Categories: 不登校発達障害

片親家庭には、不登校や発達障害が多い?

こんな話を聞いた。

 

不登校の子、片親家庭が非常に多いです。

あまりに多いので、やっぱり家庭環境に問題があって不登校になるんだと思います。

 

あぁ。

これは、あれですね。

 

因果の逆転ってヤツですね。

 

因果の逆転

このブログでは何度も書いているが。

タマゴが先か、ニワトリが先か

ってヤツです。

 

片親だから → 不登校になった

のか、

不登校になる子だから → 片親になった

のか。

 

おそらく後者だ。

僕の意見は、何度も書いているが後者。

 

先に子どもの特性ありき

だと思っている。

 

 

おそらくこうだ。

もともと、学校が合わない子だった。

その子の生まれ持った特性から、学校にうまく適応できなかった。

 

ってことは、保育園なり幼稚園なり習い事なり、その他のコミュニティーでもその子はうまくいかないと予想される。

不登校になる前から「困り感」の片鱗があった。

 

ってことは、日常生活でもきっと同様だ。

いわゆる「普通」ができない。

普通のしつけ、普通の行動、普通の成長ーーーーー。

うまくいかない。

 

うまくいかないと、手間がかかる。

スルーッとうまくいっちゃう家庭では起きないトラブルが起こる。

それが、夫婦のイザコザを引き起こす。

教育方針の違い、考え方の不一致。

なんなら、どっちかが強く責め立てられたりして。

 

で、離婚。

 

この順だと思われる。

 

不登校になる性質を持った子

↓

難易度の高い子育て

↓

夫婦のイザコザ

↓

離婚

この順。

家庭環境から不登校になったわけではなく、子育て難易度の高い子だから離婚に至った。

 

 

「子育てはどの家庭でも大変」っていうけどさー。

大変さには、絶大な差があると思うんだよねー。

育てやすい子と育てにくい子の子育て難易度、マジで全然違うと思うぜ?

 

どこもみんな同じ?

なわけねーじゃんと思う。

 

発達障害も

同様に、発達障害も言われる。

 

発達障害児は、片親のことが多いです。

やはり家庭環境が発達に影響しているのでしょう。

 

そうですね。

 

逆です。

 

 

発達障害の育児なんて、めっっっっっちゃ大変。

もうめっっっっっちゃ。

マジで、毎日お疲れ様です。

 

育児大変

↓

夫婦のいざこざ

↓

離婚

の順だ。

 

加えて、子どもが発達障害ってことは、親御さんもその傾向を持っている可能性が高い。

この観点からも、離婚率は上がるだろう。

 

 

ってことで、

発達障害は生まれつきの特性であり、環境ではない

という当たり前の結論に行き着く。

 

 

ちなみにね。

身体疾患でも離婚率が上がるのよ。

 

未熟児とか脳性麻痺、先天性心疾患、遺伝子異常とかさ。

こんな子は、家庭での養育がめっちゃ大変で。

入院や通院、手術の負担も大きいし。

 

すると、離婚が増える。

大変だし、時間的に夫婦のすれ違いも起きるしね。

どちらかが「引いて(逃げて)」しまうケースも、実際問題ある。

これ以上は言及しないけど、社会的な問題だ。

 

家庭環境が悪いと、身体疾患が増えますか?

そんなわけがない。

身体疾患があるから

↓

離婚が増える

の順だ。

 

じゃあ、精神疾患(発達障害や知的障害)でも同様。

先に子どもの特性ありき。

親御さんが責められる謂れはない。

 

家庭の余裕のなさ

片親が多いのは、先に子どもの特性ありきだ。

なんだけど、片親になると家庭に余裕がなくなる。

時間的にも、経済的にも、精神的にも。

 

だもんで、問題が大きくなりやすい。

 

親御さんは、そりゃいっぱいいっぱいだろう。

当然だ。

一人で全てを背負うわけで。

 

だから目立つのだと思う。

そして、真に支援すべきはこの人たちなのだろう。

SOSを出す余裕もない、支援の手が届きづらい人たち。

 

この様子を見て、

家庭環境が悪いから → 子どもが不登校に

と誤解する人が出てくるのも理解できる。

 

 

このあたりはもう社会問題で、僕に言えることは何もないんだけどさー。

とにかく、

因果を逆に捉えて物を言っても、何も解決しない

とは思う。

 

まとめ

 

不登校や発達障害に片親が多いのは、育児が大変だから。

 

あくまで、子どもの特性が先。

環境のせいではない。

 

なんだけど、誤解されやすいところだなーと思う。

マジで、毎日育児お疲れ様です。

pediatrician-p

View Comments

  • 我が家は2人の子ども達がそれぞれ小学校低学年、高学年の時に不登校ひきこもりになり、もともと不和だった夫婦関係が決定的に壊れて離婚に至りました。不和だった元々の原因も子どもの教育に関することが多かったですね。

    その後、2人とも再登校しましたが、下の子は漢字が全然書けない・書かないことから書字障害を疑って発達検査を受けたところ、自閉スペクトラムに加えて、境界知能との診断を受けました。と同時に再度完全不登校になっています。

