この話から。↓
発達やこころの関係で、困ったことが起きたとき。
どこにどう相談するかは、非常に大事で、かつ、非常に難しい。
外国には、なんか「マネジメントする専門の人」がいるらしい。
外国って、ザックリしすぎだけど。
どこだっけ?
忘れた。
とりあえず全部その人に相談し、その人の判断で療育につなげたり、学校での配慮を依頼したり、医療にかかったり、児童相談所が動いたり。
その人が直接じっくり話を聞き、学校や家の様子を見て。
その上でその人が手配し、マネジメントする。
専門職だから、ケースに応じてバッチリ必要性を判断してくれる。
地域の仕組みも熟知している。
らしい。
なんか、どっかで聞いた。
日本でも、同様の取り組みをしている地域がある。
らしい。
数カ所だけ。
その地域の困りごとを誰かが包括し、マネジメントする。
で、他機関につなげる。
その人が包括してるから、いろんな機関の人と顔見知りで、スムーズに事が運ぶ。
らしい。
ぜんぶ「らしい」だな。
なんて曖昧な情報。
素晴らしい取り組みだと思う。
非常に合理的。
困っている本人及び保護者は、その分野の素人なわけで。
仕組みとか使える制度とか、熟知しているとは考えづらい。
専門の人が、まとめてマネジメントする。
うん、なんて理にかなっているんだ。
なんだけど、日本では浸透していない。
僕の住む地域でも、そんなステキな仕組みはない。
そして以前から言っているように、僕には仕組みを変える気がない。(そういやコイツそういう奴だった)(屁の役にも立たん)(誰かお願いします)
現存の選択肢からベストを、いやベターを選ぶのが僕のスタンス。
これはもう、性格です。
でさ。
子どもの支援のために多職種の連携が大事なのは、日本でも同じで。
そりゃそうだ。
それぞれの立場から、でも同じ方向を向いた一枚岩の支援が望まれる。
あっちではああ言われ、こっちではこう言われでは、支援を受ける側は混乱する。
で。
誰がこの音頭を取るんだって話なんだけど。
現状、医者がその役割を期待されることが多い。
そんな気がしている。
でも実際、医者にその役割が果たせるかというと。
答えは明確にノーだ。
できる人もいるのかもだけど。
僕にはできない。
僕の立場だとめっちゃ実感するんだけど。
医者なんて所詮、診察室の椅子に座っている人なのだ。
つまり、こういうこと。
それが、医者だ。
医者は、実際に困る現場を見ていない。
落ち着いた診察室なんて、一番困りづらいシチュエーションだし。
事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!
って、いつも思うもん。
僕らは、現場を見ていない。
なのに音頭を取るとか方針を決めるとかリーダーとか、ちゃんちゃらおかしいって話ですよ。
いつも思う。
しかもさー。
学校の先生との情報共有とか、関係者が集まっての会議とか、僕も出席するんだけどさ。
この取り組み自体はマジ素晴らしいと思うんだけど。
医者、基本ボランティアなのよね。
診療報酬が発生しないのよ。
ノーマネー。
ボランティアで出向くことになる。
これは制度の問題。
僕なんかはこの辺無頓着だが、ちゃんとした医者ほど嫌厭するだろう。
しかもしかも。
僕たち医者って、基本診察室で待ってる立場じゃん?
