白って200色あんねん。
発達障害の遺伝子も、200種類見つかってんねん。
聞きかじった話で恐縮だが。
発達障害の遺伝子は、今のところ200種類ほど見つかっているらしい。
へー。
どの程度持っているかで、症状が違う。
たくさん発現すれば、特性が色濃いだろうし。
少数でも強く出る遺伝子なんかもあるのかもしれない。
その組み合わせで、特性の強さや種類が変わるのだろう。
知らんけど。
不勉強で、曖昧な知識で物を言って、すまんけど。
今のところ見つかっているもので、200種類らしい。
将来的には、きっともっと増える。
だもんで、これだけあれば、大体の人がそのうちいくつかの遺伝子を持つ。
一つも持たない人ってめったにいなくて。
誰だってある程度の発達障害遺伝子を持ち、その多寡なり種類なり組み合わせなり織田信成で、症状が変わる。(唐突に織田信成⁉︎)
そういうことだろう。
そう。
発達障害は、「ある」か「ない」かの概念ではない。
「白」か「黒」かじゃない。
これが大事。
みんな、多かれ少なかれ遺伝子を持つ。
ほぼ全員グレー。
うっっっすいグレーからほぼ黒なグレーまで、グラデーションがある。
その中で、濃い目の人に診断をつけているだけあって。
特性が「ある」か「ない」かではないのだ。
よく聞かれる質問。
ないんですか?
回答は、「ある程度の特性はありそうですね」となる。
ん?
それって結局どっち???
発達障害なの?
定型発達なの?
↑こうなりがち。
特性はありそう。
でも診断をつけるかどうかは、また別問題だったりする。
診断は、どこで線を引くか、どの程度困るかであって。
特性は「ある」。
ただ、診断するかはケースによるし、医師にもよるだろう。
↑これが現実。
なかなか理解されないところだが。
そうなのよ。
障害が「ある」のか「ない」のかモヤモヤして受診された方が、いまいち納得できないで終わる理由。
ココだ。
だって、そもそも「ある」か「ない」かの概念ではないのだ。
インフルエンザみたいに、「Yes」か「No」かの疾患概念ではない。
「検査で陽性だから、インフルエンザです」みたいな話にはならない。
ここが、一般の方にはなかなか馴染みがなく、理解されづらいところだろう。
だもんで。
診断希望なら、受診でそう伝えるのがよい。
診断は置いておいて特性の種類や対応方法を知りたければ、それを伝えて欲しい。
このあたりのニーズを明示するのが、受診のコツのように思う。
ネットや本なんかで、発達障害児の体験談やなんかを目にするが。
これがね、個人的には結構違うなーと思うのだ。
「はっきり発達障害の子」の診断や受け入れまでの道のりが描かれることが多い。
幼児期から違和感があり、
↓
でも、こんなものかと思って、
↓
なんやかんや、やっぱり受診に至り、
↓
診断がおりてスッキリ。(もしくはもっと早く気付いていればという後悔)
↑こんなような流れ。
こんなケースも、もちろんある。
なくはない。
けど、多くはない。
このイメージが実際の診断とズレているように、個人的には思う。
実際はもっとあいまいで、流動的で、混沌としている。
ある時は特性が目立ち、でも環境が変わると鳴りを潜めて。
同じ特性を見ても、Aさん(例えば親御さん)は困り、Bさん(例えば先生)は全く困らず。
評価する人の主観が入り。
本人も、一貫性のないワケわからん行動をして。
困ってるんだかいないんだか、よー分からんし。
どうする?
受診する?
いや、子どもはこんなもん?
障害のレッテルを貼るのか?
人生終わり?
早期療育?
右往左往。
優先順位をどうつけ、何をどう選択するかは、本当に人による。
受診するなり、しないなり、両親で意見が分かれるなり、そこに学校が加わるなり、二宮和也。(唐突にニノ⁉︎)
結局どうなるかというと、
……とまあ、千差万別と言って良いほど多様な道を辿る。
現実はこんな感じだ。
思い描いたようなスッキリはっきりとは、なかなかいかない。
スッキリはっきりしない理由として、
「ある」か「ない」かの概念の疾患ではない
というのが大きなウェイトを占めると、僕は思う。
その原因に、メディアのイメージはあるんだろうなと。
発達特性は、「ある」か「ない」かじゃない。
遺伝子は、200種類発見されている。
どのくらい発現するかだ。
そこに本人の性格なり、環境なり、川端康成、組み合わさって実際に取る行動が変わってくるのだろう。(伊豆の踊り子!)
