感覚過敏の話から。
感覚というのは本当に人それぞれで。
感覚過敏のある人は、刺激を他の人の100倍、1000倍と感じているんだと思う。
この仕事をしているとつくづく思う。
同じ処置、例えば注射でも胃カメラでも手術でも、すっっっげー痛がる人もいれば、ケロッとした人もいる。
同じ病気、例えば盲腸でも骨折でも尿管結石でも、すっっっげー痛がる人もいれば、ケロッとした人もいる。
頭痛の子が、割とフツーに歩いて受診したのに、CT撮ったらまさかの脳出血(しかも結構ガッツリ)だったこともある。
そのくらい、感じ方には個人差がある。
痛みの例を出したが、他の感覚でも同様だ。
音も、味も、匂いも。
どの感覚も、その人がどのくらい感じているか、強いのか弱いのか、快か不快か、他人にはわかりようがない。
「みんなこう思うハズ」「この程度のハズ」とか、何の根拠もないし、確認しようもない。
実際その限りじゃないし。
分かっちゃいるけど、つい忘れそうになるんだけど。
小学生の頃考えた。
「僕が見ている色って、果たしてみんな同じように見えているのか?」
僕の見る空は青い。
でも、他の人の見る空は、もしかしたら真っ赤かもしれない。
もしかしたら、世界がこんな風に見えているのかも。↓
考えましたよね?
みんな、子供の頃に一度は考えると思うんだけど。(え、考えないって?)
もし他人には世界がこんな風に見えているとして。
これを確認するにはどうしたらいいのだろう。
色鉛筆を出して、「空はどの色か選んでください」ってやる?
いや、そしたら僕の思う「青」を選ぶハズ。
だって、もしその人が見る空が赤なら、「青」の色鉛筆が赤く見えているはずだから。
じゃあどうやって確認したら?
確認しようがない。
じゃあじゃあ、もしかしたら相手は本当に世界があんな風に見えているのかもしれない!
みなさん、考えましたよね?(え、考えない?)
感覚は人それぞれだ。
「感覚過敏で生きづらい」というとHSCが筆頭に挙げられると思うんだけど。
でもHSCは、不快な感覚に敏感だけど、心地よい感覚にも敏感なはずだ。
少し悲しいことがあったらめっちゃ悲しい。
でも、ちょっと楽しいとめっちゃ楽しいし、めっちゃ嬉しい!
誰よりも幸せになる才能を持った人たちだ。
その感覚を噛み締めて、幸せな刺激に浸って生きていけば、めちゃくちゃ幸せになれる。
HSCとディズニーランドの親和性ってめちゃ高い気がしているのだけれど、ディズニーの世界に浸っていればもう天国のようなのでしょうね。
この感覚はHSCにしか味わえない。
この子の感覚は、この子にしか味わえない。
この子の世界はこの子のものだ。
あなたの世界はあなたのもの。
独り占めして味わえばよい。
HSCは、すごくすごく『幸せになる才能』を持った人たちだと思う。
「感覚」と同様、「思考」も人それぞれだ。
同じ出来事に遭遇しても、それをどう捉えるかは本当に色々。
コロナだって、めっちゃ怖がる人もいれば、めっちゃ怖がらない人もいる。
よくも悪くも、それが自然の姿だ。
そして、それでいいんだと思う。
親子だから、子供のことはなんでもわかる?
全然そんなことはない。
親子だから、子供は親の思いを理解しているはず?
