発達障害

特性のある人が大人になって圧倒的に一番困ること

ぶひーーーーー!

 

最近ですね、個人的にめっちゃ腹立つ出来事があって。

もうね。

もうね。

コレが一番困るっ!

 

できないことを「できる」と言う

詳しい事情は省くけど、もうコレに集約される。

 

できないことを「できる」と言う。

 

もちろん無自覚に。

本人は、それが苦手で完遂できないことに気づいてないの。

なんなら、やらかしちゃったことにすら気づいてない。

 

これが圧倒的に困る!

 

 

できないことがあっても全然よい。

そりゃね、なんでも完璧にできる人なんていないもの。

ニガテなことってあるよね。

僕も超あるよ!

 

でもさ。

大人でしょ?

 

できるって言ったなら、ちゃんとやってくれよーーーーー!

 

 

ブログでも何度か話題になってるけど。

 

会社員
会社員
職場の同僚が発達障害っぽくて、超迷惑!

私が尻拭いをさせられて。

仕事だから、全然できていないのを放置するわけにもいかないし。

 

こんなやつ。↑

まさにこの状態。

 

 

これの問題点は、僕は

  • 発達障害だから、仕事が全うできないこと

じゃなくて、

  • 発達障害の自覚がなく、その仕事を引き受けてしまったこと

だと思ってるんだけど。

 

自分のできること、できないことを把握していないのが問題。

能力的に無理だったのに、その会社に入社しちゃったのが問題だし、その仕事を引き受けちゃったのが問題。

 

しかも、指摘してものれんに腕押しか、逆ギレかときたもんだ。

プライドが高いのかなんなのか、自分の失敗を受け入れないことが多いし。

もうっ。(怒)

 

こうなった理由

物事がヘンになるには必ず理由があって。

 

この人がこうなったのは、この人だけの責任じゃないのはわかってる。

きっと、そういう環境で育ってきたのだろう。

 

そういう環境とはつまり、「不得手は認めない」という環境。

周囲の大人が、

  • この子は『普通』になんでもできる子だ。
  • 発達障害なんて診断して障害者にしたら、かわいそう。
  • できないなんて、社会じゃ通用しないぞ!
  • できないのは努力が足りないからだ。
  • 低いハードルを飛んだから、まぁよしとする。(ハードルを下げたことを本人が認識していない)
  • ニガテな部分は見え隠れしているけど、指摘するのも角が立つし、見なかったことに。
  • そもそも能力のデコボコに周りが気づいていない。

とかまぁ、こんな感じだったのだろうと予想する。

その視点で言えば、この人は被害者だ。

 

ニガテな部分を「なかったこと」にされてきた。

例えるなら、明らかに太ってるのに、

「Mサイズの服が入ったから、この子は普通体型だ!」

と言い張るみたいな。

周囲がそう言うから、本人も「あぁ、自分はMサイズの普通体型なんだな」と思ってしまった。

明らかにピチピチなのに。

 

 

加えて、このような環境下では本人がニガテを自覚することも難しい。

欠点があったら、愛してもらえないから。

XLなんて恥ずかしいしバカにされる、と思ってしまった。

 

「自分は普通」。

普通でなきゃ、愛してもらえない。

条件付きの愛情を感じ取る。

 

だもんで、欠点が見え隠れしても、認められない。

「〇〇のせいでこうなった!」と周りのせいにするか、

「本気出せばすごいぜ」と全力じゃなかったことにして自己擁護するか、

「どうせ自分はバカだから……」と全て放り投げるか。

まぁ、そんな感じ。

 

 

学生のうちはいいよ?

できるって言い張って結果できなくても、自分にふりかかってくるだけ。

逆ギレするか見て見ぬふりをしておけば、さほど困らない。

そのまま流れていく。

 

でもさ!

大人になったらそれはダメじゃん?

できるって言ったなら、やらないとダメじゃん!!!(自分が体験したので身が入ってる) (大人気ないのは承知) (だって超困るんだもん)

 

申告してください

大人になったら、周囲は察してくれない。

「この人はニガテなりにここまで頑張ったんだなー」と好意的に解釈してくれることなど、まずないだろう。

 

だって、その人に特性があるなんて、わからないもん。

特段申告されなければ、「特性がないもの」として扱うもん。

つまり、『普通』として扱う。

 

できるって言ったんなら、やってほしい。

それだけ。

 

これが、圧倒的に困ると思う。

 

 

大人になって困ること。

 

発達特性がある?

別にいいよ。

 

ニガテ分野?

なんとかなるよ。

 

でもデコボコに本人が気づいてなかったら、それが圧倒的に超絶怒涛に困る!!!

 

やらかしちゃうのはちろん困るし。

人一倍スゲー頑張ってなんとか形にしたとしても、その努力は別に評価対象ではないし。

 

しかもこうなっちゃうと、大抵人のアドバイスが聞けないときたもんだ。

逆ギレか、響かないか、どっちか。(二次障害)

周囲はマジで困る。

 

 

自己申告してください。

「この作業はニガテです」って、前もって教えてください。

 

苦手なことがあるお子さんには、教えてあげてください。

「コレ苦手だよ」って。

大人になる頃にいい感じに自己理解しているように、いい感じに教えてください。

 

 

ニガテでいいよ。

前もってわかっていれば、周りも対応できる。

 

配慮を求めて良い。

むしろ求めた方がよい。

大丈夫、世界は優しい。

 

 

また。

苦手を自覚していれば、自分で気をつけられる。

よく「苦手でもやらなきゃいけないことはあるんだから、やらせなきゃ」と主張する方がいるが、苦手を自覚するのと、だから放棄するのって、まったく別の話。

苦手だからこそ人一倍注意するのだ。

 

僕の話で恐縮だけど、例えば僕は片付けが苦手で。

その自覚があるから、所持品を極力少なくしている。

管理しきれない自信があるから。

部屋なんて殺風景で、綾波レイの部屋みたいよ。

 

あと、イレギュラーに弱いから、パニックにならないよう先回りして計画しまくってるし。

過剰集中があり疲れやすいから、努めて休みを確保するとか。

 

苦手な自覚があるから気をつけるんよ。

苦手と思っていなければ、工夫も注意もできないもん。

 

みんな同じじゃない?

発達特性以外の話でも。

 

例えば僕はタバコ吸わないんだけど、喫煙者はタバコ休憩を取る前提で行動計画を立てるでしょ?

二度寝する人は、その分早めにアラームをかけるじゃん?

マイナスを自覚して、その分先回りする。

同じじゃん。

「想定外にタバコ休憩(二度寝)したので、遅刻しましたぁ!」を毎日とか、ないでしょ。

前もってわかってるんだから、先に手を打つ。

普通じゃん。

 

同じように苦手がある人は、苦手だからこそ気をつけるし、早めに準備するし、確認を怠らない。

それでいいと思うんだよ。

 

 

苦手は苦手でいいと思う。

苦手なこと、あるよね?

オッケーオッケー。

僕もめっちゃある。

 

大事なのは、それを本人が自覚することだと思う。

苦手の自覚があればこそ、

  • たたかう(人一倍努力する)
  • にげる(人に依頼する)

の選択ができるってもんで。

 

本人が特性を理解していないのが、大人になったときに圧倒的に困る!

と、僕は思うんだ。

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