※特性は強いが、一見普通に振る舞う人もいる。知的に高いとある程度代償できてしまう。この人たちも相当生きづらい。また、特性は強くなくてもそれっぽい行動が目立つ人もいる。環境や、愛着障害など別の要因で。この人たちも、もちろん相当生きづらい。
簡単じゃないのだ。
発達障害。
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初めてコメントします。
子どもの食への執着がすごく困っております。
特に、盗み食い。いつどれだけ食べてもいいよと出してある果物は手付かず。
戸棚の秘密のお菓子が減り、ゴミ箱には大量の包み紙。聞いても知らん顔。
菓子を引っ越しさせても勘で突き止めまた食べる。
じゃあいっそ菓子鉢にいれておくからここの分は食べていいよと伝えたところ、菓子鉢はそのままで、パントリーから非常食を盗み食いが始まる。知らぬ存ぜぬで認めない。
食事中は兄弟に「食べてあげようか?それ食べてあげようか?」とイエスと言うまで延々聞いたり(そのくせ自分のご飯は残す)、食事途中で下の子のトイレに付き添って戻ると下の子のパンが減っていたり。
ほとほと困っております。
発達障害で食に執着するタイプもいると聞きましたが本当なのでしょうか。
病院に行くべきなのか、どこに相談すればよいかわかりません。
やっぱり親が発達障害だと、子供にも受け継がれるんだなってよく分かりました。親が白黒思考だと子供にもその思考は移ってしまうと思うし…今親子で白黒思考訂正している所ですが本当に大変です。でもグレーな考え方の方がずっと楽だって言う事がよく分かったのでなるべく白黒思考にならない様に気を付けたいです。
4才の自閉症児の息子がいます。
自閉症関連の本を読んだり講座で話を聞いてもこれって誰もがそうじゃない??と思うこともけっこうあって…
そりゃそうですよね、スペクトラムって定型発達とか健常も含まれていて濃淡あるよねー、強弱あるよねー、的なことを言うんですよね??
私はまずこれを知らなかったです。
これを知れば発達障害が「ある」「ない」みたいな白黒つけるられるものじゃないとわかるのに。。
私が関心を寄せてなかったのかもしれませんが、こういうことを知ったり考える機会が子どものうちからあるといいなー、と思いました。
発達障害の遺伝子も、200種類見つかってんねん、ですか!
我が子は特性により学校で孤立 → ストレス蓄積 → 発散の矛先は家族へ。家庭内はめちゃくちゃ、本人含め家族の生命も危険にさらされる場面にもしばしば発展しました。下の子は『俺こんな家に生まれたくなかった…』きょうだい児として。。辛い思い何度もさせました。支障きたす所は身内だけ。
主治医は『診断つけようと思ったらできるんですけど、つけません!本人見境ついてますから』と。とにかく『困りごと対処』のため、グレー息子に気分を落ち着かせる緩めの処方薬を出してもらい数年間服用しました。
私は、息子が凸凹であろうがなかろうが、HAPPYならオッケイ!で、二次障害や困りごとが辛いから…彼に会う環境を探し続けるため伴走していきます、これからも。
エハラマサヒロ氏は発達障害を公表されましたね、生きやすさのために。皆それぞれ、その人なり、ですね。
なり…なり
P先生や皆さんのように思いつかない…
スルヤ・ボナリー…お元気やろうか
ナリタブライアン…人ちゃうし。
グレーは学校という箱の中には収まりにくい、と感じています。
定形外なもんで。
「皆一緒のペースで、同じことをするように」は枠にはまらない子供には厳しい。
大人になり、仕事をするとその内容は本当に千差万別で、上手くその子に合った環境に出会えれば、生きづらさは軽減すると思います。
これだけ不登校がいるのだから、将来、社会に出る為のステップとして就労支援体制が出来るといいのですが。
就労AやB、就労移行のように、他者と接しながら自分に向いている仕事を見つけられるとありがたいです。
約19万人?が多少なりとも税金を払えるような仕事について、経済的に自立できるよう、政府なり文部科学省なり自治体なり石田三成。が不登校のその先の道筋をフォローする窓口を作ってくれるとありがたいです。
こんな記事がありました。
「オンライン診療によるADHDの遠隔評価は信頼性が高い、慶應義塾大学が検証」
、、、オンラインでもいいから、早く診断して欲しい。って親と、
対面で診断受けてもモヤモヤするのに、オンラインで言われても何だかな〜。って親と、
どっちが多いんだろう?
私は後者かな。
いつもブログ楽しく読ませて頂いています。
うちも病院で発達テストを受けましたが、結果を見た先生に「特に目立った特徴が無いので何とも言えない」と言われ、ずっとモヤモヤしておりました。
親的には、このまま好きな事だけさせて本人か動き出すのを待つべき?心療内科で診てもらうべき?が知りたかったんです。
今のまま、引きこもりの様な生活をずっと続けて良いのだろうか?と言う不安を払拭したかったのが本音ですが。
今でも何が良いのか悪いのか分かりません。
いつになったら元気回復の充電終わるのやら⋯
子供を信用するしかないのでしょうが、なかなか親の気持ち的には落ち着かないものですね。
6年不登校息子がいます。発達障害なのか複数病院を受診したこともあります。結局何か分からずじまいでした。もっと早く先生の今日の内容を読みたかったです。ありがとうございます。
殆どのっていうか、全員グレーですよね。薄いか濃いかで。何で「ある」か「ない」かに拘るんでしょうね。全然苦手が無いような人なんか居ないですよね。そんなバナナ。
「ある」とか「ない」とかに拘る人も、何か拘りのある人だとしか思えない。
良く分からないんですが、グレーと親は受け取っている?なのに投薬されてて、効果も感じる子っているじゃないですか?
それって、診断されてないと親が思っているだけで、医師的には、診断されてることが多いように感じるんですが…。
診断なしに投薬することはあるんでしょうか?