Categories: 親子関係

親が子供を受け入れられない理由まとめ

前回の質問について、みなさんからいただいた答え。

子供を受け入れられない理由は、①不登校はずるい、②親が責められていると感じる、のどっちですか?という質問でした。

子供を受け入れられない理由って?不登校でも発達障害でもHSCでも思春期でもなんでもいいんだけど、お子さんをそのまま受け入れてあげてくださいという話を再三している。 ...

 

 

やっぱりみなさん、それぞれに物語があるのですね。

十把一絡げに「親ってこう!」みたいなものはないと感じた。

 

 

そんな中でもまとめると、②の「親が責められていると感じる説」が強いですかねー。

でもそこに至る理由はいろいろかなー。

 

 

物理的にしっかり責められている人。

配偶者、先生、子供の祖父母、知人友人。

 

それは苦しかろうと思う。

 

特に近しい人(同居の家族とか)に言われたら、ショックも大きそうだ。

頭で理解していても、彼らに対しバーカバーカで受け流すのは難しそう。

 

せめて、僕が言う。

 

「不登校は持って生まれた子供の特性ですバーカバーカ」

 

 

何度も書いているが、子供を不登校に育て上げることは相当難しい。

発達障害に育てるなんて、マジ無理。マジ卍。

もともとの特性でそうなっている。

お母さんが責められる筋合いは1ミリもない。

 

 

 

そしてかなりいらっしゃった、ご自分を責めてしまうお母さん。

特に何か言われたわけじゃないけど、責められると思ってしまう。

悪意のない言葉でも悪く受け取ってしまう。

不安になると子供を責めて、そんな自分をまた責めて。

負のスパイラルに陥ってしまう。

 

この人たちにも僕が言う。

 

 

「不登校も発達特性も持って生まれたもので、生まれた瞬間から決まってましたー。あなたのせいじゃありませんー残念でしたー」

 

 

育て方じゃない。

ご自分を責める必要は1ミリもない。

 

親は親、子供は子供。

別人格だ。

愛しい我が子だけど、別人格だからどうしようもない部分ってあると思う。

 

親は親の人生を生きるしかない。

そして子供は思ったよりしっかりしていて、自分で人生を切り開く力を持っている。

 

大丈夫、あなたの子だもの。

 

 

自分を責める親御さんは、特に自己肯定感が低いのだろう。

自分を責める目的で「架空の敵」を作ってしまうのかもしれない。

言われたわけじゃないのに、「ダメな親って思われるかも」「常識がないと思われるかも」という世間の目を作り出す。

黒船もいないのに、

ペリーが来た(ような気がする)ぞー!

 

 

大丈夫、みんな案外優しい。

優しいと思って世界を見ると、優しい人が現れる。

人は自分が思うような情報、言葉を集める習性がある。

みんな優しいと思えば、優しい人だけ目に入るようになる。

 

まずは僕が言う。

 

「不登校はお母さんのせいではありません」

 

グッバイ。君の運命の人はペリーじゃない。

だから、お母さんには笑顔でいてほしい。

不安はあるけどきっと大丈夫、なんとかなる。

 

子供を信じて、親は親の人生を生きてほしい。

それってすなわち『』だと思う。

 

お母さんの軸は子供じゃなくてお母さんであって然るべき。

同様に、子供の軸は子供のものだ。

辛いけど否めない。

 

「子供が勝手に不登校になったんだから、私のせいじゃないよ」

 

それでいい。

 

「あたしゃあたしの人生を謳歌していて忙しいんだよ」

 

それでいいと思う。

 

「子供は勝手に幸せになるでしょう。何かあったら手助けはするけどね!」

 

これがつまり、子供を信頼するってことだと思う。

ホラお母さんは、オシャレでもしてお出かけしといてください。

 

「君は綺麗だ」(ちょいちょい挟んでくるヒゲダンなんなの?)

 

 

 

①のずるい説については、ぽつぽつといったところか。

不登校になりたての頃は思ってました! というコメントが散見された。

あとは「配偶者はそうです」「祖父母です」「先生がわからんちんです」みたいの。

 

ちょっと思ったのは、「ずるい」と思っている人はブログを読んで情報収集とかしないのかもしれない。

ずるい、つまり子供の甘え。

それが原因だと思っているなら、アドバイスや情報は不要だもの。

だからコメントには上がらないのかな、と思った。

 

 

 

 

最後に一点。

 

『将来が不安だから』

 

というコメントがたくさんあった。

これにはビックリ。

想定外だったのだ。

 

なぜなら、逆だと思っていたから。

このままでは将来(進学とか就職とか自立とか)が不安だからこそ、早く受け入れる必要があると思った。

 

 

不登校になったってことは、そうなった理由がある。

学校が合わなかった理由。

 

そして一度不登校になると、「無理やり学校に戻す」という手は8割型死路だ。

それではうまくいかないから今こうなっている。

 

だからこそ、じゃあなにが合わなかったのか、どんな場所なら合いそうか、別の道を考えていくべき、と。

そのためには、子供の意見を聞かないといけない。

 

「先生が怖い?」

「大人数のクラスが嫌?」

「勉強が苦痛?」

「そもそも集団教育が合わない?」

 

合わなかった理由が分かれば、じゃあ合いそうな場所は……と探し始めることができる。

死路にこだわっていても、それは死路なのに。

 

 

不登校を受容するって、「キミは学校に行けないダメな子だね」って認めることじゃない。

「キミは何が好き? 何が嫌い?」

「何ならできそう? やってみたい?」

「それより今はゆっくり休みたいかな?」

ってこと。

※「やりたいこと」「好きなこと」より「これは嫌」「これはやりたくない」の方が自覚しやすく答えやすい。

 

子供の特性をそのまま見てあげること。

不登校から引きこもりになって世界から孤立しないためにも、早めに受容してその子に合う場所を探すほうがよい。

 

 

と思っていたんだけど。

 

 

もしかして、別の道を知らない方が多いのでしょうか。

学校に行って一般的なレールで進む、いわゆる『普通の道』以外の選択肢を知らないからこその不安なのか。

だから無理やり学校に戻そうとしてしまうのか。

 

大丈夫。

道はいくらでもある。

 

尾崎が古いならあいみょんを聴けばいいよ。

ドラクエが嫌ならFFでもストツーでもいいよ。

やっぱチョイスが古いから、どうぶつの森とフォートナイトとマイクラがいいね。

義勇も善逸もステキだよね。

適応指導教室でも習い事の仲間でも自宅学習でもなんでもいいよ。

大検(高卒認定)取ってもいいしね。

学歴に頼らず、起業するのも魅力的。

 

道はいっぱいあるし、どこで過ごしてもその子の大事な時間だ。

大丈夫、なんとでもなる。

 

 

 

そんな感じで、僕の理解が少し深まった気がします。

ペリーの支配から卒業するのは時間がかかると理解したところで、今だけは悲しい歌聞きたくないよ。

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