前回の話から。
前回、分かってると思ったら案外分かってなかった話を書いた。
逆に、分かってないと思ったらちゃんと理解してたってこともよくある。
子どもって、ムズカシイよね⭐︎
前回書いたとおり、当然これは理解しているだろうってことが、案外分かってないことがある。
単純なところだと、学校の仕組みとか。
↑こんなような内容は、実際聞いたことがある。
え、そこ分かってなかったの? って、親御さんと僕とで目を丸くする。
そっかー、じゃあ対策しようがなかったねーと納得することもしばしば。
他にも、
そっか……そこ、分かってなかったか……ってなる。
よくある。
逆に、そこまで理解してたの⁉︎ となることもしばしば。
わかりやすいところでは、親御さんの思いや不安を敏感に察知している子は多い。
勘付いて忖度したり、先回りして「いい子」になったり。
子どもはお父さん・お母さんが大好きだからね!
いわゆる「大人の事情」を実はよく分かっている子もいるし。
「大人の事情」は詳細には分からずとも、なんとなく聞いちゃいけないと察している子もいる。
物事や社会の仕組みも、驚くほどよく分かっていたり。
大人もうなるような鋭い指摘をしてきたりする。
子どもって、よく分かっていたり、よく分かっていなかったりする。
おもしろいよね⭐︎
そこが子どもたる所以だろう。
そこまで理解してて、なぜここは分かっていない⁉︎ となったり。
ここはよく分かっているのに、こっちの視点はお留守かーーーーーとか。
デコボコが大きいなーと思う。
もちろん大人でも、誰でもみんな視点の偏り、理解の偏りはあるんだけど。
人間みんなね。
子どもは大人と比較し、そのデコボコが大きいなって。
とてもしっかりした大人っぽい子でも、やっぱり子どもなんだなと思う言動やふるまいがある。
やっぱりコドモなんだよね。
子どもなんだから、やっぱりコドモだ。
よくも悪くも。
だからこそ子どもは難しいし、面白い。
ビックリするような発見がある。
子どもの視点は、凝り固まっていない、でも偏った視点。
こちらも柔軟に、かつ偏って対応しなきゃいけないなと思わされる。
だから小児科は面白い。