    実家の家族に、子どもたちが不登校になったのはお前たち夫婦がいつも喧嘩して面前DVをしていたせいだ、と言われているのですが、P先生のブログを読んで、離婚も因果の結果だったのかな、と思います。いずれにしても離婚して良かったのですが。

    ところで因果で思い出したのですが、「発達障害は生まれつきの特性であり、環境ではない」とのこと。我が子の発達を診断してくださった医師(児童精神科)も同じようにおっしゃっていましたし、うちの子の特性は私の実父に似ていて、「生まれつき」という印象は素人ながらにも持っておりますが、一方で、

    「不登校児の発達障害や境界知能は生まれつきのものではなく環境要因によるものである。発達障害や境界知能ありきで子どもえへの対応や医療にかかるのではなく、子どもの学校に対するトラウマが無くなり心の辛さを解消され子どもの本能が正常に機能するようになったらそれらの症状は無くなる(子ども自身が哺乳類の子どもとしての生まれつきの本能で自分で解決する)」

    とおっしゃっているお医者様もいらっしゃいます。

    「不登校の子どもと自閉症について」
    https://ameblo.jp/hutoukougakkai/entry-12812421385.html

    「子供の心の病には原因がある」
    https://ameblo.jp/hutoukougakkai/entry-12811643135.html

    「心の病の症状」
    https://ameblo.jp/hutoukougakkai/entry-12811358432.html

    「不登校の子どもと自閉症」
    https://ameblo.jp/hutoukougakkai/entry-12811235509.html

    「子どもの発達障害」
    https://ameblo.jp/hutoukougakkai/entry-12799471009.html

    「発達障害 2」
    https://ameblo.jp/hutoukougakkai/entry-12797997069.html

    「公的に認められた知的障害」
    https://ameblo.jp/hutoukougakkai/entry-12560247689.html

    前提としては、脳機能や解剖学的な障害がない不登校児について、とのことです。

    大変興味深く、そして、発達障害や境界知能の診断を受けた不登校のお子さんやお母様にとって重要な見解だと感じました。

    不登校と発達障害・境界知能の因果関係について、P先生のご見解がもしあれば、今後のブログで取り上げていただけたら嬉しいです。

  • めっちゃくちゃわかります!
    その通りだと私も思います!
    娘は保育園から拒否でした。もちろん夫婦喧嘩は増えます。
    ずっと一緒にいる私はストレスかかります。
    夫には伝わりにくいです。
    そりゃあ八つ当たりもしたくなります、しました。
    精神的にも病みました。
    結果、夫は出て行きました。
    なんだこれ?です。
    もちろん娘が悪いわけでもない。
    私はどうすればいいのでしょうか。
    不登校家庭にももっと支援がほしいです。

  • こんにちは。いつもありがとうございます!!
    分かりみが深いです。。。
    うちは、基本的に夫婦あんまり諍い無いんですけど、グレー子どもの件ではやっぱり考え方巡って論争することあるんですよね。まぁ男性の視野に救われる部分もあるんですけどね。
    でも、男性は「!!」な考えをしてしまうこともあります。

    P先生がグレー児の父親なら、もう少し世の中の離婚は減るんじゃないかな。(グレー児家庭の)

  • うちは小中の子供が2人います。2人ともASDで不登校です。結構平和なタイプの不登校スタイルで過ごしていますが、事情を知らない人と学校や子供の話になると時々ダメージを負うこともあります。先生のようにわかってくれている人も世の中にはいるのだ、と思うと救われます。

  • 私の元夫も診断はついてませんでしたが、今思えばASDだったのでしょう。結果、私はカサンドラ症候群といわれる状態になり、離婚に至りました。離婚時も調停でしたが、調停委員さんが話がかみ合わないと毎回頭を抱えるような感じで、中々まとまりませんでした。元夫の親も同じタイプでしたので、育児の困難さをいくら話しても、のれんに腕押し状態でした。元夫は育児に関わろうとしてもどこかベクトルが違う方に向いており、いつも宇宙人といるようでした。子供も育てにくさがあり、小2で軽度ASDとADHDの診断がつきました。
    知能は高い方で、今は通常学級にいっています。しかしやはりどこか話がかみあわず、このまま成長したら友人関係などでトラブルが起きたりするのではないかと心配しています。
    再婚して兄弟も生まれましたが、育てやすさや情緒の発達は本当に違うなと感じています。
    先生に取り上げてほしいことがあるのですが、ASDの人は自分や他人への興味が薄いと言われていますが、それは家族であってもあることなのでしょうか?ASD長男との関わりで私がストレスで急性胃炎になってしまったのですが、お腹が痛いという私に長男は全く気にしない様子でした。ずいぶんと前にも同じようなことがあり、お母さんが死んでしまったらどうしよう下の子達は心配してくれたのですが、長男だけは僕のご飯は誰が作ってくれるの?と自分のことだけが心配な様子でした。それを聞いて正直、自分の息子であっても傷つきました。ASDタイプの人は他人の死などにも悲しみなどの感情は抱きにくいように感じます。
    成長に伴い、少しずつ情緒も成長していくのでしょうか?もし機会があれば先生のブログで取り上げていただけたら嬉しいです。
    とりあえず、ストレスを溜めすぎないよう長男と向き合っていきます。

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