時間ごとに予約がビッシリ入ってて。
数ヶ月先まで予約があって。
突発的に何か起きた時、例えばある人がトラブルかなにかで急に不安定になって、緊急で会議だの手配だの必要になった時に。
オレら、動けねぇ。
Aくんにトラブルがあったから、今日の予約の人は全員キャンセルね! ってわけにはいかないのだ。
Aくんのためにここから1週間外回りをしまーす、なんてこともできない。
別の医師に診察を代わってもらうのも無理で。
非常にフットワークが重く、融通が効かない立場。
それが、僕ら。
気軽に学校の様子を見に行ったり、家へ訪問することもできない。
診察室で待っている人
それが、僕らなのだ。
支援チームのリーダーには、相当適さないと思うんだよねー。
じゃあどうすればいいかって、分かんないんだけどさー。
分かんないから現状保護者任せになっているわけだけど。
そういう仕組みを作って、予算を付けたらいいんだろうけど。
「マネジメントする人」を、地域ごとに配置するの。
地域によって仕組みが違うから、専門家を雇うか、養成して。
でも、僕には1ミリもやる気がないわけで。
誰か、お願いします!(ザ・他力本願)
まぁ、外国にはそういう仕組みがあって、日本にはあんまり浸透してなくて、保護者がこの役割を担っているというのは、知っておいてもいいと思った。
保護者のみなさん、お疲れ様です。
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ケアマネ的な方、欲しいです。
他方面に情報持ってる人は頼もしいですね。
玉置浩二さんがTVで話していたのですが、中学生の自殺が増えた、というニュースを見て心を痛め、皆に伝えたい思いで作った曲が「田園」だそうです。
P先生も同じ思いで発信されているのかな、と思いました。
先生の病院を受診することは出来ないけれど、ブログは北海道だって沖縄だって読むことができる。
オーダーメイドの支援は出来ないけれど、先生が発信する数々のピースを集めて、娘のわけわからん頭の中、というジグゾーパズルを組み立てようとしています。
手探りですが。
生きていくんだ
それでいいんだ
どなたかがおっしゃった【高齢者で例えるならケアマネ的な】立場の専門家が…
他地域にはいないのですね⁉️それにびっくりです❗️
わたしの県にはいます。そして、医療と行政と保護者の輪の1つを担うペアレントメンターも。
その方たちのおかげで、
支援が本当にスムーズです。
引っ越して来て半月であっと言う間に療育までつながれたのも、そのシステムのおかげです。
半分くらい読み進めたあたりで“これって、もしかしてお疲れさま案件なんじゃ…”と思ったら、やっぱり!(笑)
でも先生のおっしゃる通りだと思います。
お年寄りのケアマネージャーみたいな存在かな?
認知症の親族がいて、ケアマネジャーさんと関わっていますが本当に神です。ありがたや〜。
確かにそんな立場の人が、子ども関係でもいてくれたら助かりますよね。
お年寄りより子どものほうが数は少ないけど、今は放デイがどんどん増えてるし、そんな職業が全国に広がる日がいつかきっと…。(何十年後かな?(笑))
ってことで、現状お疲れさまです!
フットワーク軽いところはないですよね。不登校で自治体の相談窓口に記載されてるいろんなところに相談しましたけど、「その状況なら〇〇へ〜」と何件もたらい回しされましたし、相談口にたどり着けてもどこでも全部一から話さなきゃいけないですし。
急ぎで相談したいことが起きてしまったときに電話したら「来週予約されてますよね?そのときに」と言われましたし。
まさに親がやるしかないわけで。
選んでたどり着くまでも時間がかかり、たどり着いた先も我が子にとって正しいのか分からず、後手後手な感じはしています。
専門家がマネジメントできる仕組みが日本でできる日がきますように。
本当はスクールカウンセラーより、スクールソーシャルワーカーが必要ですよね。
別に親とか子どもの話をただ傾聴して欲しい訳じゃない。どうすれば良いか処方箋が欲しい。
解決策を教えて欲しい。
本当にただそれだけ。
傾聴してもらうために行くなら時間の無駄。
スクールカウンセラー要らない。そう思って一回行ったっきり。
病院行っても治療も無ければ薬もなく行ってもなんの解決にもならないので早々に辞めました。
どちらも辞めても全く困らなかった。
発達傾向くらいなら個性の範疇かなと。
不登校2年を経て学校に復帰した高1息子を持つ母親の本音です。
不登校を社会で解決する仕組みが必要ですよね。
親も子も共倒れて貴重な人材という社会の資源を浪費していては少子高齢化の日本で本当に勿体ないです。
高齢者福祉では、「地域包括支援センター」がそのような役割を果たしていますよね。
学校の場合では、支援が必要な子どもと保護者に対しては「スクールソーシャルワーカー」が間に入り、学校との調整や医療機関や自治体各種機関との連携など、マネジメントをするものと私は思っていましたが、地域によって色々なんですね。
「保護者がリーダー」になってしまうのが1番まずいと思います。
孤立する。学校に何も言えないor喧嘩する。主体的に動かない、情報収集が苦手な保護者だと子どもの環境が悪化するなど‥
もちろん上手に動ける親御さんもいるとは思いますが、そうではない家庭や子どもが支援の輪から外れないように、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーなどの更なる活用を行政は真剣に考えてほしいです。
今回も共感です。先生してて保健室います。先生方は特性も不登校も全くのド素人です、正直。
いえ、わかったつもりになってました、わか子が不登校になるまでは。
日本も外国みたいな組織がないとせっかくの人材をダメにしてしまう気がします。
不登校の子もうまく対応できれば社会に復帰できるかもだし、親の負担も減るから、親も安心して仕事できる。
仕組みがないとすごく国として損するよと思います。難しいんですけどね。