心理学

ゲームの時間制限、どうする?

めちゃめちゃよくある相談。

 

ゲームの時間をどう制限するか。

 

古今東西、大きな問題となるようだ。

 

どうしましょう?

大抵の子どもは、放っておくと延々ゲームをしてしまう。

なので、大人が制限するわけだけど。

 

その時に、どこで線をひくか問題が勃発する。

 

 

一般的に、分かりやすく時間で区切ることが多いだろうか。

 

平日は1時間

みたいにね。

 

妥当なんだけど、問題点があって。

今セーブできない問題だ。

 

 

母
もうゲームは終わりの時間よ。

 

男の子
男の子
ちょっと待って今セーブできない!

 

これね。

イライラしますよね、お互いに。

 

 

僕もゲーム好きだからわかるんだけど、セーブできない場面って思いの外多いのよ。

いいところや大事なシーンほど、セーブできない。

 

そしてやめるべき瞬間って、大抵「いいところ」と重なる。

そうなんですよ、お父さんお母さん。

 

ちょ、今は待って! ってときに限って、やめるべき時間となるものだ。

これを、マーフィーの法則という。(懐かしい)

 

 

ちなみに自転車の鍵をかけるときに、ホイールの細い棒? と鍵とがバッティングする確率は、棒の直径と隙間の比率から考えると、異様に高い。

これも、マーフィーの法則だ。

駐輪場のラックにタイヤをはめているので、タイヤを動かして位置をずらすこともできない。

 

 

閑話休題。

ゲーム時間の話ね。

 

僕は、自分の気持ちには極力逆らいたくない。

その時にやりたいことをやりたい。

 

ゲームに熱中しているときは、熱中したい。

つまり「1時間で終了!」みたいなルールって、とてもストレスフル。

非効率的だと考える。(個人的な見解です) (異論は認める)

 

可能な限りバイオリズムに則り、ちょっと飽きてきたときにやめるのが良い。

その方がエネルギー消費を抑えられるから。

 

スゲー眠いときに無理やり起きるより、眠りが浅くなって自然に起きる方が、明らかに目覚めが良い。

これに似ている。

 

こんな方法を聞きました

この方法でみんながうまくいくとは思わないけど、良い方法を聞いたので紹介したい。

 

母
休日にたっぷりゲームをさせて、その分翌日はゲームなしにしました。

ゲームをする日としない日に分けたら、目に見えて子どものイライラが減りました。

 

休日は、心ゆくまでゲームさせる。

5時間とか。

満足するまでやる。

 

で、翌日はまったくやらないことにした。

アニメとか読書とかポケモンカードとか、別の娯楽にする。

平日も、ゲームする日としない日に分ける。

 

幸いこの子には仲の良い友達がいる。

友達とカードバトルするのも、とっても楽しい。

別の遊びに興じているときは、「ゲームしたい!」という思いは湧かないとのことだ。

 

しかも、毎日ゲームをしていた時と比較し、格段にイライラしなくなったとのこと。

ゲームしたいのにぶった斬られることがなくなり、心穏やかに過ごせるようになったものと思われる。

お母さんもハッピー、本人もハッピー。

 

 

なるほど興味深い。

ADHDタイプのこの子は、ゲームとの親和性が高い。

ゲームって手っ取り早く刺激が得られ、脳内物質が出る。らしい。

ADHDはゲームにハマりがち。らしい。

 

同時に、ADHDは比較的興味の幅が広い。

あちこちにアンテナを張り、色々気になる。

ゲームだけじゃなく、別の遊びにも興味を持つ。

楽しけりゃいいので、ゲームにこだわる必要もないわけだ。

 

この特性を踏まえ、気持ちがゲームに向いているときはゲームをやらせる。

でも別の方向に向いているときは、そっちに向かわせる。

 

なるほど。

「1日1時間」などと制限されると不完全燃焼となり、翌日も、翌々日も、ゲームが頭にチラつく。

ゲームについて考え始めると、もうそれしか頭にない!