全然そんなことはない。
人のことなんて、わかりっこない。
やっぱり人のことなんてわかりっこない。
わかりようがないんだ。
その人がどう感じ、どう考えたかなんて、本人に聞くしかない。
それでも完全に理解するのは難しい。
人は分かり合えない。
これを十分理解しないといけない。
ついつい、自分基準で「フツーこうでしょ」と考えがちになるけど、自戒も込めて。
人はわからない。
わかるはずがない。
だからこそ、その人の感覚や主張を尊重しないといけないなーと、再度認識し直した。
ってことで、注射は痛いようですよ。
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いつも楽しみにしています。
中二息子不登校です。
こちらを熟読して家を快適にを意識し始めてから
無視のターンは終わったようですが、ワガママ言いたい放題です…
可能な限り要望には応えていますが、美容院ドタキャンなどよそに迷惑がかかることもしばしば。
約束を破るのは良くないと思いつつも、世間の常識…常識ってなんぞや?と私の方が迷路にはまっている状態です。
皆さんのコメントを見て、時々「何で皆、人に興味があるのだろ。私はお金も人もましてや感情なんか全然興味がない」と誰かに伝えたくなることを思い出しました。
以前知人にその話をしたら、ソッコー縁を切られてしまいましたが。
一方、社会で生きていく為に仕事や家庭では期待されている像に合わせて、無理やり合わせているのかもしれません。
学生の時は誰にでも合わせなくてはいけない、普通の感覚が素晴らしくて眩しかったですが、今感覚や思考が他の人と違っていても生きていけるのだなと折り合いをつけています。
考えました!!考えました!!
同じこと考えてた人が居て嬉しくなりました!!
私が見えてる相手の顔も
私が鏡で見てる顔も
他の人にも同じかなとか・・・
目は二つ、口は一つって言うんだから
それは事実なのだろうけど・・・とか
あれこれ考えました。
考えても仕方ないから
そのうちフェードアウトするけど
何度も考えました。
更に言うと、自分は実験動物で
他の人たちは映像か、創られたもので
私は何かの大きな生き物に観察されているのでは?
とか考えました。
考えませんでした?そこまでは・・・(笑)
我が家の発達障害の診断を受けた息子も感覚過敏なのか小さい頃から匂いに敏感です。
春先の草むらの匂いやこないだは菜の花の匂いに半泣きになっていました。
図工の紙粘土の匂いも苦手らしく、先日の図工では少しだけちぎってそれを繋げた不思議な作品を持ち帰ってきましたがなるべく触りたくない彼なりの工夫ご感じられました(笑)
先生には、伝わらないと思いますが…
空の青さもそれぞれの「青」でいいんですよね。
自閉症スペクトラムかHSCか判断できない小1娘がいます。
ディズニーランドに行ってから、かなり楽しかったのか毎日アトラクションの話ばかりです(笑)ディズニーでもテンション高過ぎて、女子大生に可愛い〜と微笑まれてました(笑)
確かに、地震の話をするだけで恐怖に怯え、好きな音楽を聞くとずっとテンション高く幸せそうで、感情の振り幅が大きく、疲れやすいです。感受性が豊かなので、そういう意味では普通の人より深く幸せを感じられる才能があるのかもしれません。
私とは正反対なので、理解できない時たくさんあります。相手の感覚は分からないを前提に、尊重、寄り添うことがほんとに大切だと思います。親子でも分からないと、それを自覚してるのとしてないのとでは、対応が全然変わってくると思います。
私の考えが正しいと思う時が多いのですが、正しさってなんだろうと最近考えてしまいます…。
今日は息子達の汚い部屋を信じられない!
と集中掃除しましたが、
本人はいつもなんも思わず快適そうです。
多様性。私はわたし、子どもは子ども。。
色はみんな同じように見えているか…考えました考えました!私は小学生ではなくもっと大きくなってからだったと思いますが。
今でも思います。自分に見えてる肌色は、ほかの人にとって赤だったりして…
そしてそれを確かめるには、完全に相手に成り代わるしかないんだと。考え出すと面白いし気になるんだけど、でもどうでもいい事。だけどやっぱりいつか知りたい…無理な話ですけどね。
いつも先生のブログ最高です。1日何度も更新されてないからチェックしちゃいます。うちの子、幸せになる才能を持っているなんてHSCに気づいてから思ったことなかったので、とても嬉しい内容です。子供のことを見ていると将来を悲観してしまいがちで。またのブログ楽しみにしています!