前回の続き。
しつこく親の育て方と不登校について。
僕は東京ディズニーランドと同い年だからしつこいんだっ!(やっぱり弱そう)
どうしても親の育て方のせいにしようとする人がいるって話。
そんなことはあり得なくて、あるとしたらアナタの家だけ江戸時代ですか? って話をした。
ひょっとして鎖国中?
ママ友だか義母だかペリーだか知らないけど、外野の意見に惑わされちゃってません?
じゃあいいよ。
じゃあこうしよう。
親のせいだってことにして、今からでも厳しくしつけたとする。
学校に行かないなんて甘えだ!
断固許さない!
開国しない! 黒船出てけ!
するとどうなるか。
まぁ爆発する。
大爆発。
力の限り暴れたり、塞ぎ込んだり、大きな反応を見せる。
それでもめげずに「学校に行きなさい(゚Д゚)ゴルァ!!」を繰り返す。
どうなるか?
実は、そのうち学校に行くことが、結構ある。
親が断じて不登校を許容しない場合、子が諦めて登校する。
子供は親が大好きだから。
親は神様だから、神様がそういうなら、折れるしかない。
で。
これってめでたしめでたし?
「学校は嫌だけど、我慢して行かないといけない」
「みんなやっているのに自分だけできないなんて弱虫だ」
「この世って辛く厳しい場所だ」
「親は自分の言うことなんて聞こうとしない」
こんなモヤモヤを引っ張り続けることになると、僕は思う。
その先どうなる?
このモヤモヤを、10年も20年も50年も引きずる。
「がんばらないといけない」
「親も見てくれない自分に価値はない」
「だから人一倍努力し続ける必要がある」
「自分は頑張っているのに、やらないアイツはずるい!」
こんな生きづらさを携えて、その後の人生を送ることにならないだろうか。
自己肯定感をひどく下げて。
自分にフタをして、とにかく頑張り続ける人生だ。
頑張って頑張って、さらに頑張って。
そして、この生きづらさを他人にも、さらに次世代(この子の子供)にも強要する。
不幸の連鎖だ。
不登校は親のせいではない。
でも、この連鎖を食い止めるのは、親御さんにしかできない重要な役割だ。
物事が変になるには、必ず理由がある。
↓こんな奇祭だって、
こうなった深〜い理由があるのだ。
知らんけど。
不登校という『変』(イレギュラーという意味であえてこの言葉を使う)なこと。
そうなった理由は?
育て方ではなく、生まれ持った性質だ。
まずそこに立ち返らないといけない。
今起きている『結果』に振り回されず、そもそもの『原因』をみないと。
下流で騒いでも仕方ない。
上流で、止める。
そもそもの原因は何か?
もともと『合わない』子だった。
そこを認めてあげてほしい。
もちろん、親のせいにしたい気持ちも分かる。
育て方のせいなら、今からしつけ直せばやり直せるかもしれない。
「普通」になるかも⁉︎ と期待する。
でもそれじゃ無理なことは、親御さんもよく分かっているでしょう?
上流で、止める。
『合わない』子なら、合う場所を見つけるのが正攻法だ。
これを「開国する」と言う。(言わない)
そもそもですよ。
家の環境がいいから不登校になるわけで。
学校と自宅、相対的に居心地がいい方で過ごしたいのが普通でしょう?
不登校の子は、周囲の目や自責の念や将来の不安なんかを加味した上で、
それでも自宅の方が居心地が良いから不登校を選んでいるわけで。
学校より家のほうが『合う』から不登校してる。
僕なんて、自宅の居心地が悪すぎて(虐待家庭育ち)、一度も不登校したいと思わなかったもの。
友達いなくて勉強も運動もできなくて、なんで生きてるの死ねば? くらいの立ち位置だったけど、それでも学校に行きたかった。
だから自信を持って不登校させていいと思うのだけれど。
不登校は子の特性で、親の育て方ではない。
そしてそんな特性を持ったお子さんに寄り添えるのは、親御さんしかいないと思っている。
外野の意見に惑わされないでほしい。
外野とは、ママ友とか親戚とかペリーとかだ。(特にペリーに気をつけて)
あいにく今は、特性を持った子がそのまま許容される社会ではないのかもしれない。
でもこの子が「自分はこのままで大丈夫」と思えれば、『この子の中では』優しい世界になる。
『この子の中では』開国する。
これってすごく重要。
開国すると、人の善意が受け取れるようになる。
他国との交易が盛んになる。(ちょっと何言ってるかわかんない)
10年後、20年後、50年後の優しい世界を与えてあげられるのって、親御さんだけだと思う。
次世代まで連鎖すれば、優しい世界が100年続くかもしれない。
ヤベー、ちょっと開国してくるわ!
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この答えが知りたくて。。1年近くセッション続けてました。
初めから、相談先で、ここにこたえかいてるよーーって教えて欲しかった。。
書いてくれてありがとう
ある大学のその道では有名な先生に、子供の不登校は100%親の育て方に問題がある!と言われて、その時ボロボロの心だった私はより一層砕かれ、正常な思考ができなくなって、鬱になった。
そうかなあ…私は親のせい、というか家族のせいで学校行けなくなったと思ってるけどなあ
まあ、家にも学校にも居場所はないから不登校通り越して学校やめたから厳密には不登校ではないのだけど
先生の書いてる内容は理解できるし、子供のときの自分の思っていたことを代弁してくれてるように感じることが多い
でも、不登校は親のせいではないその子の性質だっていう、これは納得できないのです…