思春期の子。
まー言うこと聞かないわけです。
何も喋らないし、わけわからん。
「どう考えてるのっ⁉︎」とか詰め寄ろうものなら、無視か、自室に逃げるか、良くて「別に」の一言。
悪いとキレて手がつけられなくなる。
ここでは思春期の子との一般的な距離の取り方を説明する。
そろそろ受験も視野に入っているのに、勉強するそぶりがない。
学校での様子も分からない。
気になりますよね?
この子は将来、自立して生活できる?
ここで「学校はどうなの? 来年は受験だけど、ちゃんと考えているの?」とかぶっこもうものなら、
エリカ様になってしまうわけです。
思春期の子にこの手の質問(学校、受験、進路など)をすると、「別に」か「普通」しか返ってこない。
しつこく突っ込むと「うるせークソババァ!」が加わる。
接し方が分からない。
子供が何を考えているか分からない。
口を開けばゲームやアニメの話ばかり。
「そんなことより、みんな今頃せっせと勉強しているはずよ。
自分のことなんだから自分でちゃんとしてちょうだい!」
ドンッ!
壁を殴り、自室にこもってしまった。
???
寄り添ってって言ったじゃない?
でもあの子、「別に」「普通」「メシ」しか言わないし。
具体的にどうすればいいのよぅ!
僕は精神年齢5歳なので、子供の気持ちが結構わかるんだけど。
まずこの「別に」の意味。
わかります? なんで「別に」って言うか。
これはですね、文字通り「別に」って意味です。
そんな感じです。
「考えてなーい!」という意味ではないです。
質問がざっくりしすぎてその意図が伝わらない。
勉強は「別に」いつも通り。
「親に報告すべきことは何もない」ってことです。
「普通」も同じ。
でも親御さんは「考えてなーい! このままニートになる予定だからよろしくテヘペロッ」くらいに受け取る。
「別に」の裏側には、親が知りたいことがわからない、もしくは親に言ってもどーせわかってもらえないという気持ちが横たわっている。
思春期の子だ。
愛だの恋だの友達だのゲームだのアニメだの自意識だの受験だの将来だの、考えているに決まっている。
でも、質問がざっくりすぎて具体的に何が聞きたいのか分からない。
もしくは聞かれたことに答えても、親はどーせ分からないだろうし、共有できないから言っても無駄。
これな。
思春期の子に対しては、基本的にこの対応をお勧めしている。
離れたら放っておく、近づいてきたら受け入れる
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上記親御さんの何が問題って、この対応が逆なのだ。
子供が何も言わない、つまり離れて行っている時に「学校はどう?」とか追いかける。
そして近づいてきた時、「このゲームが流行っててー」とか「俺、何の呼吸に適正があると思う?」とか言われた時に、「そんなことより宿題は終わったの?」と突き放す。
まぁウザがられますって。
逆なのだ。
思春期の子のことを理解したければ、アイドルとかゲームとかマンガとか雷の呼吸とか具現化系の念能力とか、親御さんには興味のない内容を聞いてあげることだ。
だってそれが、彼らが『今』興味を持っていることだから。
なんなら一緒に楽しんでほしい。
案外ハマるかもしれませんよ?
普段から興味を共有してくれる、つまり話しを聞いてくれる親御さんには、進路とか受験とかの大事なことも話してくれるだろう。
でも彼らの興味の内容を無視して親の興味の内容だけを押し付けるのは、いささか勝手がすぎると思う。
『雑談』してください。
普段から気軽に雑談できる間柄になってほしい。
それが大事。
親子といえど、人対人のコミュニケーションだ。
お互いに話を聞くのが礼儀ってもんで。
親が礼を尽くせば、子は親を尊敬して頼ってくる。
何を言ってもひたすら無視。
挨拶すら無視。
雑談なんてできる気がしない。
次回その話。
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『雑談』
してこなかったなぁ。。。
なのに『雑談』がしたかった。
私がしないのにしてくれる訳がないですよね^^;
次回も楽しみにしています!!
次回、待ってますー!
いつもドンピシャの話ばかり!
反抗期も、不登校も、起立性も、発達障害も
うちのど真ん中の話題です!