよね!
待てど暮らせどやる気にならず、毎日同じことで親子バトルを繰り広げる。
この子はやる気スイッチをどこかに置き忘れてきたのかしら?
「努力」すること
努力した者が成功するとは限らない。
しかし、成功する者は皆努力している。
ベートーベン
すごい説得力。
そして正論だ。
その通りで、成功した人は必ず努力している。
あとこの名言ってベートーベンだったんだ知らなかった。(今ググった)
何かを成し遂げるには努力が必要。
努力せずに何かを得たり、何者かになったりするのは難しいだろう。
やっぱり成功には努力が不可欠だと思う。
でもね。
僕、努力大っっっ嫌い!
まークソなんで。
人間のクズなんで。
努力とか忍耐とか、アレルギーなんで。
アナフィラキシー起こすんでムリです。
その日は歯医者なんで帰ります。
飲み会? 残業代出るんですか?
まーダメな大人の見本を体現しているわけです。
で。
世の中にはきっちり努力してきっちり結果を出している人がたくさんいまして。
理屈で考えると、どう逆立ちしても「努力しないで成功する方法」なんて捻り出せないわけです。
でも、努力が嫌いなわけですよ。
さー困った。
ずっと努力できない自分はクソだと思って生きてきたんだけど、最近ふと考えたんですよ。
あれ?
俺努力してないけど、それなりに色々ゲットできてね?
この前も高級ベッド買ったしな。
前世ラッキーマンなのか?
でも彼は追手内洋一のときはトコトンついてないわけで、そこまでラッキーでもない気がするし。
うーん。
悩んで、思い至った。
そうか、努力はしてないけど、準備はしてきたんだ。
僕は努力が大嫌い。
基本的にやる気もない。
でも、それなりに行動はしてきた。
ような気がする。
必要なものがあれば、準備をし、タネを撒いた気はする。
例えば受験勉強。
泣きながらめちゃめちゃ勉強した1年だった。
でも僕としては『努力』したつもりはないわけだ。
欲しいもの(医師免許)のために、必要な『準備』をした感覚。
でも、人によってはそれを『努力』と呼ぶのかな、なんて思った。
「準備」する
僕は『努力』はできない。
そりゃもう壊滅的にできない。
意識低い選手権、2021年大会優勝だ。(今年始まったばかりなのに)
今年の漢字は『怠』に決まった。(今年始まったばかりなのに)
2021年の干支はナマケモノにしよう。(ちなみにナマケモノは哺乳類なのに変温動物らしーよ) (本気出すとオーバーヒートして死ぬらしーよ。)
僕は『努力』はできない。
でも、『準備』はできる。
で。
やる気スイッチが行方不明の子供達も、『準備』ならできるんじゃね?
と思った。
外来で「勉強しない」とか「片付けしない」とか「朝起きない」とかはよく聞く。
同時に、
余計に腹が立つんですけど! みたいな話もよく聞く。
思うに、みんな『準備』ならできるのではなかろうか。
明確な目的があれば、それに向かって行動できる。
遠足の前日には自分でリュックサックにおやつやら水筒やら詰めるのに、明日の授業の準備はサッパリ。
これって、遠足の準備は『準備』だからじゃないだろうか。
楽しみだから。
でも、明日の授業の準備は、その子にとって『準備』じゃない。
楽しみじゃないんだもん。
忘れ物をして怒られるのを避ける、宿題やってなくて気まずいのは嫌だ、授業についていけなくなると困る、などモチベーションのある子にとっては明日の準備は「悪い状況に陥らないための準備」たり得る。
もちろん親もこの辺を心配するから「明日の準備をしなさい!」って言う。
でも、そんな気持ちのない子。
忘れ物しても別にいいしー、授業も別にどーでもいいしー、宿題ナニソレおいしいの? みたいな子。
この子たちには『準備』する目的がない。
目的がないのに努力できる意識の高い子は、そうそういないのではないか。
「遠足はないけどリュックサックに荷物を詰めましょう」って言われてる感じ。
「ハァ⁉︎」ってなるよね。
そう考えると。
ま、やらないよね。
勉強とか宿題とか片付けとか、やらなくて妥当よな。
「努力」はムリでも「準備」なら出来る
つまり。
『努力』できない子も、『準備』ならするんだと思う。
つまりつまり。
やる気のない子にやる気を出させるには、目的を作ってあげるのが有効だと思う。
- 勉強できると楽しい
- あの高校の制服が着たい
- 綺麗な部屋で気分よく過ごしたい
- 将来動物園に就職してナマケモノの飼育係になりたい
そんな目的があれば、勝手に行動するのではないか。
その姿が親の目には『努力』と映るのだと思った。
まとめ
『努力』は相当意識が高くないと難しい。
でも、『準備』はできる。
「頑張りなさい」「努力しなさい」みたいな精神論より、具体的・物質的な目的が人を動かすんだと思う。
やっぱり親御さんが先回りしちゃダメなんだと思う。
勝手に目的地を決めて、リュックに水筒と着替えと300円分のおやつ(バナナはおやつに入りますか?)を詰めても、子供の経験値は上がらない。
それどころか「水筒の中身はお茶じゃなくてポカリにしろっつっただろゴルァ!」とかキレたりするし。
自分でやってないのにキレる?
自分でやってないからキレるんだよ!
自分で目的意識を持ち、自分でリュックに荷物を詰める。
何度か失敗して、必要な持ち物が分かってくる。
このプロセスを踏まずに都合よく子供のやる気スイッチを押す方法なんてないんだと思った。
〉世の中にはきっちり努力してきっちり結果を出している人がたくさんいまして。
周りにはなぜかこんなお子さんばかり。隣の芝生が青すぎて、「なんでうちの子はこんなに無気力なんだろう。情けない‥」と口には出しませんが思っていました。
すると昨夜、小5息子(不登校)が泣きながら言うことには、「ねえお母さん、子どもに「当たりはずれってあるの?」と。
自分は他の子より劣る、親にとってはハズレの子、と思わせてしまっていたことに気付き、とても反省しました。生まれつき持っているカードと持っていないカードはあるけれど、決してハズレの子どもなんていないのに。
先生いつもありがとうございます。
的を得ていて笑ってしまいました。
遠足もないのにリュックに荷物をつめるとか、やってられないですよね。
でも、思いっきりそれをさせていました!
反省です💦
とにかく頑張る。理由とか考えずに、この先、必要だから頑張る。先生や親がやれというから頑張る。
息子、それ苦手。
ただ、何かやりたいことのためになら、頑張れる。がんばる理由とか、目的とかがあって、納得したことなら頑張る。
努力はできないけど準備はできる。
なんだか納得です。いつもありがとうございます。
準備する、と捉えると自発的な感じでよいですね。
水筒の中身にゴルァと言われたら母として
悲しすぎます。そんな所で甘えてくる子どもは嫌だなあ。