先日、劇場版鬼滅の刃、無限列車編を観た。
れ、煉獄さん……っ!(ネタバレしないので安心してください)
観ました? 鬼滅の刃。
僕は案外ミーハーで、流行っているものにはとりあえず手を出したいタイプ。
散々言っている通り、僕の愛読書は週刊少年ジャンプだ。
もちろん鬼滅の刃は本紙の方で既読である。
それでも映画がこれだけ話題になると、観に行ってしまうのだ。
だから、内容は事前に知ってた、知ってたんだけど……!(ネタバレしない!) (まだ観てない人がたくさんいるんだから!)
鬼滅の刃の魅力。
たくさんあるが、その一つに鬼の過去があると思う。
単純な勧善懲悪マンガではない。
鬼は、単なる悪者ではない。
鬼は元々人間で、それぞれが過去を持ち、それが色濃く反映されて性格や能力を形作っている。
一見悪者に見えても、そうなった『理由』があるのだ。
だから鬼を憎みきれない。
それが、鬼滅の刃の深い面白さにつながっていると思う。
人間社会も同じだと思う。
僕はこんな仕事をしているので、色々な人に会う。
困ったことがあるから受診するわけで、「困った人」に会う機会は普通より多い方だと思う。
本人が困っている場合もあるし、周りが困っちゃってる場合も多い。
にわかには理解できない言動をする。
ぶっとんだ考え方とか、他人からは分からない価値観、優先順位。
学校の先生や友達、親御さんさえ理解できず、周囲を困らせていたり。
親御さんが「困った人」で、何を言っても聞かなかったり。
この人、同じ人間か?
もしかして鬼なのかな?
十二鬼月? 上弦のいくつ?
そう思いたくなるときもある。
でも、そこには『理由』があるんだ。
その人がそうなった『理由』。
そうならざるを得なかった『理由』。
変になった『理由』。
周囲を困らせる『理由』。
そこを紐解いていくと、相手のことが少しわかる。
ちゃんと理由がある。
「困った行動はダメ!」
日輪刀でぶった斬っても、困った子の魂は成仏しない。
なぜそうしたのか、紐解いてやる必要があると思う。
「あの人はわからんちんで話が通じない」
わからんちんにならざるを得なかった過去があるはずだ。
「学校側の考えは到底受け入れられない」
そうなった理由や歴史、環境がある。
そうなった過去がある。
そう思いながらじゃないと、しんどくて続けられない仕事だと僕は思っている。
僕だって他の人から見たら十二鬼月な言動をすることがあるだろうし。(一応自覚はあるんですよ)(すぐふざけるし)(空気読めないし)(「そんなだからみんなに嫌われるんですよ」ってしのぶさんに言われると思う)(俺は嫌われてる)
という話を同僚にしたら、
「そんな風に鬼滅の刃を見てるの? キモっ!」
とドン引きされた。
俺は嫌われてる。
でも胸を張って生きる! 心を燃やす!
俺は俺の責務を全うする!!!
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え、そんな風に観ないでどんな風に鬼滅の刃観てるの?!って同僚さんにお伺いしたいです。
心を燃やせええ!٩( ᐛ )و
明日、観に行きます‼︎私は煉獄パイセンのファンです。
私も、あの、鬼側の物語を知ることが、作品の素晴らしい魅力のひとつだと思います。
中1長女が共感してるポイントが、時々無惨様寄りなのが、ちょっとだけ心配なワタシ笑。
その人の物語を想像してみると、
実生活でも、
人を見る目がちょっとだけ、おおらかになれた、、ような、、気がします。