 

それより一旦満足させて、翌日は別のことに集中させる、と。

理に適った良い手だ。

 

現実世界を快適に

ゲームに関する相談といえば、こんなことをよく聞かれる。

 

母
このままゲーム依存になるんじゃないかと心配です。

 

これは何度か書いている通り、現実世界が楽しければ大丈夫だと僕は思っている。

 

ゲーム依存って、現実がツラいからゲームに逃げ込んでる状態と僕は考える。

すでにゲームに飽きているにも関わらず、ダラダラ続ける。

現実と向き合いたくないからね。

 

そうこうしているうちに、ゲームなしじゃいられなくなる。

これがゲーム依存。

 

 

お子さん、飽きたらゲームをやめますか?

タイミングが良ければ、声をかけたらすんなり終わる?

別の活動(家族の行事や他の遊び)にもフツーに参加する?

 

それなら、僕は大丈夫だと思う。

だって、ゲームは必ず飽きるもん。

※オンラインゲームを除く。

 

こんな子は、そのまま依存にはならないだろう。

目の前で長時間ゲームされると親は心配になるけど、僕は大丈夫だと思う。

余計な口出しせず、思う存分ゲームさせてあげてください。

 

 

実際、上記の子がうまくいったのも、ゲーム以外にも楽しいことがあるからだ。

 

ゲームに限らず、別の遊びでも楽しいし、なんならリビングにいるだけでも楽しい。

親子関係が良好で、家の居心地が良いのだ。

だから満足したらすんなりゲームから離れるんだよね。

友達もいるしね。

 

 

結局ゲームの問題って、ゲームのじゃなくて現実世界の問題なんだと思う。

悪いのはゲームじゃない。

使い方だ。

 

 

さてと。

ちょっくらポケモンをゲットしに、ヒスイ地方に出かけてきます!

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    小4息子のゲームの辞め時(終わり時)が難しく、親子共に悩んでおります。

    負けてる時の辞め時が難しいのです。気持ちを切り替えられず、どんどん時間が経って、目も頭も疲れてるのに辞められない、と言う状況になることがあります。オンラインゲームではなく、スーパーファミコンです。

    折角頑張って宿題も明日の準備も終わらせて、寝る準備も済ませて、いざ!始めたゲーム。
    なのに今日のゲームでは、全く成果を感じられないまま、タイムアップ(なんぼなんでも寝なきゃならんでしょ、って時間)がやってきた時に、本人がゲームの辞め時を掴めれなくて、泣いて癇癪を起こします。

    ゲーム以外に楽しみがないとか、生活に支障が出る程依存しているとか、最低限のルールを守れていないとか、そういうことではないんですが‥‥

    ても、癇癪を起こすのです。

    ゲームを終えて後は寝るだけ、の状態でも、悔しくて悔しくて切り替えられず、泣いて怒鳴りながらゲームをし続ける息子がおります。

    多分息子、純粋に、ゲームが下手なのです。

    放っておこうとも思うのですが、泣いて怒鳴って自分の頭を叩き続けて癇癪起こしてる息子が正直不愉快です。そこまで切り替えが出来ない息子に、息子自身もイラついているそうです。「辞めたいのに悔しくて辞められない!僕は馬鹿だ!」と泣き叫びます。

    ‥‥放っておくしかないんですかね‥‥。

  2. こめこ より:

    小4不登校、1日4時間というルールですが、実質8時間近くしています。指摘すると、ロードの時間や待ち時間があるんだと言い分けします。

    以前、着替えも勉強もせず、ろくにご飯も食べず、1日中ゲームやり続け、とりあげたり注意すると酷い暴力、壁に穴をあける事件もおきました。まるで別人のような大変な時期でした。

    ただ、オンラインゲームはまださせていません。
    ゲーム以外の楽しみが見つからず、オンラインゲームもさせてあげたいけど、以前の廃人のような状態に戻るかもしれないと思い、怖くて踏み切れません。

