お、おぅ。そうか……。
夏休みだからか、最近立て続けに聞かれたので書いてみる。
子供は眠いようだ。
モノの本によると、人生において一番眠い時期は高校生くらいなんだとか。
わかる。
僕も高校生の頃、全授業ガン寝だったもの。
体育でも寝てたわ。(すげーな)
マジ眠いのな。
だから中高生が眠いのは普通っちゃ普通なんだけど。
寝過ぎですよね⁉︎
お、おぅ……。
眠い子、結構いる。
心配なら一度頭部MRIとか血液検査とかしてみると良い。
稀だが眠い病気もある。
貧血や甲状腺機能異常でだるいとか、ナルコレプシーとかうつ病とか、ごく稀に脳腫瘍とか。
検査して異常なければ「普通に眠いんでしょう」という話になるのだけど。
HSCとか起立性調節障害とか、結構眠いようだ。
これらの疾患の共通点は、疲れやすいこと。
緊張したり疲れたりすると、眠くなる。
そしてそこには『自律神経』が絡んでくる。
また出たよ『自律神経』。何かの必殺技かよ。
起立性調節障害の子は、「がんばる神経」が優位になりやすい。
頑張りすぎると、いつかどこかで「リラックス神経」が優位になる。
がんばってばかりではいられないから。
すごく疲れているので、リラックス神経にガッチリとギアが入る。
そりゃもう、必要以上にガッチリと。
すると、眠い。とにかく眠い。
ってゆーか全然起きられない。
という子もいる。
「寝てください」
これに尽きる。
特に起立性調節障害やHSCは、しっかり寝ないと翌日のパフォーマンスが落ちる。
子供はまだ人生始まって間もないので、自分にはどのくらいの睡眠時間が必要なのか、自分で把握できていないことが多い。
なので、眠ければ寝てくださいとお話ししている。
ただ、寝方に注意がある。
具体的には、できるだけ同じくらいの時間に寝て、同じくらいの時間に起きてほしい。
夏休みとか特に。
今日は早起きして、夕方眠くて昼寝、夜寝られなくて夜更かしして翌朝起きられない、とかやめてくれってこと。
人間には概日リズムというのがあってですね。
「体内時計」ってやつです。
これに従って寝起きするのが、一番ラク。
乱れると、身体の時計と現実の時計を合わせるのが難しくなる。
つまり、朝起きられなくなる。
だから、「朝同じくらいの時間に起きて」は難しくても、「夜同じくらいに寝て」は守ってほしい。
これは、「夜寝られるならどうぞ」。
起立性調節障害の子とか、毎日1時間昼寝して、夜もぐっすり寝られる子がいる。
それなら昼寝しても良いと思う。
でも、昼寝のせいで夜寝られなくなるなら頑張って起きていて欲しい。
つまり、「生活リズムを整えましょう」ってこと。
毎日同じくらいの時間に寝起きすることを優先してほしい。
新学期に備え、早起きさせた方がいいでしょうか。
お母さんからよく聞かれる。
「リズムが整っているなら起こさなくていいです」とお伝えしている。
昼夜逆転とかリズムバラバラとか日中眠くて活動できないとかじゃなければ、寝かしてあげて良いと思う。
大人の感覚だと、どうしても寝過ぎに思う。
でも、子供は眠いんです。
生理的に眠い。しょうがない。
「そうは言っても寝ていられないとき」がきたら、自分で調節します。
学校に間に合わないとか、受験勉強が間に合わないとか、バイトに遅れるとか、遊びに行くためには睡眠を削る必要があるとか、24時間戦えますかとか。(古いな)
そして大人になるとずっと続きますよね。
「そうは言っても寝ていられない」
ね。
起きなきゃいけないですよね、お互いに。
いやー、ぐっすり寝られる子供が羨ましい!
子供時代の特権と思って、今だけでもゆっくり寝かせてあげてください。
いいな。子供いいな。
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私です!
過敏性腸症候群も持ってますし、すっごく眠い。大人になった今もです(笑)
高校生まで6時起きで10時には寝てましたし(受験生でもテスト前でもおかまいなし)生活リズムはほとんど狂ってなかったですが、それでも日中眠い眠い。
自律神経とは全く思ってなかったです。
眠い方ですね!
眠いときはぜひ寝てください。(笑)