HSC。
ひといちばい敏感な子。
ひといちばい繊細な子。
自分の首を、自分で締めていませんか?
不登校の子。
おそらくHSC。
学校は行けないんだけど、その子なりに色々やっている。
落ち込みの底を抜けて、ちょっとエネルギーが溜まったところ。
意識して昼夜逆転を直した。
天気の良い日は散歩へ出かける。
おでかけや買い物など、積極的に外へ出るようになった。
スマホ時間は自分で制限している。
得意な数学だけ、参考書を開く。
週2回は塾へ。
適応指導教室も開始した。
僕からみると、超スゲー。
いいじゃん、いいじゃん、十分じゃん。
今は自分のペースで、できることをやっていこうよ。
マジ、それで十分だよ。
と、思うんだけど。
え、なんで?
こんなにやってるのに?
出てくる出てくる。
不安がとめどなく。
客観的に見たら、めちゃスゲーのに。
彼自身は、自分を責めまくっている。
泣きながら、最後に絞り出した言葉。
そういうことなのだろう。
「理想の自分」。
それに対して、「今の自分」。
差が大きすぎて、絶望的。
どうにかしたいのに、どうにかなる気がしない。
考えるだけでエネルギーを吸い取られる。
考えるのもしんどい。
考えないようにしたい。
でも、HSCだもんで。
どうしたって「理想の自分」がまとわりついてくる。
HSCは、周りがよく見える。
見えすぎて、理想が高くなる。
ちょっとの欠点や弱点が見えてしまう。
見えると不安だ。
不安に耐えられないので、穴を塞ごうとする。
理想が上がる。
「完璧な自分」じゃないと、不安で不安でたまらない。
翻って、今の自分。
完璧どころか、最低限のラインすらクリアできていない。
学校、行ってない。
勉強、遅れている。
友達、いない。
あ……この話やめて。
向かい合えない、耐えられない。
現実なんて見たくない、見られない。
『理想』が見えすぎるからこそ、現実のダメな自分を見たくない。
ダメージ大きすぎて。
そんな板挟み。
針の穴を通すような、ゼツミョーでカンペキな自分を狙う。
そんな神業、誰にもできないのに。
HSCの敵は、自分自身だと思う。
HSCは優しい。
人のために全力を尽くす。
周囲のみんなの、それこそ全員の味方だ。
まじパネー。
でも、自分はお留守。
自分を責める。
責めて責めて、責め抜いてしまう。
人のこととだと、どうにかうまくバランスを取ろうとする。
なのに、自分はカンペキじゃないと許せない。
見事なまでのダブルスタンダード。
HSCに聞く。
他の子もそう?
勉強も友達も部活も、カンペキじゃないとダメ?
僕の問題です。
HSCに聞くと、絶対にそう言う。
自分を責めているその内容、他の人だと絶対に許す。
見事なダブルスタンダード。
HSC。
ひといちばい敏感な子。
ひといちばい繊細な子。
自分の敵は、自分じゃないですか?
自分で自分の首を絞めていませんか?
周囲の人は、あなたほど繊細じゃない。
ストライクゾーン、全然広いですよ。
どんなあなたでもたいてい大丈夫。
実際、そんなもんです。
自分が気づくように、周囲も気づくと思ってしまう気持ちはわかる。
人は自分の感覚しかわからないから。
でも、現実はそうじゃない。
あなたが気づくことに、ほとんどの人は気づかない。
気にしてない。
もっと気楽に軽やかに。
社会に出て、その瑞々しい感性を発揮してほしいと思う。
HSCにしかできないことってたくさんあって。
社会は、世界は、あなたの活躍を待っている。
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ゆるい皆みたいになりたい。でもどんどん完璧を求める。しんどいから毎日死にたいしか考えられなくなる。この連呼がきつい
。このループ少しずつぬけられる?薬は飲んでいるけど。高2で休学して自由にしています。YouTubeざんまい。10時間以上寝ている。見守るしかない。「そうだね」しか言えない親は無力だなー。
息子が、本当まさにそう!
そしてその現実を見たくない
息子の場合、何もやりません。
現実逃避のスマホばかり。
できる力はあるのに。
前半がまさに今の娘と同じでびっくりしました。どん底を抜けてエネルギー30%をちょっと超えたくらいかな?という中1HSC娘、部活に戻りたいと担当の楽器を週1習い始め、1人で電車に乗ってレッスンに行き。少しずつ外に出たり動けるようになってきました。いーじゃんいーじゃん、でも焦らないぞ私!と見てる母です。
がしかし、本人はまーー自己肯定感が低い、自信がない、不安しかない。「学校行かなきゃ」と繰り返して自分を責めまくり。まさに理想の自分とのギャップに日々しんどくなってます(^_^;)
先生の過去記事「不登校3ヶ月目の焦燥」やVS自分、の記事を何回読み返したことか。。
いろいろ声かけはしてみるものの、やっぱり自分で折り合いをつけるのを信じて待つしかないのかなあ、と思います。親も忍耐、しんどいなあ〜。でも待ーつーわー🎵(古)
イラストの男の子が息子かと思う位同じセリフでビックリです。「他の人はそうだけど、これは自分の問題」とよく言っています。
今は完全不登校ですが、学校に何日か登校出来た事があった時、表情がすごく良くてこのまま行けるのかな?と思った時期がありました。
今思うとそれは学校に行けてる理想の自分だったからの行動と、あの表情だったのだなと納得です。
そんな時期を経て、今は自分のペースでいいんだと少しずつ思える様になり、通信制高校に行くと自分で決め動き出しています。
うちの子の事かと思って驚きました。
不登校から2年経ちますが、ずっと数学だけやっています。ゆっくり充電してほしいと思って見守っていますが、本当はやらなきゃいけない事がいっぱいある。時間がない。と言い続けています。
そんな完璧は求めなくて良いのに気持ちだけ焦り続け、実生活は起きられないので、うまく回りません。
大丈夫が伝わらない。(反応がないから、わからない)
体験を重ねながら、大丈夫だった、大丈夫じゃなかったが増えていくのかなと思うけど、体験にのってこない…待つ、見守る…しんどい。
分かりすぎて絶句しました…
娘がまさに同じです。友達付き合い完璧に!
テストも完璧に!身だしなみも完璧に!
学校生活における自分のポディションは
一点の汚れがあっちゃいかん!
まあ疲れる疲れる。完璧に仕上げたつもりが穴だらけで、それに気がついてまたメソメソ。
娘が言いました。もっとみんなみたいに適当に人生送りたい…もっと楽に考えられないかな、
こんな気質いらんかったわ…(泣)
いつも損な役回り、友達の相談相手、
なんとなく疎外感。疲れる疲れる。
でも励ましたりアドバイスしても聞きゃしない。アンバランスな娘ですがたまらなく可愛いので毎晩メソメソ話に付き合ってます!
そっか、そう思うんだねって。