    なるべく開始年齢を遅らせたほうがいいというスクールカウンセラーの方と、オンラインゲームでも同じという主治医の先生の意見の違いに戸惑います。

    上手く付き合えるお子さんなら大丈夫でしょうが、我が子のようなタイプにはどうなのでしょうか。

    オンラインゲームしたいと、泣いて懇願してくる我が子をみると、させてあげない自分を責める気持ちと怖さとがあり、決断できません。

  3. 宿屋 より:

    うちの新小3年生男子、ゲームに関しては本当に最低限のルールしか決めてません。
    朝ちゃんと起きる、ご飯を食べる、宿題をする、歯を磨く、お風呂に入る、夜9時には止める、ゲームが上手くいかなくても暴れない、守れるなら無制限。
    今は発売したばかりのカービィやってます。一日中。
    でもゲーム熱が落ち着けば色々な遊びしますね。消しゴム落としとか一緒にやってます(笑)

    不思議なのは、ゲームの世界だとすごく勇気があるしチャレンジャーでアグレッシブなんですよね。
    息子も私も高所恐怖症なのですが、ゲームの中で私は怯んでしまうような場面でも息子はピョーンと飛び越えて行ってしまいます。
    そしてアクションでもパズル系でもどんなゲームでもたちまち上達するのがすごい。
    どうやらYouTubeで予習してるみたいですが。学習面でも生かせないかな~?

    一緒にゲームしてると「その(回復)アイテム取って良いよ」とか譲ってくれたり、敵をやっつけたら褒めてくれたり(笑)
    コミュニケーション能力が向上してる感じや優しい一面が見られて嬉しいですね。
    そして満足すると、こちらの要求も受け入れてくれるんです。
    息子の場合『一緒にやる』か、私が出来ないゲームは『隣で見て応援してもらう』のが大切みたいですね。

  4. あい より:

    我が家は私と一緒にゲームをしています。中2になりますがいまだに私にべったりで私とゲームをしまくります。休みの日は一日中。ゲームに制限させてる親御さんからしたら制限無しなんてありえないですよね。でも我が家は親子のコミュニケーションの一つなんです。これってありなのでしょうか…?

  5. 迷える母羊 より:

    最初の主治医と退院時に決めたゲームのルールは平日1時間、休日2時間でした。

    病院で出来てたのだから、帰宅しても同じルールで過ごすようにと・・・。

    でも、習い事あるし平日1時間(時間確保)するのも大変な日があるんです。
    1時間ってルールに縛られて、1時間出来ないと癇癪酷くて・・・。

    その後主治医が勤務の関係で変更になり、ゲームのルールの見直しをすることになりました。

    (最初の主治医はゲーム否定派で問題起こしての入院はゲーム禁止にしましたが、次の主治医は今時の小学生はゲーム禁止は可哀想と目標達成条件と引き換えに入院中許可に)

    今の主治医の退院時に決めたゲームのルールは平日夜9時までなら、宿題を済ませ食事や風呂も9時までに終了する条件のみでフリー。
    休日は勉強を済ませ、1時間毎に15分の休憩をすればフリー。
    (休憩を何分にするか話し合った時、5分と提案した主治医には相談員とビックリしました。(主治医がゲーム好きの小学生だったらしい))

    今セーブが・・・って問題は時々ありますが
    平日に1時間出来なかったり
    休日出掛けててほとんどゲーム出来ない日があっても癇癪大爆発はなくなりました。

    今の主治医はとっても若いので、感覚も小学生に近いのかも。

    我が家には効果的でした。

  6. 匿名 より:

    ゲーム以外にたのしみがみつけられない。
    学校、お友達とも会わないいかないから。

    その子にはゲーム内の友達?しかいない。
    ゲームからはなれないです。(◞‸◟)

    でも。話す文字を使ったり。
    笑うシーンができたり。
    いいこと教えてもらう場面も唯一ある。

    難しいですよね。

    大人もめんとむかいそうだんできないことは、
    いがいに、知らないSNSで知らない人に相談や話をしたり。

    現実が楽しいとはなかなかならないのも、
    歯痒いです。こどもなのに(◞‸◟)

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